BA・ω・RU(ばる)著:Ttwitter小説大賞第3回応募作品まとめ

まとめました。 第二回大賞でボツった残念なネタたちはコチラ↓ http://togetter.com/li/102305
3
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き @chocolatesity

#twnovel 「大人の女は腹に爆弾抱えてんだぜ。月に一度爆発して血をばらまくんだって」クラスの男子の話を、少女は家で母親に報告した。「うちのママが時々爆発するのって、普通なのね」「ソウヨ。…アッ、ノンチャン逃ゲテ!マタ変ナすいっち入ッタワ!」母の体内からアラーム音が鳴り響く。

2011-03-05 00:04:06
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き @chocolatesity

涙涙笑笑笑笑笑笑涙笑涙笑涙笑涙涙笑涙涙笑笑笑涙笑涙涙涙涙涙涙笑涙涙涙涙笑涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙笑笑笑涙涙笑笑涙笑涙笑涙涙涙涙笑涙涙涙涙笑――走馬燈を見た80歳の老人は、幸福な表情で息を引き取った。 #twnovel

2011-05-07 14:20:28
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き @chocolatesity

#twnovel ツッコミが下手な私に、もう一緒に芸の道は極められないと相方は出ていった。永遠にも思える孤独な夜が続く。だが数ヶ月後、家の扉が開く音。「帰ったぞ。ほら土産」「ただの旅行かよ!」叫ぶ私。「やっと巧いツッコミ出来たな。でも涙は減点だ」相方は言う。自分も泣き顔のクセに。

2011-06-02 23:08:26
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き @chocolatesity

#twnovel 居間で裂きイカを食べながら、「おいしー!止まんなーい!」と彼女。「食べ過ぎるとイカになるよ」なんて冗談を言いながら、冷蔵庫からビールを取りに行く。そして居間に戻ったとき、何とそこには巨大なイカが。触手を触るとぬめぬめしている…「わっ、エッチ!」イカが怒った。

2011-09-20 00:36:49
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き @chocolatesity

心の汚れを取るため自ら洗濯機に入った。ぐるぐる回されながら、部下に仕事を押し付けたこと、請求書をちょろまかしたこと、浮気を隠すため妻に吐いた嘘などがどんどん水に溶けてゆく。終る頃にはすっかり落ちたが、体が縮んで出られない。助けを呼ぶにも、オギャーとしか叫べない。 #twnovel

2012-01-27 08:05:03
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き @chocolatesity

節分の風習をド忘れしてしまった。『鬼はそとーっ』て言いながら、何か投げるんだっけかな…。うろ覚えで、恵方巻きを投げてみた。妻の顔に当たった。「…くぉぅらぁあ!食い物を粗末にすんじゃねぇボケぇえ!!」顔を真っ赤にして怒る妻。しまった、間違えて鬼を家に呼んじゃった。 #twnovel

2012-02-03 08:05:06
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き @chocolatesity

魔法の力で永遠の若さを得た女がいた。ある日、老いを封じ込めた箱が満杯であるのに気づく。捨てるには自分に恋をした男へ手渡さねばならない。さもなければ、魔力が自分の元へ逆流する恐れがある。「という訳で、誰か目ぼしい男を連れて来い」「畏まりました乙姫様」海亀は答えた。 #twnovel

2012-05-29 21:25:03
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き @chocolatesity

5という数に何かと縁のある男がいた。朝5時起床、仕事は夕方5時終わり、住む部屋の号数は505。誕生日は5月5日で、結婚したのも同じ日付。だが、丁度5年目にして妻が出て行き、夫婦生活は終焉を迎えた。今、彼の心には大きな穴がポッカリ開いている。まるで5円玉のように。 #twnovel

2012-08-03 21:00:28
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き @chocolatesity

ある朝目覚めると勇者になっていた。「俺は勇者だ」「寝惚け眼で何言ってるの。顔洗ってらっしゃい」「俺は今朝から勇者になったんだってば」「ニンジン残す勇者がどこにいるの」「ねぇ、本当に勇者に…」「さっさと鞄持って学校行ってらっしゃい」レベル1じゃオカンすら倒せない。 #twnovel

2013-04-12 00:35:02
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き @chocolatesity

「小説の主役になるとしても #twnovel の主役だけはゴメンだ」男は言った。「どうして?」「だって、たった140字の人生だろ。命短すぎだよ」「可哀想に」「何が?」「これ #twnovel よ」男は驚愕する。「そんな、嘘だろオイ!」そして男は字数制限に飲み込まれていく。「誰か助

2013-04-12 01:25:09