川内博史氏( @kawauchihiroshi )の福島第一原発1号炉建屋視察報告

気になる連続ツイートだったのでまとめました。
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川内 博史 @kawauchihiroshi

福島第一原発1号原子炉建屋視察報告。今回の視察で分かったことは、1号の水素爆発は最上階の5階ではなく、ひとつ下、非常用復水器のある4階で起こったのではないか、ということ。そう考える根拠を2つあげたい。4階と5階の間、即ち4階の天井5階の床には、大きな機材搬入の為の穴がある。

2013-03-17 15:07:29
川内 博史 @kawauchihiroshi

この大物搬入口は、5メートル四方。作業時には、労働安全衛生法上の義務として、転落防止の為の手摺が設置される。作業時以外は、重さ1.5トンの鉄板で塞がれている。即ち、手摺があるかないかが、搬入口が閉じていたか、開いていたかの判断の分かれ目になる。では、実際にはどうだったのか?

2013-03-17 16:30:19
川内 博史 @kawauchihiroshi

原子炉建屋4階から天井を見上げると、五メートル四方の搬入口が、パックリと空いていた。肝腎の手摺はどうか?手摺は、無かった。手摺が無いということは、鉄板が閉まっていた筈。同行した東電社員も確認した。では、なぜ鉄板が無いのか?即ち、4階の水素爆発で吹き飛ばされたのではないか?

2013-03-17 16:37:34
川内 博史 @kawauchihiroshi

4階天井、5階床の大物搬入口。4階での水素爆発で下から上へ吹き上げられた、だから現在は、パックリ口を空けているのではないか、と考えるのが自然。実際、国会事故調のヒヤリングでも当時、現場の作業責任者が、大物搬入口の蓋を閉めた、と証言している。今回の視察で、その証言が裏付けられた。

2013-03-17 16:44:10
川内 博史 @kawauchihiroshi

もうひとつ、4階で水素爆発が起きてたのではないか、という根拠を示す。4階非常用復水器のすぐ横を、主蒸気管が垂直に通っている。この主蒸気管の、物凄く分厚い被覆材が凄まじい勢いでめくり上がっているのだ。非常用復水器の蒸気ラインの被覆材も同様だ。4階の凄まじい損壊の状況も合わせ考えると

2013-03-17 16:53:11
川内 博史 @kawauchihiroshi

この被覆材の捲れは、爆発の影響以外の何者でもない。1号原子炉建屋は、最上階の5階ではなく、ひとつ下の非常用復水器が設置されている4階で水素爆発が起きたと考える方が、水平方向に爆発していた爆発映像も考えあわせると、自然である。同行した東電社員も、否定できない、と認めていた。

2013-03-17 17:03:34
川内 博史 @kawauchihiroshi

現場を実際に、自分で確認し、私が知り得たことで、皆に報告をしなければならないことが、まだ他にもあるが、次回に回す。しかし、水素爆発が5階でなく、4階で起きていたとすれば、何故水素が4階に溜まったのかを解明しなければならない。これまでの、政府や東電の説明では説明できないからだ。

2013-03-17 17:12:14