「人間はいろいろな問題について どう考えていけば良いのか」(森博嗣)読書メモ

『』かっこが引用文です。個人的なメモです。ひとりごとが交じっています。
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いちのせき @Ichinoseki

終盤の「庭の手入れ」と「抽象的思考力の育て方」のたとえが素敵でした→『毎日毎日、自分の思考空間を観察して回り、具体的な雑草を見つけたら抜き、こんなのがあれば良いなというものの種を蒔く、そういう手入れを少しずつ続けてこそ、ゆっくりと、次第に表れてくるものなのではないか。』(森博嗣)

2013-03-20 17:28:57
いちのせき @Ichinoseki

それと、人間の頭は「自然(生物的な)」という捉え方、人間の頭脳が考える論理は「人工的」なものであるが、思いつきや発想は「自然」から生まれるもので、思う通りにはままならない、という考え方。だから庭のように土壌を手入れして、こつこつ見て回って、好きな種を蒔いていく。いいな。

2013-03-20 17:35:23
いちのせき @Ichinoseki

というか、この本の執筆時間が10時間ほどということに驚き…。小説を書くときも、抽象的なイメージからタイトルを決めたら(←最初に決めるそう)メモは一切取らないまま、3ヶ月ほどぼんやりとイメージするんだそう。そうして執筆にあたるそう。。

2013-03-20 17:40:59
いちのせき @Ichinoseki

『メモを取ろうと思った瞬間に、つまり、言葉にしようとすることで失われるものが多すぎる。どうせ最後は言葉にするのだ。メモよりは、本文を書く方が言葉の数が多いので、失われるものは最小限になる。発想したときメモを取るくらいなら、発想しながら本文を書いた方が効率的だ。』(森博嗣)

2013-03-20 17:43:18
いちのせき @Ichinoseki

『覚えているだけなので、忘れてしまうものもあるが、忘れたのはインパクトがない証拠だから、自然淘汰というものだ、と思う。』(森博嗣)

2013-03-20 17:44:17
いちのせき @Ichinoseki

スカイ・クロラもそんなふうに書かれたのか。すごいな。物書きさんの思考や生活に(一生使い切れないほどの印税を得たとかそんな話も。)触れられて、とても良い本でした。

2013-03-20 17:47:12
いちのせき @Ichinoseki

自分も、「とか」や「そんな」「みたいな」などを多用するクセを自認していて、たびたび曖昧だよなぁ、と反省したりもするのですが、それはひとえに可能性を限定してしまう気がするからなのですよね。具体的に絞ることでこぼれ落ちる物がもったいなかったり怖かったりして。

2013-03-20 17:50:12
いちのせき @Ichinoseki

そのあたり、「論理的思考」と「抽象的思考」にはどちらか一方が良いということはなく、セットで必要ということが再認識できました。加えて「具体的行動」もやっぱり必要、と。頭の中の思考の庭を育んでいきます。感想おしまい。 森博嗣「人間はいろいろな問題について どう考えていけば良いのか」

2013-03-20 17:53:00