男性消費社会から女性消費社会へ、男性企画社会から・・・?

東洋経済online(2012年12月6日(木)12:20)にもあるように、男性消費が低迷する中で女性消費は堅調に推移している。女性消費社会をターゲットにした企画立案が必要なのに、肝心の企画部門は男だらけ。女性企画社会に移行しないと、せっかくのビジネスチャンスを失うことになりかねない。http://president.jp/articles/-/7839?page=2
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shinshinohara @ShinShinohara

男性消費社会から女性消費社会に移行していることに疑いを差し挟む人はいないだろう。自動車、酒、料亭、スナックなど、男が牽引していた消費は低迷し、軽自動車、梅酒、おしゃれなレストラン、カフェなど、女性が牽引する消費が伸びている。なのに「男性企画社会」のままである。

2013-04-15 22:59:38
shinshinohara @ShinShinohara

企業社会の中では企画はほとんど男性ばかり。そして男性は過去の成功体験にとらわれて新しい視点を取り入れられない。このため、いまだに男性消費を想定した商品か、女性にウケないピントはずれの商品を企画してしまう。萎む一方の男性消費社会に的を当てている限り低迷は免れない。

2013-04-15 23:05:59
shinshinohara @ShinShinohara

女性は女性自身がほしいものを企画する。男性企画社会が生み出した商品に心くすぐる商品があまりに少ないのだ。代表例はマスキングテープ。もともと塗装の際の養生用の紙テープで、捨てるものだからカラーバリエーションが乏しく、まさに塗装の現場にしか使われていなかった。

2013-04-15 23:10:02
shinshinohara @ShinShinohara

ところがマスキングテープを工場見学した女性たちが妙なことを言い出す。「もっとカラフルで模様のあるものがほしい」男性である工場長は「何をバカなことを」と取り合わなかった。マスキングテープは塗装から守った後は捨てるためのテープ。そんなものをカラフルにしてどうするんだ、と。

2013-04-15 23:13:58
shinshinohara @ShinShinohara

しかしカラフルで模様のあるマスキングテープを試しに作ってみると、大変な反響を呼んだ。プレゼントの包装やお祝いのメッセージなど、デザインを豊かにするのに最適で、雑貨店の定番になった。いまや塗装の養生用としての販売額よりデザイン用のマスキングテープの方がはるかに市場が大きい。

2013-04-15 23:18:45
shinshinohara @ShinShinohara

男性企画だと「この商品はこんなもの」という固定観念が壊せないが、女性企画だと「どうせならこんな風にしたらよいのに」と、商品に新しい命を吹き込める。嫁さんのアイディアで面白いのは、「カラフルな塩ビ管」だ。塩ビ管は通常グレーと黒しかない。どうせ配管は隠すものだから、という固定観念だ。

2013-04-15 23:24:15
shinshinohara @ShinShinohara

しかしカラフルな塩ビ管ができたとしたらどうだろう?台所の排水管も隠す必要はなくなり、魅せるデザインに変わる。魅せるものになればかえって目詰まりしたときに露出しているから交換もしやすい。配管の色が違えばどこにつながる管なのかも判別しやすい。新たな需要を創出するだろう。

2013-04-15 23:28:51
shinshinohara @ShinShinohara

軽トラも男性企画が作ったものだから、ひたすら機能重視。しかし女性企画にすれば、かわいいデザインの車体になったり荷台を居住空間として活かしたり、女性に使いやすい魅力あるものができるだろう。しかし軽トラの企画に女性が入らない限り、女性にウケる軽トラは創られることはないだろう。

2013-04-15 23:32:58
shinshinohara @ShinShinohara

しかし塩ビ管を製造する企業に女性が企画することはない。軽トラの企画にも女性の視点が加わることはない。社会が女性消費社会に変わっているのに企画は男性ばかり。この不整合が国内消費を冷やしている。女性消費社会に適合するには、あらゆる分野で女性企画社会に変わらなければならない。

2013-04-15 23:36:54
shinshinohara @ShinShinohara

男性消費社会から女性消費社会に切り変わりつつあるならば、企画社会も男性企画社会から女性企画社会に切り替わらなければならない。それができなければ、男が日本をダメにしたと非難されても仕方ないだろう。

2013-04-15 23:39:23