【老松対談】山本浩二×内田樹

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光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

【老松対談】こんなところ(最前列の真横)で聞いていました! http://t.co/9lvqQJxBjO

2013-04-20 23:22:31
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光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

【老松対談1】西本願寺の敷舞台を見て、自分も道場に畳をめくって現われる敷舞台が欲しいと思った/老松でない老松もあり得ると知った(内田)現代画家として「老松」というテーマをもらって描いたのは、初めて/心臓の病気をして、死の近くまで行って、また絵で世界と戦いたいと思った(山本)

2013-04-20 22:44:04
光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

【老松対談2】写真のように描くリアリズムではなく、絵画を描くには何かが必要だと感じていたとき、新しい命としての新芽や死への接近としての枯れていく植物の造形に惹き付けられた/ローマのフォロ・ロマーノに自分の絵を置いてみて、そのスケールと時間と戦える絵が描きたいと思った(山本)

2013-04-20 22:47:10
光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

【老松対談3】内田先生「山本君は絵の具が塗るのが上手い(会場爆笑)」「山本君の絵には運動やねじれがあり、ビジュアルイメージ(視覚的)としてでなく、皮膚感覚として感じる」/山本画伯「画家は空間を描かないといけない」「自分の美意識の庭から片足だけ足を踏み出さないといけない」

2013-04-20 22:52:05
光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

【老松対談4】画家としては作者なので、自分の作品の鑑賞者になれない(山本)/僕は逆で自分の文章の読者になれる/画家は何がしかの媒介者ではないか/武道家としては、身体の中に自然力を通過させること、開放させることを感じている(内田)

2013-04-20 22:56:47
光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

【老松対談5】尾形光琳と酒井抱一の「燕子花」、カザルスとロストロポーヴィッツのバッハの無伴奏チェロ、ここに見る子弟関係は、最も敬愛する師とは敢えて同じことをしない弟子の構図があるのでは?(山本)/模倣や対立ではなく、師に近づこうとするが故に違ったモノになるのでは?(内田)

2013-04-20 23:00:46
光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

【老松対談6】能舞台において「老松」は磁場があり、コスモロジカルな構図、空間のねじれ、濃淡が出てくる(内田)/1000年の松にも年輪の一番外側は、1歳の生まれたばかりの生命、つまり、老松には「生と死が同居している」(山本)

2013-04-20 23:06:06
光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

【老松対談7】これからは「老松」のテーマを「ANOTHER NATURE」にフィードバックさせて、明日の「ANOTHER NATURE」を描きたい、という強い画伯のお言葉で対談は終わり、平川さんや安田先生、平尾さんらがコメント。内田先生と山本画伯の白熱した至福の時間であった。

2013-04-20 23:10:43
光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

【老松対談8】4月に再開した銀座の歌舞伎座のすぐそばにある永井画廊で来週27日まで個展は続きます。どうぞ山本浩二画伯の魂の絵画群を生で体験してみてください。きっと、多くをあなたの身体に語りかけてくれることでしょう!(完) http://t.co/dwNlrUW7Ts

2013-04-20 23:14:51
安田登 @eutonie

山本画伯と内田さんの対談で、師匠の真下にいるつもりだけれど全然違うものになる、というのはすごくよくわかりました。若い頃、マネをしろと言われて、かなりうまくマネたつもりが「馬鹿野郎!」と怒鳴られました。体も違うし、声も違う。マネをするという事はサル真似ではなくモノ真似なのです。

2013-04-21 00:21:32
安田登 @eutonie

モノ真似のモノとは「もののあはれ」のモノであり「ものおもひ」のモノであり「もののけ」のモノ。それとは示せないけれども確かにある何か。それを真似ることがモノ真似。で、そうすると見た目は全く違う。なぜなら真似をしている主体が違うから。見た目を同じにしようととするとモノが違ってしまう。

2013-04-21 00:24:00
安田登 @eutonie

でも、最初は何でもかんでも見た目を同じくしようとするところから始めることが大事。で、やればやるほど「馬鹿野郎!」と怒鳴られる回数が増え、その中で何かが伝わってくる…んじゃないかなぁ。

2013-04-21 00:24:46
平尾 剛 / 新刊『スポーツ3.0』(ミシマ社)絶賛発売中‼️ @rao_rug

おはようございます。老松、対談、打ち上げの余韻が残る朝です。いつもの話なはずなのに、まるで初めて聴く話のように身体に沁みいってくる。懐かしいのに新鮮で、印象に残った言葉は「良質な伝導体になる」。それから「師匠と弟子」について、お二人の考え方が微妙に違うところがへぇ~でした。

2013-04-21 09:34:05
平尾 剛 / 新刊『スポーツ3.0』(ミシマ社)絶賛発売中‼️ @rao_rug

「敢えて」師匠と違う手法をとることで何を為そうとしたのか。そこには「目論み」があるに違いない。画伯はそう考える。内田先生は師との対話を望む「結果として」手法が異なったと考える。今はまだ断片的にしか表現できないけれど、これからよくよく考えていかなあかんこととして深く心に残りました。

2013-04-21 09:50:39
内田樹 @levinassien

@yusuke_koshima 光嶋君、レポートありがとうございました。今日の対談はDiscover Japanという雑誌に掲載されるそうです。(>_<)

2013-04-20 23:27:01
久保 歩 @AmuKubo

内田樹氏に初めてお会いした。昨日は人生最良の日の一つである。と言っても、言葉を直接に交わせたわけではない。山本浩二というアーティストの対談のゲストとして呼ばれた内田氏の講話を、銀座の永井画廊で聞くことができたのだ。少し遅刻して行ったが、前から2列目、距離にして2mの場所に座れた★

2013-04-21 09:03:49
久保 歩 @AmuKubo

「内田樹に会った」というのは僕にとって、ロック少年が最盛期のビートルズにおけるジョンやポールに会ったのと同義である。氏の書籍を貪り読んで、生きていく力を蓄えた学生時代が懐かしい。ほとんどの本を買いそろえ、ボロボロになるまで読み返した。その著者が目の前で笑い、話をしているこの奇跡☆

2013-04-21 09:19:12
久保 歩 @AmuKubo

僕は内田氏の文章がもたらすドライヴ感の中毒者の一人で、予てご本人も感じの良い方に違いないと信じて疑わなかったが、果たしてその通りであった。まず、相手の話を聞く姿勢が素敵である。驚いたり、笑ったり、受け流したり、ジョークで盛り上げたり、一緒にいて本当に心地よくなる快闊な御仁である★

2013-04-21 09:31:14
久保 歩 @AmuKubo

内田氏は話せば天馬空を行くがごとくである。昨日は構造主義の哲学者レヴィナスと内田氏における師弟関係の在りようと、能における空間のねじれの話が印象的だった。あと、教育は方向性さえ間違わなければ、継承者に2代ほど凡人が続いても必ず後世に天才が出現するという教育の奇跡の話も面白かった★

2013-04-21 09:45:20