芦田宏直先生の「機能主義」の幻想とは~最初に自由な魂の主体(subject=substance)ありきという立場に機能主義は立たない。
機能主義は、どんな内容(=実体)がその刺激と反応を支えているのかは棚に上げて、刺激(INPUT)と反応(OUTPUT)というテーマ化された観察対象、観察主題だけを基盤にして内容(substance)を逆構成するという離れ業をやってのける。
最初に合理的な思考をする個人ありきという立場、つまり自らの不利益をわざわざ招くような行動をする人間は存在しないという立場に、この機能主義は立たない。
芦田宏直
@jai_an
アラン・チューリングは、テストする人間が、部屋Aに設置されている「コンピュータ」を「人間」と判断した後、部屋Aに入って行って、「なんだおまえ、コンピュータだったのか、騙された」と言うのを「それは差別だ」と言いたいのである。
2013-04-27 12:12:52
芦田宏直
@jai_an
満足な回答、期待される回答を出しておいて、なおケチを付けられる理由などないからだ。「頭がいい(から大卒だ)と思っていたら、実際は中卒だった」。これは学歴差別。「言葉遣いが上品でマナーがいいから家柄がいい、と思っていたら、実際は貧農出身だった」。これは身分差別。
2013-04-27 12:13:21
芦田宏直
@jai_an
ここで言う「実際」というのは、そのことを指摘することによって、最初の見え方とは何の相関関係も見出せない「実際」のことを言う。外面的な実際を指摘することを「差別」と言うのである。
2013-04-27 12:14:04
芦田宏直
@jai_an
それはその人間を「内面」から見るのではなくて、「外貌」(behavior)から見る。偏差値による学歴主義とは外貌装置なのであって、実力主義(meritocracy)もまた外貌主義(behaviorism)なのである。
2013-04-27 12:14:47