川口委員長問題で焦点となった法案と参議院の委員長の職務
- kokuramusen2282
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このように、民主党・共産党の環境委員長が席を外している間に審議が進められている過去があります。おそらく、環境委員長が一時的に席を外した理由はトイレ休憩などだと思いますが。
2013-05-09 19:38:36環境委員長が席を外している間に審議が進められている前例があるのに、温暖化対策改正法案の趣旨説明で理事による暫時委員長又は委員長代理がダメで、川口順子委員長が椅子に座って職務をとらなければ委員会で法案趣旨説明ができない合理的理由はないように私は思います。
2013-05-09 19:39:02理事会は全会派一致が原則ですが、多数決も可能であり、参議院環境委員会では与党より野党の意見が通るなのですから、野党がその気があればできました。前にも書きましたが、委員長出席しないと法案趣旨説明ができない合理的理由があるようには私には思えません。
2013-05-09 19:40:38それをしなかったのは、川口問題で焦点となった法案は4月25日に委員長の有無に関わらずにいち早く法案の趣旨説明する価値がある中身のレベルではないと野党が認識していたと同じだと思います。
2013-05-09 19:41:21だけど、参議院では過去の暫時委員長は辞任・欠員・委員会内における不信任動議提出中だけであり、委員会内における不信任動議提出中は委員会の冒頭では委員長が出席していたとか言う人がいるかもしれない。
2013-05-09 19:42:34しかし、衆議院では2007年6月18日の懲罰委員会(http://t.co/54Rk6SxIdy)では委員長不在のまま、自公主導の民主党の懲罰委員長を不信任動議を可決した上での筆頭理事の委員長代理を取った前例があります。
2013-05-09 19:43:27衆参は慣例が違うらしいので一概には言えないし、非自公の立場にとっては非自民にネガティブな前例に倣いたくはないかもしれませんが、一応国会の前例としてあげました。
2013-05-09 19:43:48しかし、辞任・欠員・委員会内における不信任動議提出中に該当しない場合、必ず委員長出席しないと委員会が開けないという形式にあまりにこだわりすぎると、困った事例もでてきます。
2013-05-09 19:44:56閉会中審議において委員長が大事故で行方不明になり死体が見つからない事態になった際には、失踪宣告までは形式上は委員長が存在していることになり、閉会中のために本会議で解任決議を可決することもできずに、委員長問題が解決しない限りは委員会では一切議事ができないことになります。
2013-05-09 19:46:08在任中に行方不明になった参議院議員って過去にいたのかって? いたんですよ、辻政信という在任中に行方不明になった参議院議員が。
2013-05-09 19:50:38閉会中審査では法案の趣旨説明は基本的にないですが、証人喚問などが重大な議案が議事になることはあります。そういう時に、川口問題の野党と同じように「委員長が不明で解任もできないから、委員会としては何もできません」ではあまりに形式的すぎると思います。
2013-05-09 19:50:51委員長の外国出張は所属委員会及び議運委員会の了解が必要と思いますが、委員長欠席時に筆頭理事が暫時委員長(委員長代理)を務める際には当該委員会の理事間協議で決定すればよく、部外者である議運委員会の了承は不要だったと思います。
2013-05-09 19:51:30もし部外者である議運委員会の了承がなければ暫時委員長(委員長代理)を務めることができないのであれば、議事録なり先例集として明文化ルールを提示していただきたいですが。
2013-05-09 19:52:48今回の川口問題では与党にせよ野党にせよ批判される点はあると思います。個人的には、委員長が出席義務が強固な運営となっている委員会審議についてもう少し柔軟にできないかについて、1人でも多くの日本国民が考えるきっかけになればいいと思います。
2013-05-09 19:52:56