- hachisu716
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霊夢くん「(神社の縁側で裸足の足を投げ出してぐだっとしながら)さっちゃーん。イカす賽銭箱にお賽銭入ってない腹へって動けねぇ」 咲夜「(ご飯作りながら無表情に)それはね、貴方がイカしてないからよ。あと今ご飯作ってるでしょうがその科白何回目なのいい加減「待て」を覚えなさい」
2013-05-13 19:17:09霊夢くん「(食後、縁側で咲夜さんを膝の上に載せながらおもむろに歌い出す)♪さっちゃんはね 霊夢くんが大好きなんだほんとはね」 咲夜「何か歌い出した……」 霊夢くん「♪だけどちっちゃいから ……。……。……。(抱いた咲夜の華奢な肩越しに胸をみる)……。♪がんばれよ さっちゃん」
2013-05-13 19:25:06魔理沙「よー霊夢。いや霊夢だった何かかこれは」 霊夢くん「……魔理沙か。よう(ありえない体勢で縁側突き破って頭突っ込みながら片手を挙げる霊夢くん)」 魔「咲夜が来るっていうから相伴に預かりにきたんだが」 霊「帰ったよさっちゃんは」 魔「お前に愛が足りないからだ」 霊「おっぱいも」
2013-05-13 19:31:01魔理沙「そりゃお前、帰るだろ……お前にはデリカシーが足らん」 霊夢くん「馬鹿言うな、足りないのが俺にとって満たされるんだよ。あのサイズがベストなんだ、っていうか胸の大小はどうでもいい、咲夜の胸ならいつでも総立ちでスタンディングオベーション」 魔理「お前の愛は単細胞でややこしい」
2013-05-13 19:38:58愛情表現がすごく赤裸々そうだなあ。えっちしてても「さっちゃんが好きすぎてすぐ出ちゃう」とか思ったまんま口に出して殴られそう。 「バッ……──カッ!!(ボガァ」 「あ痛い」
2013-05-13 19:57:21咲夜「(ごろん、と霊夢くんの膝に頭載せながら)たまには私のことも膝枕してよ」 霊夢くん「……。……。……。たぶん勃っちゃうけどいいのか」 咲夜「(無言で股間にグーを降り下ろす)」 霊夢くん「おふっ」
2013-05-13 20:01:13霊夢くん「(賽銭箱見ながらおもむろに)……ここにお賽銭があるじゃろ?」 霊夢くん「……。……。……。ここに賽銭があるじゃろ?」 霊夢くん「ここに賽銭が…………ねえ」 咲夜「何一人で賽銭箱と話してるのよ」 霊夢くん「おー、さっちゃん」 咲夜「さっちゃん言うな」
2013-05-14 17:56:40霊夢くん「さっちゃんも入れていけ、霊夢くんのご飯になるから」 咲夜「そのご飯は私が作るんだけど」 霊「ああー。……これさっちゃんのご飯の自販機みたいだね」 咲「そのものでしょう」
2013-05-14 18:04:52霊「俺も作ってるよ。家庭的だろ?」 咲「そうね。今日はそんな家庭的な霊夢くんに、お知らせ……相談……?があるのよ」 霊「なあに」 咲「……アレがこない」 霊「賽銭?」 咲「(少し迷って視線を迷わせたあと)……、生理」 霊「 」 ボト、と賽銭箱の鍵を落とす霊夢
2013-05-14 18:18:29霊夢「……。ま、──」 咲夜「(霊夢が何か言おうとするのを遮るように)まだ確定じゃないのよ。正直、来ない以外に体調に変わったところはないし、一ヶ月遅れてるだけだから何とも言えないのだけれど、今までに遅れたことってなかったから、というか、確定してから言うべきかもしれないんだけど、」
