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三色劇場~夜桜

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三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「き、着たままって…あっ、ああっ」俺を掴んでいる手が激しく上下に動かされた。性急な動きに、体がついていけなくて倒れそうになる。「うあ…だ、だめ…そ、そんな動かした…ら、でっ出ちゃ」「いいよ…出して」「うう…だ、だめ…汚しちゃ…ぅ着物…」「かまわないよ」

2013-04-10 01:08:35
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 俺がかまうんです! キッと目を向け訴える。着替えなんて持ってない。汚すわけにはいかない…。必死で堪えていると、それじゃあと彼は跪き、俺の裾をかき分けて頭をつっこんできた。「な、なん…」手を伸ばし動きを止めようとする前に、俺自身はもう彼の口の中に含まれた。

2013-04-10 01:09:11
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「はうっ…あ、ああ…」ぬめりと彼の舌が纏わりつく。きゅうっと吸われ唇をちゅくちゅくと滑らされた。「うあ…だめ、も…っ」たまらない快感が背筋を走り、くっと歯を食いしばった瞬間に、彼の口に吐き出してしまった。──目を開けると、名取さんがにこりと見上げている。

2013-04-10 01:09:45
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 目が合うと、ゴクリ、わざとらしく音を立て飲み込んだ。真っ赤になるのを見て満足そうに微笑む。「気持ち良かった?」「……」恥ずかしくて何も言えないでいると、体を反転させられ、ぐいと背中を押された。「あっ」木の幹に両手をつく格好で、着物の裾をたくし上げられた。

2013-04-10 01:10:45
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 腰から足先まで肌が露わになる。「だ、だめ…ひ…あっ」冷たいものが、後ろに塗られた。ぬちゅ、名取さんの指が俺の中に進入してくる。「はうっ…な、何を塗って」「ローション、無いときついだろう?」「な、何で持ってるんですか…!」「それは、用意周到と言うものだよ」

2013-04-10 01:11:20
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「なっ……今日は、花を見に、来たんでしょう…っ」「花より団子」「俺は団子じゃありません!」「団子より君が食べたい…」ぐちゅぐちゅと指が奥深くを進む。さらに本数を増やされ、広げられる感覚に思わず仰け反った。「あっ、んっ」「指をきゅうって…締め付けてくるよ」

2013-04-10 01:12:37
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「こ…こんな…肌出して…だ、だめなん…じゃ」妖に気配を感じ取られはしないかと、心配になって名取さんに必死に訴えたけれど。彼は大丈夫だよとたくし上げている手をそのままに、彼自身を慣らした部分に押し当ててきた。「あっ…んんっ」熱を持ったそれがめり込んでくる。

2013-04-10 01:13:17
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「うあっ…ああっ…ぐ」ローションでトロトロにされたそこはなんの抵抗もなく中へと誘う。それでも彼のもので押し広げられる圧迫感に、俺の体は大きく背筋を仰け反らし逃げようと反応する。「何で逃げるの…ほら、もっとこっちに」「はう! …っ」腰を強く引き寄せられた。

2013-04-10 01:13:56
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「…夏目、すごくいいよ…気持ちいい」「あ、あ」「……動くよ」「ま、待っ…うあっ、んっ」腰をがっしりと掴まれ、ぐいと突き上げられた。「あうっ、や…あ、ヒッ」木の幹に縋りつくように爪先立ちに逃げようとすれば、また彼のほうに引き戻される。「もっ…もう、あ…っ」

2013-04-10 01:15:13
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 押し寄せてくる快感に、立っているのもつらくガクガクと震える膝を摺り合わせる。「ダメだよ、足閉じたら」腿の間にするりと入った手に脚を開かされた。名取さんは足の間に入ってくる。ますます密着する体に俺はもう我慢できなくて腰を揺らした。「お願…い、も…名取さ…」

2013-04-10 01:16:14
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「お願い…って、夏目、自分で動いてるよ?」「だ、だって…っ、はうっ」「気持ちいい?」「い、…い、です…から…早く」「早く、何?」彼の息が耳にかかる。「うう…」「可愛いね、……でももう少し我慢して」そう言うと彼は俺の中から自身を引き抜いた。「ど、どうし…」

2013-04-10 01:17:21
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 出て行った熱を求め彼のほうを向く。するとそのまま体をくるっと回された。目の前の瞳が愛おしそうに俺を見つめてくる。恥ずかしくなって頬が熱くなった。赤くなった顔なんて見られたくないのに──彼は顔を寄せて、チュッとキスをした。「夏目…」ぎゅっと抱き寄せられた。

2013-04-10 01:18:08
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 名取さんは俺を地面に横たえた。「き、着物が…汚れ…」「大丈夫だよ、花びらの絨毯が出来てるから」「でも…」「夏目を抱きたい…」彼は俺の上に覆い被さり、そしてまた優しく俺を抱き締める。唇を重ねられ、口を開かれ舌を入れられ──漏れる喘ぎを吸い取られていった。

