植草一秀氏「万死に値する安倍晋三氏TPP参加表明」と「NHK大越記者腑抜け質疑」

植草一秀@政策連合 @uekusa_kazuhide

連投1　3月16日付ブログ記事「安倍氏TPP交渉参加表明NHK大越記者腰抜け質疑」http://t.co/tHtWHHKr5sメルマガ第518号記事「万死に値する安倍晋三氏のＴＰＰ交渉参加表明」http://t.co/HTrnE5eSIi より一部転載

植草一秀@政策連合 @uekusa_kazuhide

連投2　安倍晋三氏がＴＰＰ交渉に参加することを表明した。記者会見もおざなりの対応。質疑応答を担当者は、質問者を固有名詞で指名。差し障りのない質問をする記者をあらかじめ決めて、その記者からの質問だけを受けているのだろう。「やらせ」記者会見と言って差し支えない。

植草一秀@政策連合 @uekusa_kazuhide

連投3　このような重大な事案の記者会見をするのなら、時間を十分に取り、広く質問を受けるべき。ＴＰＰは郵政民営化のマグニチュードをはるかに超える影響力のある施策。郵政民営化がマグニチュード８なら、ＴＰＰはマグニチュード９ないし１０に匹敵するインパクトを持つ。

植草一秀@政策連合 @uekusa_kazuhide

連投4　TPP参加の問題点は以下の５点。１．日本の農業が破壊される。同時に、日本の文化、伝統、共同体社会が破壊される。２．国民の生命・安全・健康を守るための諸制度が破壊される。３．公的医療保険制度の根幹が破壊される。４．共済制度が破壊される。５．ISDS条項で国家主権が失われる。

植草一秀@政策連合 @uekusa_kazuhide

連投5　最大のポイントは５のＩＳＤＳ条項にある。これを呑まないなら、救いの道は出てくる。ＩＳＤＳ条項は国家主権の上に、裁定機関の決定を置く取り決めである。この条項があるから、さまざまな制度の崩壊を防ぐことができなくなるのである。

植草一秀@政策連合 @uekusa_kazuhide

連投6　安倍晋三氏はＮＨＫニュースウォッチ９に出演した。ＮＨＫを代表する偏向記者である大越健介氏が「やらせインタビュー」を行った。自民党が決議した内容について、井上あさひ氏が質問した場面で、大越氏が本性を表わした。

植草一秀@政策連合 @uekusa_kazuhide

連投7　自民党決議は、 １．コメ、牛肉、乳製品、砂糖、小麦の５品目を関税撤廃の例外とする ２．国民皆保険を守る ３．日本の主張が受け入れられない場合にはＴＰＰ撤退を辞さない　の三つだった。

植草一秀@政策連合 @uekusa_kazuhide

連投8　これに対する安倍氏の発言ですべてが明らかになっている。安倍氏はこう言った。「国民皆保険を守ることは確約する。しかし、例外５品目については、できる限りの対応を取る。できる限りの対応とは、関税撤廃の緩和措置および国内対策のこと」

植草一秀@政策連合 @uekusa_kazuhide

連投9　つまり、国民皆保険は守るが関税撤廃の例外設定は実現できないことを示したのである。ガスだけ抜くが、根幹はすでに決まっている。完全な「出来レース」である。

植草一秀@政策連合 @uekusa_kazuhide

連投10　まともなインタビュアーであるなら、ここで、「例外５品目が認められない場合には交渉から撤退するとの判断をするのか」と詰めるべきである。安倍氏は、これに対して明確な回答を示さないはずだ。

植草一秀@政策連合 @uekusa_kazuhide

連投11　このことによって、例外５品目については、「必ず守る」事項ではなく、「単なるガス抜き、リップサービス」であることが明白になる。これがスタジオインタビューを行う意味なのだ。大越氏はここですかさず話題を変える。痛い御用記者。