ミスターゼロベクレルがフクシマの体内被曝はゼロと証明してくれた
【早野龍五氏の内部被曝報告】テレビでは今朝「東大の研究」として大宣伝されている。紙面では例えば日経朝刊 http://t.co/YU7MxMYRvZ
2013-04-11 07:39:25【早野龍五報告への留保1】6歳体重20kgの児童を例とする⇒Cs137の検出限界が250Bq/bodyならば12.5Bq/kgに相応する。それより少しでも低かったら「検出されなかった」又は「ゼロ」にされてしまう。体内残留濃度12.5Bq/kgは、決して取るに足らない量ではない。
2013-04-11 07:40:46【早野龍五報告への留保2】もし継続摂取を700日間維持していたとすると平衡時の公式;体内残存量=τ×I/ln2を使うと(但しIは毎日摂取量、τは実効半減期30日)、検出限界の子どもは⇒毎日摂取量 I=5.78(Bq/d)
2013-04-11 07:41:42【早野龍五報告への留保3】700日間の積算摂取量は⇒5.78*700=4050Bq。ICRPの預託実効線量係数9.6E-06(mSv/Bq)を適用すると⇒4050*9.6*10^(-6)=0.039mSv。Cs134を考慮すれば、その2倍弱。
2013-04-11 07:43:25【早野龍五報告への留保4】 欧州放射線リスク委員会ECRRの預託実効線量係数 1.3E-4(mSv/Bq)を適用すると、4050*1.3*10^(-4)=0.53mSv。Cs134を考えればその2倍弱で、決して取るに足らない数字ではない。
2013-04-11 07:44:29【早野龍五報告への留保5】 子どもの年齢が低く体重が少ないほど、検出限界によって内部被曝量は隠され、「検出されなかった」となってしまう。
2013-04-11 07:46:54【早野龍五報告への留保6】 ちなみに、15歳まで検出限界以下ということは、15歳の実効半減期100日を適用すると、その毎日摂取量は、I=250*ln2/100=1.73Bq/d 以下となる。決してゼロというわけではない。しかし、報道では「ゼロ」として伝わる。
2013-04-11 07:48:55【早野龍五報告の留保事項7】 ICRPでもECRRでも「被曝線量」は「内部被曝+外部被曝」である。 福島の子どもたちは、内部被曝以外に、「線量限度」の20倍である年間20mSvの外部被曝を、制度として強いられている。復興のための犠牲として止むを得ないというのか。
2013-04-11 07:50:15【早野龍五報告の留保事項8】 報道では低線量被曝に対する警戒感が微塵もない。チェルノブイリでも一旦低下した内部被曝量が10年後にぶり返している。早野氏の記者会見は、「福島はダイジョウブ」「福島に戻れ!」キャンペーン、「20mSvを安全基準に!」の主張には、とても貢献しそうだ。
2013-04-11 07:56:27