【インタビュー】【キンドル】自称インディーズ作家・ヘリベマルヲ(@ez_door)は何の夢を見るか
- meteor_showr2
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@meteor_showr2 ブコウスキーはくそまじめなんですよね。彼の墓には「Don't try」と刻まれていますが、あれは「Just do it」とつづくものだと思います。かれは虐待されて育ったことについて書いているので、そのあたりにも自然に共感できます。
2013-03-16 23:28:03@meteor_showr2 かれの職業観は実はすごくまじめで、そういう方から較べたら、おれなんか恥ずかしい生き方をしてます。じつのところ、ひどい話ですけど、震災のおかげで食いつないだようなもんなんです。内陸部はたいした被害がなかったのに、被災地支援と称して企業誘致があったので。
2013-03-16 23:04:40@ez_door 3.11の主要被災地域のすぐとなりに住んでらっしゃるんですか?やっぱり揺れました?その経験は作品や考え方に影響をおよぼすものだったんでしょうか。
2013-03-16 23:13:08@meteor_showr2 生まれも育ちも仙台です。内陸部に住んでいます。震災ではまったく苦労していません。なのに住むのに不自由ないアパートが半壊認定され、義援金で食いつなぐことができました。うしろめたいです。困ったのは医者がばっくれてパキシルの離脱症状になったことです。
2013-03-16 23:22:24@meteor_showr2 あっ、ちがいますよ(笑)。あんまり頭が悪いんで、覚醒剤のめばマシになるんじゃないかと思って、鬱病のふりをして処方してもらったんです。これまで三人の医者から医学的には問題ないと診断されてます。でも性格が異常だそうです。一生治らないといわれました。
2013-03-16 23:45:38@meteor_showr2 アーヴィングは『あの川のほとりで』のなかで、「周縁から書く」ということについて書いています。同時多発テロの時代に生きればそのことについて書きたくなるものですが、その場にいなかった以上は、部外者の立場から書く態度を選びたいと思います。
2013-03-16 23:25:37@ez_door 文章作品のジャンルで「インディーズ」という、音楽ジャンルとの相似性を柱にすえて書かれているのは、イメージしやすくていいですよね。
2013-03-16 22:28:38@meteor_showr2 音楽にあるんだから文芸にあってもいいだろう、みたいな感じです。本来は「インディー」であって「ズ」はいらないのかもしれませんけど、そのへんは日本語としての語感重視で(笑)。
2013-03-16 22:34:37@meteor_showr2 ほかの本の売上げは現状、公にできないレベルなんですよ。なので、どうしたら一位を獲得できるか、みたいなことは発言する資格がありません(笑)。ただ最初は販路を絞るべきだというのはわかりました。これをきっかけにほかの本も売っていこうと思います。
2013-03-16 22:30:57@ez_door ノンフィクションで書き手が必要としている情報を提供しつつ、それを呼び水として本命である小説のほうにも興味をもってもらう、という戦略は、実は私もすごく意識していまして。現状、キンドルストアではなくて小説サイトに上げた無料作品ですが。
2013-03-16 22:34:03@meteor_showr2 たぶん、現状ではそれが有利なんだと思います。いいことかどうか考えると、個人的には首ひねっちゃいますが。どうも本そのものよりも、「本がどうなるか」「それで喰えるか」みたいなことにまず関心が集まってるみたいなんですよ。本は二の次みたいな。
2013-03-16 22:39:07@ez_door 私もそんな感覚をずっと持っています。電子書籍元年と言われた2010年iPad発売以降、厳密には電子書籍ブームじゃなくて電子書籍論ブーム、電子書籍技術ブームがあるだけで、肝心の中身の話のほうで盛り上がっているのを見かけません。
2013-03-16 22:41:51@meteor_showr2 三年前はしょうがなかったと思うんですよ。「電子書籍」に興味をもったとしても、現物がなかったですからね。でも、ようやく実際に読めるようになってきたのに、みんな商売にしか関心ないのか……という感じですね。アフィとデイトレの中間みたいな存在になっちゃった。
2013-03-16 22:46:16@ez_door そうですよね。ひとつ考えてる仮説は、文章を読んだり書いたりする人はわりとローテクでブログや小説サイトを利用するだけで手いっぱい、あるいは十分と感じていて、新しく電子書籍技術にアクセスしにくいのかなというものです。紙書籍出版社の多くももそうかもしれない。
2013-03-16 22:52:40@meteor_showr2 それはあるでしょうねぇ。というか、ふつうのひとは宇仁田ゆみさんの漫画が数百円でスマホで読めることも知らないと思います。それ以前にAmazonすら使ったことないひとが多いんじゃないでしょうか。いまのところ電子書籍はガジェット好きのおっさんの玩具かと。
2013-03-16 22:58:03@ez_door そうそう、ハイテクが好きなのってやっぱり男性が優勢で、数万円のタブレット端末とかをすぐ買えるのは、おじさん~新卒世代が主になってきますよね。
2013-03-16 23:06:17@ez_door アマゾンは私のまわりではけっこう利用している人がいる印象です。だから、アマゾンのキンドルストアは、電子書籍販売の本命だなと感じていて。あー、でもそういえば田舎の両親はネットすら使ってないなあ。
2013-03-16 23:02:41@meteor_showr2 そのへんの格差って大きいですよね。意外に。たぶん世代や地方によっては、楽天には親しんでいてもAmazonは知らない、みたいなひとが多いと思います。ごくふつうの若い女性があたりまえに利用するようになったときが本命でしょうねぇ。
2013-03-16 23:10:29@meteor_showr2 おれ今年38で時給800円ですけど、おれのまわりにはそういうやつ、けっこういるんですよ。格差がはげしい世代なんです。妻子がいて家持ちで、「数万円のタブレットをすぐ買える」ような30代男性のためのものが電子書籍なのだとしたら、おれとは無縁の世界ですね。
2013-03-16 23:15:58@meteor_showr2 Appleはむかしから教育分野に熱心で、iPadとiBooksも教科書をめざす部分が大きいと思うんですけど、どれだけの子どもがそんな教育を受けられるかと考えると……一方ではおなじ国で、宗教の方針でランプと馬車で暮らしてる家庭もあるわけですから。
2013-03-16 23:36:31@ez_door 電子書籍をごくふつうの若い女性が利用する、というのは、たしかに現状まだ想像しにくい。インディーズ作家で成功する道のりはまだ長く険しそうです。。
2013-03-16 23:24:13@ez_door そんな具体的な数字まで言っていただけるとは。。!まさに「失われた世代」にあたるわけですね。iPadのアップル公式サイトを見ると、やはり生活に余裕のあるホワイトカラー層に訴求するような作りになってる気がします。
2013-03-16 23:28:16@ez_door でも、そういう人たちと違う生活だからこそ書けることもあると思いますし、彼らにとっての非日常を描きやすい、と考えれば、作家として強みになるかもしれません。
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