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牧野淳一郎(東京工業大学大学院教授)氏によるH23年度福島県甲状腺検査市町村別結節割合と土壌汚染の散布図から相関の有無を考える解説

牧野淳一郎(東京工業大学大学院教授)氏が「H23年度福島県甲状腺検査市町村別結節割合と土壌汚染の散布図」から相関がどの程度か統計的に考察している。結局ものごとは明確に分離できることばかりとは限らないこと、そしてそのような事態では統計こそが有用な武器になることを窺い知れる。
震災 統計 甲状腺検査 セシウム土壌汚染 相関 福島県 原発 散布図
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Jun Makino @jun_makino
study さんの http://t.co/HI6kAhWD2X H23 年度福島県甲状腺検査市町村別結節割合と土壌汚染の関係について について、なるべく批判的な検討を以下に。
Jun Makino @jun_makino
https://t.co/eaOtniavn5 この散布図 を見ると、相関はあるように見える。
拡大
Jun Makino @jun_makino
が、分散の大きい広野、川俣、葛尾のデータはあまり意味がないので、 重要なのは田村、伊達、飯舘のほぼ 3 点だけである。田村と伊達の結節割合に は統計的に有意な差はない。
Jun Makino @jun_makino
つまり、このデータが地域差、ひいては被曝量の影響を表している可能 性があるかどうかは、飯舘の数字が田村、伊達より有意に大きいかだけにかかっ ている、といえる。
Jun Makino @jun_makino
田村、伊達の平均はおよそ 0.6% であり、 99% 信頼区間をとっても 0.9% まではいかない。これに対して、飯舘村は 2.3% 、 917 人中 21 人である。
Jun Makino @jun_makino
飯舘の本来の数字が、田村、伊達で想定しうる最大である 0.9% であっ た時に、偶然観測数が 21 以上になる確率は、平均値 917*0.009=8.23 のポア ソン分布で観測値が 21 以上になる上側累積確率であり、計算すると 1.38E-4 、 つまり 1 万分の 1 く
Jun Makino @jun_makino
なお、伊達、田村の値が 0.9% というのがそもそもありそうにない (1/100 くらいの確率 ) わけで、 0.7% をとると 4E-6 、つまり 25 万分の 1 となる。
Jun Makino @jun_makino
要するに、飯舘の数字が「たまたま」である確率はものすごく小さくて、 極めてありそうににない ( 万が一、より小さい、、、 )
Jun Makino @jun_makino
というわけで、現在のところ、「飯舘での結節の発生率は田村、伊達よりも大きい」 のはかなり確実に見える。もちろん、そのことが被曝との因果関係を証明したりはしない。 何故かは別にして、大きい、ということである。
Jun Makino @jun_makino
ただし、これは全結節をカウントした場合についていえていること で、 5.1mm 以上とすると ytkhamaoka さんの解析のように、浪江をいれない と今のところ有意差はでない、ということになる。

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