近くて遠い、ステージと客席のお話。(9/16追加)
(1)既に色んなところで言われていることでもあるんだけど、テニミュの客席は観客席である、ということ。舞台上がコートで、客席は観客席。テニミュは客もその世界の一部になるんだよね。
2010-09-12 23:16:38(2)テニミュの構図と真逆だなと思ったのが「マグダラなマリア」。あんなに客イジリするし客に向かって様々なアクションを起こしているのに、「マグダラなマリア」は客が舞台の世界と関わることを強く拒絶している。
2010-09-12 23:19:12(3)例えば「マグダラなマリア」でよく使われるのが客席に向けて「ブス」って言うこと。「マグダラなマリア」には美しい女性しか登場しない。舞台上の世界と、その向こう側にいるあなた達とは全然別物なのよって念押しされているよう。
2010-09-12 23:23:33(4)面白いなあって思ったのは、湯澤氏はテニミュと客席の構図をよく理解して敢えて「マグダラなマリア」が客席を拒絶するように作ったこと。テニミュは客席を取り込んだせいで、その世界に巻き込まれ、いわゆる2.5次元に生きはじめる人が続出。(少なくとも湯澤氏はそう思ったはず)
2010-09-12 23:27:58(5)「マグダラなマリア」はエンターテインメント作品として、日常に溶け込むものでなく、日常と分離されたハレの世界にしたかったんだろう。だけど結局湯澤氏の思惑とは裏腹に「マグダラなマリア」に入れ込む人もやっぱりたくさん出てきていると思う。コスプレをするとかは、そうだよね。
2010-09-12 23:32:07(6)客の日常を巻き込まないようという配慮とも思えたんだけど、残念ながら「マグダラなマリア」は観て終わり、ちゃんちゃん。とするには魅力的な作品すぎた。やはりパワーを持つ作品はそれに関わる人を否応なく巻き込んでしまうんだな。 皮肉だ。
2010-09-12 23:35:44(7)マリアさんシリーズは続くんだろうけど(続いて欲しいんだけど)、今後どういったアプローチを取ってくるのかは非常に興味がある。 ブログ読む限り、湯澤氏は客席の若い子を憂慮しているみたいだからその若い層に向けてどんな表現をしはじめるのかにも期待。 ぐだぐだ終了【完】
2010-09-12 23:42:14唐突考察post:trantaさんがテニミュとマリアさんの「客席の扱い」方、客に対するスタンス的なことについて考察してて、それについて思い返しててふと思ったんだけどマリアさんはやはり『アンチ』テニミュ的な要素を意識されてるのだろうか
2010-09-16 01:07:47元々キャスト目当ての客を挑発する要素を含ませた歌詞であることはゆざわさんも認めてたはずだけれども、もっと根本的な部分には「今あなたが見に来てるものを楽しんで」ってメッセージが込められてると勝手に解釈してる
2010-09-16 01:18:50別にキャス目当てで見に来てもいいと思うのよ、ただね、来たんならちゃんとショーを見て帰りなさい、もったいない!ってことなんじゃないかしら
2010-09-16 01:20:47イケメン舞台はそれこそ「キャストと会える」機会だけれどあの曲では「ただのしがない暇潰し」と表現され、挙句「役者なんて窓辺で微笑む街の娼婦と変わらない」と歌われてるんだよね
2010-09-16 01:23:45役者を娼婦にして出してる舞台でこの歌詞なのも面白いけれど、「あなた達が金つぎ込んで会ってる役者は一時の楽しみを与えてくれるだけで手に入らないところにいるのよ」っていう意味合いだよねつまりは
2010-09-16 01:26:48ゆざわさんはキャスト目当ての客を馬鹿にしたいわけではないと思う。キャストを追いかけてそれこそ「テニミュ破産」ってレベルまでお金を使っている人に「まぁちょっと落ち着きなさいよ」って言ってるのではないかしら
2010-09-16 01:28:53@toriko05 まさにそのことを自身のブログで書いていたと思います。あと、It's Entertainment!はちょっとだけ湯澤氏自身に対する自虐要素もあるのかなと思ったりも、実はしてます(笑)
2010-09-16 01:32:06ゆざわさん「チケットは行ける分だけとって」ってブログで書いてたけど確かに舞台はキャストにつぎ込んでお金なくすためのものじゃないよね もちろん好きな子は見に行きたいしお金使ってあげたいけどさ!
2010-09-16 01:32:42行くからにはキャストじゃなくて舞台を見なさい、歌を踊りを、目に入るものを楽しんでほしい、それがエンターテイメントってものよ!っていう歌であり、マリアさんの根源にある部分だと思う
2010-09-16 01:37:57仮に『アンチ』テニミュと表記したけどテニミュを批判するって意味じゃないのよ。テニミュ的面を求めている客に大して相反する要素を滲ませている部分が『アンチ』ってこと。
2010-09-16 01:40:42これからのイケメン舞台テニミュ的、『アンチ』テニミュ的、もっと他方面、色々なアプローチがされてくだろうし制作陣にはぜひ模索して欲しいと思うなやっぱり。楽しめなきゃ見に行く甲斐がないってもんよ
2010-09-16 01:51:27んでマリアさんの「舞台を楽しめ」っていう要素にあえて『アンチ』を持ってって「キャスト目当て」を突き詰めてみた舞台っていうのも面白いのではと思った。
2010-09-16 01:53:40舞台として成り立たせるにはかなり難しいと思うけどね!でもキャスト目当てで見に来た人をその目的で満足させようということに全てをかけてプロデュースしてみるというのもまた一つのアプローチの仕方だと思う。ここまでくると「イベント」に近いかもしれない
2010-09-16 01:56:27