為末大さん@daijapanの「【結果主義の弊害】について 結果を出そうと努力工夫する事と、結果には必ず原因があると考える事は実は違う。」
プロセスか結果か、という議論がよくあるけれど、それは結果がわかった後かそれともわかる前かで随分違うように思う。結果はもちろん大切だけれど、結果が全てだと思い過ぎるとプロセスが実は保守的になるのではないかと僕は思っている。
2013-03-28 14:18:54テレビで救急患者受け入れを病院側が拒否するというニュースを見た。結果だけで判断されるのであれば、緊急を要する患者ほど避けたくなるのではないか。緊急患者は当然助かる確率が低く、どんなにいい治療を施しても助からない可能性が高い。結果で判断されるとどんなプロセスを経ても失敗は悪になる
2013-03-28 14:22:33生存率10%の患者10人の内2人助けた医者と、生存率50%の患者10人の内4人を助けた医者。前者のプロセスの方が優れているけれど、助けた人数は後者の方が多い。結果主義が行き過ぎると、前者を裁いて後者を讃える傾向が出てくる。
2013-03-28 14:23:51結果主義が強すぎれば、人間は失敗した時に責任を転嫁する先が欲しくなる。そういう時に人間は前例主義に走り、マニュアル通りにやろうとするのではないか。失敗するしないは自分のせいではない。自分はいわれた通りにやっただけだというポジションが取れる。
2013-03-28 14:25:20結果を出そうと努力工夫する事と、結果には必ず原因があると考える事は実は違う。結果を出そうとして頑張って頑張って成功率30%から60%まで持ってきた。後はもう運に任せるしかない。どこまでいっても最後の最後は自分にはコントロールできない。
2013-03-28 14:31:14【終わり】運だと割り切る事と、努力不足を肯定する事はとても近くて、判断が難しいけれど、自分の感覚としては今の自分にできる精一杯をやるだけやって後は任せるというのが近かった。反対に結果に因果があると思う人はやるだけやりきった経験が少ないともいえるのではないか。
2013-03-28 14:34:54比喩です RT @umakemereal: @daijapan それも違います。医療倫理という本を読んでください。
2013-03-28 14:36:07@daijapan 医師として救急に携わっているものです。結果の判断だけでなく、その過程も夜間という制限を無視した、教科書的なことと照らされて裁判を受けることも拒否の原因です。頑張った、けど助けられなかったとき、罪になるならなかなか救急車を取ることが出来ないと思います。
2013-03-28 15:41:05やるだけやりきってそれでも成果が出なかった時に改めて考えればいいと思います RT @sakuraihiroki: 僕は自分で結果主義だと思うのですが、結果しか興味がないので。結果が出るまでやり続けるまでで、その間の過程はなんでもいいのだと思います。やれればいいじゃんみたいな。
2013-03-28 16:58:54