2013-05-14 19:21:01霊夢「さ、──」 咲夜「竹林のあの変な人達に看てもらうのがいいんじゃないかと思うのだけど、診療所みたいなものを開いているらしくて、評判も高いらしいから。それで、もっとはっきりしてから言うべきだったのかもしれないんだけれど、なんというか、そうね、なんというか、……来てしまったのよ」
2013-05-14 19:26:39霊夢「(視線があちこちに飛んで定まらず、珍しく立て続けに喋る咲夜を腕の中におさめる)……さっちゃんしゃべらせてくれ」 咲夜「私だけが胸に秘めてぎくしゃくするのも、貴方、勘がいいからすぐに気付かれてしまうし、でもまだ黙っていた方がいいかなって思ったり、早い方がいいか、とも思って」
2013-05-14 19:34:13霊夢「(まだ腕の中でしゃべり続ける咲夜の頭に、自分の頭をすり寄せて)さっちゃん、超落ち着け」 咲夜「(少し息を呑む気配があって)……──分かった」 霊夢「深呼吸して」 咲夜「(素直に深呼吸する咲夜)…………呼吸した」 霊夢「うん。……あ、俺もしよう」 抱きしめ合ってふたりで深呼吸
2013-05-14 19:38:34霊夢「(咲夜の肩越しに暮れていく山間を見ながら目を細める)……日が落ちるな。今日は泊まっていきな。で、明日竹林に行く」 咲夜「いえ、なら一度帰るわ。急に出てきたから、お嬢様にもちゃんと暇をもらわないと……」 霊「咲夜、」 咲「(踵を返そうとする咲夜の手首をそっととる)──……」
2013-05-14 20:07:24霊「(まったく力を入れていないのに何か有無を言わせない強い視線で)寒いから。夜は」 咲「……、」 霊「(一瞬、ちらっと咲夜のお腹の辺りを見つつ)……冷えるから」 泊まっていきな、ともう一度言う霊夢に、つい頷いてしまう咲夜さん。
2013-05-14 20:11:24家に入って、咲夜さんが夕飯を作ろうとするのを霊夢が止めて(というか神社にきたメインは妊娠疑惑よりも夕飯を作りに来たほうにあったんだけどもそれすら忘れて帰ろうとした自分はやはりまだ混乱している、と咲夜はこのとき自覚した)、霊夢が作ったご飯を食べて、霊夢が淹れたお茶を飲んだ。そんな夜
2013-05-14 20:30:06霊夢「(何となく切り出しがたい雰囲気があって、食後までさして会話もなく、淹れたお茶をずずず、と啜りながら)……さく、」 咲夜「……待って」 霊「……」
2013-05-14 20:45:00咲夜「(猫舌な咲夜はすぐにお茶を飲めないので、自分の手を温めるように両手で湯飲みを持ちながら)……色々話すのは、結果が出てからにしましょう。その、まだ違うかもしれないし……色んな……気持ちが……整理が、つかなくて……何から話していいか、分からないの」 霊夢「……。うん、いいよ」
2013-05-14 20:58:45朝イチで竹林に行くことになり、身体に障るのも考慮して、早めに床に就く咲霊。 ふたつ布団を並べて敷いて潜り込むと、咲夜さんは霊夢の手をぎゅっと握ったまま意外にも早く眠りに落ちたり。
2013-05-14 21:06:55夜型の主に合わせた生活習慣で、夜には強い筈なのに、疲れてるのかな、もしかしてこれも身重のせい?と色々つらつらと考えながら、寝息を立てる咲夜をぼんやり見ている霊夢。 寝苦しいのか、やはり体調が悪いのか、時折ううん、と咲夜が小さくうなるたび、ゆっくり頭を撫でたりして過ごす夜更け。
2013-05-14 21:14:42「あー、綺麗だな」 サラサラと指の隙間から零れるのが手に心地いい、咲夜の銀の髪を撫でながら、霊夢はぼんやりと呟くのだった。 「好きだな」 そして夜明け
2013-05-14 21:17:34