為末大さん@daijapanの「【私達の値付け】について 替えが効くから値段が安い」
自分という商品の値づけをする。それがドライにできるのは自分という商品と自分自身がある程度切り離せるようになったから。自分や他人の評価をしたがらない人は、むしろ自分と自分という商品の切り離しが苦手な人が多いと思う。
by 為末大
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@daijapan
労働の対価をどの程度にするかというのは今でも悩ましい問題だけれど、プロになった直後はもっと悩ましかった。悩ましいというよりもそもそもスポンサーがつかない。ついてくれるとしても低額で、なんでメダリストなのにこんなに評価が低いのかと憤った。
2013-04-26 09:08:57
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@daijapan
今考えれば当たり前なのだけれど当時は物の値段は自分が決めると思っていた。もちろん値付けをするのは自分という事もあるけど、基本的にはそれがその値段で欲しいかどうかを決めるのはお客さんであって自分ではない。メダルに価値があるかどうかは自分が決めるのではなくお客さん。
2013-04-26 09:10:20
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@daijapan
自分に値段が付くという体験を24の時初めて経験して、それから価値というものを考えるようになった。足が速い事は関係はあるけれどイコールじゃないし、競技結果もそう。スポンサーにとって大事な事は一体どんなメリットが自社にあるのかという事。
2013-04-26 09:11:59
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@daijapan
以前は職業と娯楽がもっとはっきりしていたけれど、例えば今は僕は娯楽で文章を書くけれど時々それが商売になったりする。同じようにプロやアマチュアがこれから入り乱れていく時代に入ると、値段はその人でなければならない場合は高くなり、それ以外はただに近くなるのだと思う。
2013-04-26 09:17:44
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@daijapan
プロになって以来、割り切る事に決めた。市場が値段を決めるなら徹底的に市場を狙うように動く。それで収入を安定させて本当にやりたい競技をやる。時々一生懸命やって競技結果を出せば市場が評価してくれると思っている選手がいるけれど、残念ながらそれは無い。
2013-04-26 09:22:10
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@daijapan
【終わり】自分という商品の値づけをする。それがドライにできるのは自分という商品と自分自身がある程度切り離せるようになったから。自分や他人の評価をしたがらない人は、むしろ自分と自分という商品の切り離しが苦手な人が多いと思う。
2013-04-26 09:25:26