三条会『三人姉妹』@下北沢スズナリの感想まとめ
『三人姉妹』、今回はじめて三条会を面白いと思ったし、これまで見た『三人姉妹』の中でも、登場人物たちが見る夢の嘘くささ、信じている幻想のうさんくささがいちばん説得力を持っていたように思う。佇まいそのものが嘘くさく、芝居がかっている山本芳郎にヴェルシーニンを演じさせたのがまず奏功。
2013-05-13 20:26:36三条会『三人姉妹』、いつもは賢しらさを感じてしまうテキストとの批評的距離のとりかたも、神西清訳が持つ異物感/歴史的強度と拮抗して最後まで緊張感が保たれていた。音楽もチェッカーズやらピストルズ「マイ・ウェイ」やら使い回しだが、後者がアンドレイとナターシャの愛の場面ではまっていた。
2013-05-13 20:48:26昔坂本龍一のサウンドストリートで放送された、三宅榛名と高橋悠治「ベートーベン春のソナタランダムアクセス」はフレーズごとにぶった切って順番を滅茶苦茶にして弾くという大変面白いものだったが、今回の三条会『三人姉妹』はそれと同じ面白さがあった。逆にいうと神西清訳を知らないときつい。
2013-05-13 21:06:07三条会「三人姉妹」@スズナリ 前半は寝てしまいそうでした、、2時間弱と長かったからかな? 皆さん、歳をとったのか、お芝居がずいぶん大人っぽくなった気がしました。それが、”姉妹たち”がもろもろあきらめた後の、それでも人生はつづく感じとあいまって、なんかとって共感できました。
2013-05-13 23:14:41三条会を観はじめた頃からの役者さんって、もう2人しか残っていないのですね~。 なんだか寂しいけど、それが演劇ですかねぇ。 あと、山本さん(山の手事情社)はさすがでした!
2013-05-13 23:15:26三条会「三人姉妹」観た。素舞台に近く奥行きのある美術が私好みでした。あんなに剥き出しのスズナリ初めて見た。あと私、なぜだかすっごい脚立が好きで、役者が脚立のぼるだけで盛り上がっていた。なんだろう、脚立フェチ。
2013-05-14 12:05:21三条会「三人姉妹」余韻続き。滑稽で絶望で縋りつき、けれど薄い膜を隔てた向こう側で起きている事は淡々と過ぎるのを眺めている事しか出来ないの 何にも無いけれど、未来へ行くの。光が空間が、美しく質量を持って静かだけれど生々しく、遠くの虚像のようでいて確かに(そこに在る)具現の説得力。
2013-05-15 01:05:40三条会の東京公演「三人姉妹」はおかげさまで無事終了いたしました。ありがとうございました。 http://t.co/UJoSEuhc82
2013-05-15 17:35:54