サザエのお裾分け 八つの契約〜4)アブラハム契約

旧約時代から現在、そして終末時代に至るまですべてに関わる契約です。聖書理解には欠かすことのできない骨子となる契約です。
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📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

創世記〜黙示録に至るまで、一貫した聖書理解には「アブラハム契約」が基盤にあります。そこを押さえておかないと、私的解釈に陥り易いので、八つの契約の4番目「アブラハム契約」について先にまとめることにします。それにより患難時代後半〜永遠の御国へ至るまで、より理解が深まると思います。

2013-05-05 05:04:34
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【アブラハム契約】ー無条件契約  この契約は、聖書全体を理解するのにとても重要な役割を果たしています。この契約内容を理解することは、ある意味聖書信仰の背骨形成とも言えます。そこから過去、現在、未来へ広がっていくからです。どうか正しく詳細に、分かり易くまとめることができますように

2013-05-05 08:47:03
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アブラハム契約が記されているのは、創世記です。12章〜22章にかけて、全部で6箇あります。「アブラハム契約」と呼ばれているとおり、この契約の当事者は「神とアブラハム」です。

2013-05-05 08:52:07
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そしてその契約内容は、三つの領域に分類されます。 ⑴アブラハム個人に対するもの。 ⑵その子孫であるイサクーヤコブと継承され、イスラエル民族に対するもの。 ⑶異邦人に対するもの。 *以降、聖書は黙示録に至るまで首尾一貫して「イスラエルと異邦人」を区別しています。混同しないよう注意

2013-05-05 08:57:30
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〜この契約が記されている聖書箇所〜 ①創世記12:1~3ーアブラハム契約への最初の言及。 12:1ー命令…わたしが示す地へ行きなさい。

2013-05-05 09:23:53
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12:2ー約束…そうすれば〜あなたの名は祝福となる。 12:3ーあなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。

2013-05-05 09:25:03
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②創世記12:7ー契約内容の再確認。 約束ーあなたの子孫に、わたしはこの地を与える。 *アブラハムの子孫に対する約束です。 応答ーアブラムは自分に現われてくださった主のために、そこ(ベテル)に祭壇を築いた。

2013-05-05 09:29:54
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③創世記13:14~17ーロトと別れた後、ゆずりの地の広さの確認と子孫繁栄の約束。 *この契約内容を、神がだれに対して言われたかが重要となります。

2013-05-05 09:39:28
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*それは「アブラハム」と「アブラハムの子孫」であるイスラエル人に対してです。その契約を神が守られるには、アブラハムであれ、その子孫であれ、肉体の死を迎えたら、ある時点で復活させなくてはなりません。ここに神のご性質(忠実な方)と復活の事実が隠されています。

2013-05-05 09:43:46
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④創世記15:1~21ー契約内容:アブラハムは一つの国の父となり、多くの国の父となる。 *「一つの国」…神が選ばれた国家としての「イスラエル」のこと。民族としてのユダヤ人とは、アブラハムーイサクーヤコブの3人を先祖とする人々のことです。

2013-05-05 09:58:40
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*「多くの国」…アブラハムには全部で8人の息子たちがいました。エジプト人女奴隷ハガルとの間には「イシュマエル」ー創世記16:15。妻サラの亡き後、ケトラとの間に「ジムラン、ヨクシャン、メダン、ミデヤン、イシュバク、シュアハ」の6人。

2013-05-05 10:08:18
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約束の子イサク以外の7人のアブラハムの息子たちと、長子の権利を軽んじたエサウの子孫から「アラブ人」が出て、現在のアラブ諸国を形成しています。(イランはアラブ人ではありませんが、イスラム圏であり、現在イスラエルの最大の敵となっています)

2013-05-05 10:14:22
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創世記15章の時点では、神の約束の子はおろか、イシュマエルさえまだ生まれてはいませんでした。そんな中で神は「あなたの子孫は天の星のようになる」と言われたのです。そしてその「神のことば」を信じたがゆえに、アブラハムは「義と認められた」のです。

2013-05-05 10:19:17
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信じるとは…? 現実からみことばの確かさを求めていくことではなく、みことばに立って現実を受け入れていくことです。

2013-05-05 10:23:55
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アブラハムが義と認められた信仰の内容は、当然教会時代を生きる私たちに啓示されている内容とは違います。しかし、神が義と認める経緯は、いつの時代も「めぐみにより、信仰によって」です。どの時代であっても、行ないによって義と認められるわけではありません。

2013-05-05 10:27:51
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そして、アブラハム契約にサイン(封印)がなされますー創世記15:9~17。 古代中東の契約にはいくつか種類がありました。手による契約、靴による契約、塩による契約、血による契約です。中でも「血による契約」は、最も厳粛なものでした。

2013-05-05 10:36:47
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創世記15:8ー土地の所有を約束されたアブラムは「それが私の所有であることを、どのようにして知ることができましょうか』と主に尋ねました。

2013-05-05 10:58:27
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創世記15:9~11ー神がアブラムに命じられたのは、血による契約の準備でした。契約を確証するために、いけにえの動物を裂き、契約の当時者双方がその間を通りました。それは契約を破った場合には、裂かれたものと同じ状態になるということを承認するという意味でした。

2013-05-05 20:49:54
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アブラムは命じられたとおり、雌牛、雌やぎ、雄羊、山鳩とそのひなを全部持って来て、鳥以外を真二つに切り裂き、互いに向かい合わせにし、猛禽を追い払って神の契約の時を待ちました。これはかなりの重労働だったことでしょう。

2013-05-05 21:03:05
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創世記15:12ー日が沈みかかったころ、深い眠りがアブラムを襲いました。そして見よ。ひどい暗黒の恐怖が彼を襲った。 これは意識はあるけれど、肉体は眠った状態を指します。その状態でアブラムに仰せがありました。

2013-05-05 21:19:09
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創世記15:13ーイスラエルの民が400年間、エジプトで奴隷生活をすることの預言。 創世記15:14ーさばき…出エジプト時の10の災い。cf 出エジプト7:1~12:33。 多くの財産を持って…出エジプト12:32、35。 アブラム自身は長寿を全うすることが約束されました。

2013-05-05 21:34:44
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創世記15:16ーそして400年もの間エジプトで奴隷生活を強いられたとしても、必ず神が約束された地に戻ってくると約束されました。

2013-05-05 22:06:46
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創世記15:17ー煙の立つかまど…土製の簡易かまど。火つぼのような物。「煙の立つかまど」も「燃えているたいまつ」も共に、神が人間の目に見える形=シャカイナ・グローリー(神の栄光)で裂かれた動物の間を通られました。 しかし通られたのは神だけで、アブラムは深い眠りの中でした。

2013-05-05 22:15:33
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だから「アブラハム契約」は、神だけが血による契約をされた「片務契約」なのです。以後、アブラムがどれほどの罪を犯したとしても、この契約が破棄されることはないのです。それは神が聖であり、忠実、真実な方だからです。クリスチャンは、その神を信じる者たちです。

2013-05-05 22:19:09
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創世記15:18ー与えられる土地の境界線が示されました。南はエジプトの川から、北はあも大川、ユーフラテス川までです。*今日に至るまでこの範囲を所有していません。最終的にイスラエル人がこの境界線まで土地を所有するのは、メシア的王国(ユダヤ人の呼び方)千年王国(異邦人の呼び方)です。

2013-05-05 22:58:43