【シューニャリアーナ授業シリーズ】哲学者って夢見がち?現実的?
- L_O_Nihilum
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俺の場合、思想畑の人だと思っていた時は、自分の思想は自分の夢にしか過ぎないと思ったんだよな。その夢の根拠のための理論付けのために手掛かりを集めていたというか。というか、真理を見ようとせずに、自分の夢である想いを体現したい形として表現しているだけにすぎないというか。
2013-04-20 05:22:42半々当たりです
哲学とか思想の全員がそうってわけでもないけど、ガチで凄い理想を掲げるタイプの人は少なからずいますし、その人は超有名です
さ・ら・に、その「お前知らず知らず理想言っちゃってるけど、誰もお前と同じ色のジュースなんか飲まねえよ?」っていうツッコミをするタイプの哲学者も同時にいるわけです。
そんな話を今日はします
逆に様々な思想家たちの思想を集めて、最も妥当であるという思想に辿りついた方が、最大多数の最大幸福を実現できるから、政治思想としてはそちらの方が妥当になる。例えばだが、法家思想から儒家思想にシフトしていった古代中国なんかを考えても。
2013-04-20 05:25:00実際に喧嘩になった例、多数
実例…
【1】メレトス「此の男は!哲学と謳いながらウソの知識と間違った信仰を青年たちに教育してました!」
ソクラテス「おお、アテナイ市民よ!このカン違いした裁判官どーにかしてくださいっつの!」
【2】ヘーゲル「歴史は進歩してドイツに至るヒャッハー!!!」
ショーペンハウアー「はぁ?何言ってんのこの人?言ってる傍からナポレオンが征服しちゃってんじゃん?ブーメラン乙www絶対精神が世界とか駄ほら吹きもいいとこですわwww」
【3】ウィトゲンシュタイン「先生私はこのヘンの理論を…(と言いつつ火掻き棒を振り回す)」
ポパー「あっぶねぇよwwww火掻き棒振り回すなし」
(その後)ウィト『ポパーは間違っている! 間 違 っ て い る !』
【4】フッサール「ハイデガー、お前ナチスにハマるとか馬鹿なの?死ぬの?」
ハイデガー「ああん?言ってるお前は大学破門されますよユダヤ人ですから?」
フッサール「研究できれば独逸じゃなくてもええよ。サドガ島でもハチジョー島でもどこでもええから勝手に俺を蹴飛ばせばいいさ」
ハイデガー「八丈島と佐渡島なw。お前の現象学って意外と自文化中心主義的だったんだなワロスwww」
※いろいろ脚色はありますが全部本当にあった話です
お互いが信じる夢をぶつけ合えば喧嘩になるに決っているだろう。それこそ価値観の多様性という問題にぶつかる。思想を一律化することなど不可能だ。皆自分が理想だと思っている思想は持っているだろうが、それを自分以外の他人に当てはめてみたらそうだとは限らない。
2013-04-20 05:27:12それともそもそも個人の思想はどうあってもいいだろうが、それを他人に敷衍しようとする過程でどうしても社会的、政治的な働きが生まれてしまうな。
2013-04-20 05:28:44俺はゼミの頃思想家を多少かじった連中と何度かガチでやり取りしたが、喧嘩になると思い黙っている事のほうが多かったな。ローティの考えだって理想的だが矛盾点はある。後輩の一人は理想主義が嫌いで宗教思想をかじっていた俺によくつっかかってきたしな。今でもあいつは嫌いだが笑
2013-04-20 05:30:50論理的に正しいと思われることを言ったって好き嫌いは生まれるってもんだ。それがよく分かった瞬間だったと思う。そこで俺は思想のやり取りの馬鹿らしさを垣間見たから路線方向したんだろうか。大学院に俺の場所は無いと思ったから降りたんだろう。
2013-04-20 05:33:00思想は自分の夢のゴリ押しでも、自分の夢と共感する人がくっついてくるだろうし、最大多数の最大幸福を考えた、バランスがとれたものであっても勿論妥当性はある。
2013-04-20 05:35:42大学のゼミであんな馬鹿らしいやり取りしてるよりも、お金を稼ごうとして自分らしく生きている今のほうが絶対幸せだろう。俺はあの二年間で、結構な傷を自分の心に残してきたし、得るものなど僅かしかなかった。まあ一つ上の先輩方には可愛がられたんだが。
2013-04-20 05:39:37あの頃の経験が逆に俺を前に進ませてるのか。高校辞めた時と動機は大して変わっていないな。まあ、当時と違うことは、より自分らしく自然に生きようとしていることだとは思うが。
2013-04-20 05:46:08俺と最終的に敵対した輩は、皆から愛されて、当たり前のように成功するルートが用意されているような輩のように見えたが、そうでない俺はやはり、たとえ実力があるとしても、成功する資格はないのだろうなと思っていたからなあ、当時は。
2013-04-20 05:49:56今はむしろそうではなくて、当時居た場所が自分が生き甲斐を持ってできることが用意されていなかったと解釈はしている。まあ、偶然か必然か、多分どう頑張ってもそういう流れになったのでしょう。
2013-04-20 05:51:56俺が運命論者寄りなのは、自分の力でどうにもならないことが多いということを、20何年間嫌という程思い知らされてきたからであるが、多分俺じゃない何者が俺になったとしたら、そう思わずにいられるのかなあ。
2013-04-20 05:52:52@L_O_Nihilum しゅーにゃんさんおはようございます。先日は自分の疑問に対してのの丁寧なご回答ありがとうございました。思想について新しい疑問が出てきたのですが、また回答をお願いできないでしょうか。疑問については以下の通りです…(続
2013-04-20 07:09:38@L_O_Nihilum ツイッターで思想畑の人の呟きを見ていると、自分の夢=思想として語っている人がかなり見受けられますが、歴史に名を残した人は、彼らの夢=思想とは限らないと思うのです、実際は割合としてどちらが多いのでしょうか。また、どちらの方が思想としては妥当なのでしょうか?
2013-04-20 07:12:40なんか、自分のことや自分がしていること大して知らないくせに、一般化されたありきたりなことを言われるのって、逆に馬鹿にされてんじゃねえかと思っていらっとするの俺だけなんだろうか。
2013-04-20 09:17:52というか、割と一般化されていることの真偽って、真だとは限らないし。疑ってばかりでもきりがないが、一般化されたことばかりで自分の知識を固めるのも考えもんだ。
2013-04-20 09:19:29