ザ・ヴァーティゴとMr.ウィルキンソンによる一定期間常駐型質問コーナー~in黄金週間+α2013~(実況なし)

■エクス説明ション■ これは私が「はじまる!ネバーエンディングニンジャ祭りツアー」の一企画である質疑応答の様子をまとめたものだ。 このまとめでは公式からのツイートウーのみを掲載している。実況付き・質問付きの奴は他の重篤ヘッズ達が頑張ってまとめなさっていると思うのでそちらをなんかしてください。 かぶっても消さずオリージナレティエイーをついきゅうすることにした。大丈夫だと思っているが利権的ななんか申請などあればもちろん抹消されるのでごあんしんください。 なお読みやすさを重点し、ケジメ(訳注:この場合誤字脱字・順序の乱れなどのミス)や話中のアナウンスンー(訳注:告知)はてきせつに省略する場合がある。 続きを読む
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~エピローグ~

ダイハードテイルズ広報局 @dhtls

「……ミズ・グリーンフィールズ!ちょうどいいところにきた。あの男は見つかったかね?」「それが、お迎えのリムジン(ウィルキンソン註:父の代からオーバーホールして使っている年代物だ。古くて困るが中身は最新のシステムだ)をやったのですが、アパートはもぬけの殻でしたの」「おや、なんと」

2013-06-27 13:50:27
ダイハードテイルズ広報局 @dhtls

「申し訳ありません、私どもが……」「いや、君たちは何も落ち度がないよ。彼がいけないんだよ。彼がやり過ぎたのだ」「でも、旦那様、お言葉ですが、ちょっと厳しくしすぎたのでは?」「……フーム」私は窓の外の曇り空を見やった。「まあ、いい。さがりなさい」「さみしくなりますわね」

2013-06-27 13:53:29
ダイハードテイルズ広報局 @dhtls

「いつもの暮らしが戻ってくるだけですよ、マダム」私は微笑みかけた。彼女が退出すると、私は再び書き物を開始した。この書斎の蔵書は小さな図書館程度の規模であるが、こうしてしんと静まり返った中で作業をするのも久しぶりだ。全くもって、現れた時同様、唐突にいなくなるものだ。

2013-06-27 13:58:30
ダイハードテイルズ広報局 @dhtls

その時、窓をコツコツと叩く音があった。数度それが繰り返されたため、私は席を立ち、溜息と共に窓際へ向かった。私は世界中の学術団体から常に講演会のオファーがあり、準備作業に忙殺されている。こうしている時間も本来惜しいのだ。私は窓に近づいた。ガラスの向こう、その者が逆さまに顔を出した。

2013-06-27 14:06:56
ダイハードテイルズ広報局 @dhtls

「おや、その格好で現れたのかね」私は銀のメンポ、ピンクの装束姿の男を見た。「いやあ、最後にアイサツしておこうと思ってさ。昨日は急な仕事をこなさなきゃいけなかったもんだから」逆さまのザ・ヴァーティゴは窓越しに言った。「それにしても、俺にしては同じレルムに随分長居しちまったもんだ!」

2013-06-27 14:11:12
ダイハードテイルズ広報局 @dhtls

「全くだ」「もっとローストビーフを腹一杯食べておけばよかったぜ!それじゃあ、またな!いつかまた!」「出来ればごめんこうむりたいものだね」「ハッハー!それじゃあな!楽しかったぜ!美しいメイドのみなさんによろしく!オタッシャデー!」「はい、オタッシャデ」「ホー!ホー!ホー!」

2013-06-27 14:20:19
ダイハードテイルズ広報局 @dhtls

ザ・ヴァーティゴは窓から顔を引っ込めた。直後、ウォルルルーン……名状しがたい叫び声がこの世界を揺るがした。空に無数の雷が光り、この館から飛び離れた影が……ふにゃふにゃした長い影が、稲妻の間をぬって飛んだ。私はその奇怪な龍の頭に、ザ・ヴァーティゴが跨っているのを見た。

2013-06-27 14:24:58
ダイハードテイルズ広報局 @dhtls

光り輝くデンデンダイコを鳴らすザ・ヴァーティゴは、ふにゃふにゃした龍を駆り、稲妻の作る闇のトンネルの中へ、消えて行った。空は嘘のように晴れ渡り、日常が帰ってきた。私は席に戻り、再びペンを取った。そろそろお茶の時間だ。◇FIN◇

2013-06-27 14:28:32
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