ショコラ先生の中世ご高説―オランダとスウェーデン編―

ねこがいました @nekoga_imashita

どれぐらい狂っていたかというと、当時のスウェーデン王グスタフ・アドルフは自分自身がサーベル騎兵として先陣切って突撃したりしたそうです。

ねこがいました @nekoga_imashita

当然、王を護衛する兵科も同じ騎兵、サーベル騎兵となるわけです。

ねこがいました @nekoga_imashita

おや、ここで一番最初の答えが出ましたね。

ねこがいました @nekoga_imashita

スウェーデン王の直属、近衛兵は近衛（サーベル）騎兵だった訳ですね。

ねこがいました @nekoga_imashita

……つまり前回の「騎士と銃兵どちらを近衛として使っていたか？」の正解は「どちらでもない」となってしまうのです。

ねこがいました @nekoga_imashita

あ、やめて！　石投げないで！　仕方ないじゃない、事実なんだから！

ねこがいました @nekoga_imashita

常人の考えでグスタフ・アドルフをはかっちゃいけないのです。

ねこがいました @nekoga_imashita

ちなみにこの人には「北方の獅子」とか言うあだ名が付けられてます。

ねこがいました @nekoga_imashita

さらにこの人は騎馬銃兵、騎馬で移動して降りて遊撃銃兵として戦う兵科を考案しました。その兵科の名前を竜騎兵（ドラグーン）と言います。

ねこがいました @nekoga_imashita

黒歴史ノートのキャラクターじゃないよ？　歴史上の人物だよ？

ねこがいました @nekoga_imashita

ちなみにこの人その厨臭さを吹き飛ばすぐらいの強キャラっぷりです。

ねこがいました @nekoga_imashita

三十年戦争においては傭兵隊長ヴァレンシュタインと唯一互角に十万人規模の兵力を動員出来た人です。

ねこがいました @nekoga_imashita

マグデブルクの略奪をしたティリー伯倒したのもこの人です。

ねこがいました @nekoga_imashita

はい、境界線上のホライゾン読者には馴染みある単語がちらほら出てきましたね。

ねこがいました @nekoga_imashita

３下以降でこの人は確実に出てくると思うので、期待して待つといいのでは無いでしょうか。

ねこがいました @nekoga_imashita

ちなみに「獅子王」という日本刀（源頼政が鵺退治の褒美として下賜された）もあるので、神格武装持って出てくるかも知れませんね。ついでに言うと獅子王は徳川家康から幕臣に与えられてます。

ねこがいました @nekoga_imashita

そんなわけで、かなり長くなってしまいましたが『オランダとスウェーデン　あるいはスペイン方陣と火器大隊』をお送りしました。

ねこがいました @nekoga_imashita

境界線上のホライゾン１下(p.521)でネシンバラがさらっと触れてる、オランダとスウェーデンのテルシオ対策というのは今回触れた話の内容ですね。

ねこがいました @nekoga_imashita

長々とお目汚し失礼しました。おしまい

ねこがいました @nekoga_imashita

次回：■三十年戦争：新教と旧教　もしくは　■北方の獅子と傭兵隊長