娯楽における武術描写のリアルとリアリティ

時代劇映画・TV、小説、マンガ娯楽における武術描写のリアルとリアリティについて談義です。
43
科戸の風 @sinatonokaze

合気道に必要ないけど時代小説を書くのには必要で。「女性で武道家で殺陣を緻密に描ける」というのは結構ポイント高い気がする。 RT @hiyoMk2: あー。剣術と抜刀術はまるきり別物ですしねえ。合気道には必要ないのかもしれない。剣術は抜刀より更に苦手(笑)”

2013-04-05 13:17:43
我乱堂 @SagamiNoriaki

いやあ、別に知らなくても殺陣は書けますわ… RT @sinatonokaze: 合気道に必要ないけど時代小説を書くのには必要で。「女性で武道家で殺陣を緻密に描ける」というのは結構ポイント高い気がする。 RT @hiyoMk2: あー。剣術と抜刀術はまるきり別物ですしねえ(略

2013-04-05 13:23:03
我乱堂 @SagamiNoriaki

時代小説の殺陣に何を求めるのかというのはあるが、多くの時代小説家は剣道経験はあっても剣術やらの見識なんてたかが知れていると思うし、それはそれで構わないと思う…勿論、細密な殺陣を売り物にするという方向にいくのならまた話は別だけど…

2013-04-05 13:24:40
科戸の風 @sinatonokaze

書けることは書けるけど、読み手が納得するかどうか。正直「こらあかん」が多くて。自分が書く以上、柔術(捕手術)も剣術もきちんと描きたくて。 RT @SagamiNoriaki: いやあ、別に知らなくても殺陣は書けますわ…

2013-04-05 13:46:27
我乱堂 @SagamiNoriaki

その気持は解ります。すごく解ります…しかし、大半の読者はそういうことに興味ないですから…。 RT @sinatonokaze: 書けることは書けるけど、読み手が納得するかどうか。正直「こらあかん」が多くて。自分が書く以上、柔術(捕手術)も剣術もきちんと描きたくて

2013-04-05 13:47:57
武心インデックス @g369

クリエイターと体験というのは難しい所だ。何事も体験しないと書けない…というのならば、ハリー・ポッターシリーズの作者は魔法学校に入学し、魔法を遣って悪い魔法使いと命がけで戦った経験があることになってしまう。

2013-04-05 13:49:46
武心インデックス @g369

それは極論なのだが、経験が無いからこそ生み出せる妄想力というのも存在する。なまじっか知ってしまったら、リアルに引きずられて発想力に抑制がかかる。「そんな事出来るわけがない」「リアリティがない」と。だがそれは識っている者の立場であって、受け手の意見ではない

2013-04-05 13:51:33
武心インデックス @g369

ほとんどの武道、武術系の作品、また時代劇でも殺陣などは、修業者にとってまったくリアリティを感じないものだと思う。しかし一般の人から見れば、殴り合いのシーンで打撃が届かない間合いだとか、あからさまな大振りの打撃を受けてしまう達人とか、滑稽には感じないようである

2013-04-05 13:53:56
琴師 命 @kotoshimikoto

@g369 時代劇の殺陣は、一つの芸術であって、武道とは別物やと思てます。文章のは、人の想像力に負う部分が大きいので、殺陣に近い(動きを大きく見せたり、わかりやすい動きしたり)表現してる気はしますね。

2013-04-05 15:33:58
我乱堂 @SagamiNoriaki

ごく個人的な意見というか印象にしか過ぎないので、反論は当然あるというか「それは違う」という人もいると思うけど、菊地秀行先生って、『ザ古武道』の取材以降、イマジネーション…つーかハッタリの切れが落ちていったような…きがする…。

2013-04-05 13:57:38
武心インデックス @g369

譬えば刀の受け方ひとつでもいちいち色々書かなきゃいけなくなる。「刃で受ければ刃こぼれしてしまう。これでは長期戦は望めない。そこで最上は受けずに返す事だ。だがそれは余程の実力差があってこその妙境である。ではどうするのか?鎬で受ければ折れるか、良くても曲がる。」

2013-04-05 13:59:04
武心インデックス @g369

「では峰か?峰は刀のもっとも弱い部分とも言われている。古流武術の世界を見ると、刃で受ける流儀、鎬で受ける流儀、峰で受ける流儀と様々である。そもそも命がけの場で、刀が少々曲がったり欠けたりなど考えていられないというのも、一つの考え方であろう。」

