薬学たんの医薬品と食品講座(?)
- Yakugakutan
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さて、今度は医薬品についてです まずは医薬部外品ですが、これは簡単に言えばコンビニで売っている医薬品らしきものたちです 具体的には一部の胃腸薬や、うがい薬、薬用化粧品などですね
2013-04-03 04:11:57ちなみに私の手持ちの虫除けスプレーも医薬部外品でした これらは小売販売する際には特別な許可を必要としないため、コンビニでも売ることができるんですね もちろん薬局でも売ることができます
2013-04-03 04:25:14また、薬用○○みたいなものは大方医薬部外品だったりしますね これらは誰にでも明確に効果を発揮するものではなく、言うなれば「医薬品より効能が緩やかなもの」ですね ここの分類は、薬事法によってなされます
2013-04-03 04:35:19一般用医薬品は、2009年の薬事法の改正でさらに「第一類医薬品」「第二類医薬品」「第三類医薬品」に分けられます 第一類に行くほど、医療用に近いと思ってください
2013-04-03 04:46:47第一類医薬品は薬剤師のみが販売することができます ドラッグストアで「なんでバファリンはあるのにロキソニンはないの?」なんて思いをした方もいるかと思いますが、それはロキソニンが第一類医薬品だからです 薬剤師さんがいないドラッグストアでは、ロキソニンは売れないんですね
2013-04-03 04:57:00ところでスイッチOTC薬はこの第一類医薬品に入ります スイッチOTCとは、医療用医薬品だったものが一般用医薬品となったものですね もともと医療用だった(つまり診察と処方箋が必要だった)ため、薬剤師さんと相談してみることが必須なのです
2013-04-03 05:01:09ところが、第二類医薬品は薬剤師さんでなくても販売できます 誰なら販売できるのかというと、登録販売者さんです(お勉強して資格を取る必要があります) 登録販売者は、2009年の薬事法改正とともに登場しました
2013-04-03 05:07:24第二類医薬品といえばバファリンやベンザブロックが有名ですね これらは販売する際に、服用上の注意などを説明する必要があります また、広告でも注意喚起する義務があります 「使用上の注意をよく読んで、用法・用量を守ってお使いください」というものですね
2013-04-03 05:12:51しかし、第三類医薬品はその必要がありません こちらは説明に関して法的な制限はないんですね(購入者が希望した場合は説明してくれます) 例えばハイチオールCやアリナミンEXプラスは第三類医薬品ですね
2013-04-03 05:15:38【まとめ】健康食品→明確な根拠なし 栄養機能食品→特定の基準をクリアしている トクホ→特定の審査を受け、個別に認可されている 医薬部外品→医薬品よりは弱いが、効能を認められている
2013-04-03 05:22:38【まとめ2】第一類医薬品→薬剤師のみ売れる 第二類医薬品→登録販売者でも売れる 第三類医薬品→登録販売者でも売れる(説明義務なし)
2013-04-03 05:23:07どうでしょう? 意外と知識が曖昧で、どれがどれだか分からなくなっていた方も多いと思います このことを、皆さんが”健康に良さそうなもの”を買うときに少し思い出していただければ幸いです と、締めて私は仮眠を取ります……おやすみなさい…
2013-04-03 05:27:06