今日の英語教師志望者へのスカイプ講座から、英語面接のコツを抜粋して紹介します。英語面接で、What is your opinion on bullying?(いじめについてどう考えますか)と聞かれたら、英語でどう答えたらよいでしょうか?
2013-03-01 20:49:13オウム返しに、My opinion is that ...とか、I think that ... なんて言うのは平凡でつまらないですよね。また、日本語面接で言うことをそのまま、ぎこちない英語に直訳して言っても相手の心は動かせません。そうです。英語面接でも聞き手の心を動かすのです。
2013-03-01 20:50:36Bullying destroys human dignity. Bullying leaves deep scars in the heart of the victim. Bullying should have no place in education.(続く)
2013-03-01 20:52:45(続き)Therefore, teachers' responsibility to stop bullying at school is of grave importance.(続く)
2013-03-01 20:53:13(続き)Teachers should continuously encourage students to hold compassion to each other and to never have resort to hurting others.(以下省略)
2013-03-01 20:53:57どうでしょうか?英語でもちょっと人を感動させる答えになっていないでしょうか。今の英語の意味は、「いじめは人間の尊厳を壊します。いじめは被害者の心に深い傷をつけます。いじめは教育の場にあってはならないものです。(続く)
2013-03-01 20:55:24(続き)だから、教師は学校でのいじめを止めるという重大な責任を負っています。教師はやむことなく子どもたちにお互いの心を認め合い、そして、他者を傷つけないように行動するよう指導し続けなければならないのです」といった感じです。これを先程のような簡潔な英語で言えればOKです。
2013-03-01 20:57:28もうひとつやってみましょう。英語の質問は、What is your opinion on corporal punishment?(体罰についてどう思いますか)です。さあ、これに英語でどう答えますか。例えば、次のように答えてみてはどうでしょうか?
2013-03-01 20:58:41Violence and fear may be able to force students to do something, but violence and fear can never educate children. (続く)
2013-03-01 20:59:01(続き)Education relies on trust and understanding between teachers and children.(続く)
2013-03-01 20:59:41(続き)When a teacher invokes corporal punishment, he/she stops teaching. When violence comes in, education goes away.(以下省略)
2013-03-01 21:00:03英語の意味は、「暴力と恐怖は子どもに無理やり何かを強制することはできるかもしれない。しかし、暴力と恐怖で子どもを教育することはできない。教育は教師と生徒の間の信頼と理解によって成り立つものだ。教師が体罰にはしるとき、教師は教育することをやめる。(続く)
2013-03-01 21:01:59(続き)暴力と恐怖が訪れるとき、教育は消え去ってしまう。」 こんな感じですかね。 これをスラスラと先程のようなコンパクトでインパクトが取れる英語で話せればネイティブの心だって動かせます。
2013-03-01 21:03:05要は、My opinion is とか、I think thatといった平凡で退屈な英語を話さないことです。いじめなら、例えば、Bullying should have no place in education.とかカッコよく語りましょう。
2013-03-01 21:04:28体罰なら、When violence comes in, education goes away. のようなインパクトフレーズをさらりと語ることで聞き手の共感と感動を勝ち取ることができます。
2013-03-01 21:05:53英語面接の演習は、ただネイティブと話す駅前留学ではありません。レトリック理論と表現技法の研究に基づいたスピーチライティングに他なりません。ネイティブと話していたら英語面接に強くなるなんてことはあり得ません。ならば日本語で話しているだけで日本語面接が上手くなるはずです。
2013-03-01 21:08:03私は、日本語面接も英語面接も同じクオリティで指導します。日本語で話した時に幼稚で平凡でダメな内容は、英語で話しても上手く聞こえるわけがありません。英語にすればいいというものではありません。インパクトがなく、感動がない英語では、英語面接は勝ち抜けません。
2013-03-01 21:10:56と、こんな指導をいつも繰り返しているので、英語教師志望者の受講生は、いつも大変です(微笑)。妥協を許さないレベルで語らせるのが私の流儀なので、常にネイティブの名スピーチ以上の英語の語りを求めます。英語教師志望の受講生の皆さん、お疲れ様です(微笑)。
2013-03-01 21:13:50