2013-04-05 14:00:53
科戸の風 @sinatonokaze

ストーリー性、キャラ立ちに加えて、時代考証や殺陣の緻密な描写があれば、最大公約数の読者が獲得できるんじゃないかという気もするので。 RT @SagamiNoriaki: その気持は解ります。すごく解ります…しかし、大半の読者はそういうことに興味ないですから…。

2013-04-05 14:01:03
我乱堂 @SagamiNoriaki

池波正太郎風殺陣シーン。  二つの影が交差したかと思うと。 「う、う~ん」  と何処をどうしたものか、一方がうめき声をあげて崩れ落ちた。 ……厳密に引用すると違うだろうけど、まあだいたいこんな感じ。

2013-04-05 14:02:04
武心インデックス @g369

「彼の流儀ではどうするのか?鎬で受け、峰で流して返すのである。刃で受けるのは最悪の場合のみであり、また古刀の反りを用いる際には、峰を遣うことに重要な役割を果たすのだが、それはともかくただ受けたのでは刀が何振りあっても足りない。そこで大事となるのが体捌きである」

2013-04-05 14:02:56
武心インデックス @g369

とかを実在の流儀の受けのポイントとかまで比較して紹介してい漫画やアニメ、小説や時代劇があったら、さしもフォロワーさんの中でも読みたい人は一握りだと思う。

2013-04-05 14:04:10
武心インデックス @g369

とみ先生なんかはそこら辺上手なバランスだと思う。(データというか技術論が振武舘に偏っているけど) 個人的には美味しんぼくらいが絶妙なバランスだと思う。武術未経験者がわかったつもりになって薀蓄を垂れ流す感じ。

2013-04-05 14:06:01
我乱堂 @SagamiNoriaki

そうですね…さらにそれらに見合ったページ数と簡易かつ迫真性のある描写ができるといいのですが… @sinatonokaze ストーリー性、キャラ立ちに加えて、時代考証や殺陣の緻密な描写があれば、最大公約数の読者が獲得できるんじゃないかという気もするので

2013-04-05 14:12:23
我乱堂 @SagamiNoriaki

その昔、なつきクライシスという空手漫画があって、作者の方がインタビューで「けど読者はそういう武術の描写とかよりも、『なつきって部長とくっつくんですか』というファンレターの方がずっと多いんです」といわれてたのが印象的だったな…。

2013-04-05 14:14:59
我乱堂 @SagamiNoriaki

ザ古武道の解説で、菊地先生と同道していた火坂先生が書いてるけど、剣術の宗家がとある時代小説をだしてきて「この作者の方はうちの流派をよく研究している!…しかし、全然おもしろくないですな。もっとこう、お姫様を出すとかしないと読む気がおきないです」と答えてたとか…

2013-04-05 14:16:52
我乱堂 @SagamiNoriaki

いっそ荒唐無稽な話の方が面白く読める、と言われた武道家もおられたが、武術や格闘技の描写には、ある種の『不気味の谷』があるのだった…。

2013-04-05 14:19:34
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

@SagamiNoriaki @sinatonokaze 「カタ」は所詮「カタ」なのでそれを重視すると「カタ」の斬り合いでしかない訳で。藤沢周平とかでも「強い奴は強い」んですよ。それが狭いとか暗いとか疲労困憊だとか銃で撃たれたとか要因があって遮二無二やってようやっと主人公が勝つ。

2013-04-05 14:20:34
我乱堂 @SagamiNoriaki

@bubunken_web @sinatonokaze 七人の侍だって、あれも人を切る時の効果音とかつけたり、きっちりと「演出」してますものね…本当かどうかというのよりも、見ている人間が納得するかどうかってのが大切で、私は再三再四述べてますが、リアルとリアリティの違いっていうか…

2013-04-05 14:28:33
科戸の風 @sinatonokaze

「リアリティある殺陣」程度でとどめておきますか。(^^;; RT @SagamiNoriaki: @bubunken_web 本当かどうかというのよりも、見ている人間が納得するかどうかってのが大切で、私は再三再四述べてますが、リアルとリアリティの違いっていうか…”

2013-04-05 19:00:54
ちていのき @baritsu

リアルでいい、けどリアルのエッセンスだけ書くのが良いかと。これは素人にもリアルに見えるんです RT @sinatonokaze: 「リアリティある殺陣」程度でとどめておきますか。(^^;; RT @SagamiNoriaki: @bubunken_web

2013-04-05 19:21:56