2013-04-10 01:18:59
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「夏目…」名取さんの掠れた声が俺を呼ぶ。お互いの熱が、はだけた下半身に触れて更に熱を持ってくる。「名取さん…」擦り付けられるその熱に、体の奥がジンジンと疼いてくる。欲しい…その俺を求めている、熱いものが…欲しい。「桜の花びらが、君にいっぱい付いてる…」

2013-04-10 01:21:09
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 甘く切なく、彼が呟く。「…もう散ってしまうのかな」寂しいね、と俺の頬を両手で包み込んだ。「でも来年になれば…、桜はまた咲きますよ」ぱっと散ってしまう桜だけれど、春になればまた花を咲かせる。俺がそう言うと、彼は一瞬目を見開き──そしてにっこりと微笑んだ。

2013-04-10 01:21:48
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「来年もまた、君と一緒に来たいな」いいかな? なんて余裕たっぷりに訊いてくる。それでもなんだか彼の瞳の奥に切実さを感じて、俺は「いいですよ」と素直に返事をした。来年だって再来年だって一緒に見に行きましょう。何年先だってこれからは二人で見に行きましょうよ。

2013-04-10 01:22:26
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「ありがとう」そう形取った彼の唇は、すぐに俺に押し当てられた。「んん…」「…ん、まだここ…濡れたままだ」「あっ…」指を入れられると、そこは欲しくてたまらないとでも言うようにヒクヒクと痙攣する。「…夏目」既にはだけている襟を、襦袢ごと強引に押し広げられた。

2013-04-10 01:23:05
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 名取さんの腕が肌を這い背中に回された。弾みで着物がずれ肩まで露わになる。「あ…脱げ…はぅっ」首筋をきつく吸われ、少し汗ばんだ肌を味わうように舌がそのまま肩へ鎖骨へ、そして胸へと下りてくる。敏感になった乳首に辿り着き、歯を立てられた。「うあ…あ…ひ、痛…」

2013-04-10 01:24:02
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「だめだ、もう…」体を起きあがらせると、俺の両膝を掴むように持ち上げた。布が滑り落ち、両足が晒される。「だ…だめ…足が」もう帯一本が辛うじて俺と着物を繋げているだけで、ほとんど身に纏っていない。どんどんと露わになっていく肌を、だめですと涙ながらに訴えた。

2013-04-10 01:24:45
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i だけれどその言葉はもう届かなくて…。ぐっと押し当てられ、一気に彼は入ってきた。「ああぁっ」奥へ届くと、彼のものは少しも待ってくれずに、激しく抽挿を繰り返した。「はう、あう…っ」激しい動きに我慢できず俺は何度も大きく仰け反る。広げられた布をぎゅっと掴んだ。

2013-04-10 01:25:30
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「ぅ…ああ…」名取さんは掴んでいた膝を離すと、再び覆い被さり俺の頭を抱きかかえた。「夏目…」片手を伸ばし、着物を握りしめている俺の手を優しく掴んで、自分の背中へと促した。「…ぁ…ハァ…」俺は名取さんの肩に顔を埋める。ぎゅっと背中に回した腕に力を入れた。

2013-04-10 01:26:16
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「そろそろ、イクね…」告げられた言葉に身体が強張った。「あっ…ああ…!」俺に入っている彼のものが急激に速さを持つ。パンッパンッと腰を打ち付けられ、最奥を何度も何度も突かれる。引き出されてはまた深々と突き入れられる責めを繰り返され、夢中で彼にしがみついた。

2013-04-10 01:27:02
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「あ、あんっ、ああ…っ!」激しすぎる快感に耐えられず首を振る。それなのに俺の体はもっともっとと名取さんを欲して──腰を浮かし、彼に押し付け──ください、とねだる。「な、なと…りさ…」「く…っ…夏目…」「い…いぃ……い…ぁ」「も…イキそう、夏目…イクよっ」

2013-04-10 01:27:52
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「うん、うん…イッて…い、…ひぁっ…ああっ!」激しく俺を揺さぶっていたものが、奥深くでビクンビクンと熱を吐き出した。「っ…」その熱に俺の中の欲求も、勢いよく外へ飛び出した。──ハアハアと息を荒げ彼を見上げる。名取さんも肩で息をしながら、満足げに俺を見た。

2013-04-10 01:28:24
三色 @mokamisama

@ss_shi_su_i 「夏目の格好、…すごく艶めかしい」「……誰のせいで」帯だけが腰に巻き付き、もうほとんど全裸だ…。「・・・で、どうするんですか」「どうしようかねえ」先ほどからざわざわと感じる──周りからの異様な妖気の数々……。「やっぱり、脱いじゃったのがマズかったかなぁ」

2013-04-10 01:29:10