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(1) 穢れの思想について
「穢れ」ってのは東西共通で多くの文化に存在する考え方のひとつ。多分穢れってよりは「不浄」つった方が理解しやすかろう。大まかな説明としては「その時間や行為、身体などが理想ではない状態」の事。単純に汚いって概念を「精神面や空間にも」適用した感じ、と考えてもまぁ大体あってる。
2013-05-21 23:41:36日本(特に神道)だと顕著で、神話時代から「神様が地上に降りたり黄泉返りした後の【穢れ】を濯いでいる」という描写がある。また、中国なんかだとハケとケみたいな考え方で「ここは陰の気が満ちているから、陽の気を満たすためにとりあえずまずお祭りやりましょう」みたいな思考もあったり。
2013-05-21 23:43:54一方の西洋だと多分私のTLの人なら結構解りやすいんじゃないかな。要するにファンタジーで言うとこの「陰」であって、死・病気・怪我・女性及びこれの関係。ちょっと違うのが「これらは感染する」という概念がある事。地味に東洋だと感染じゃなくて「ついてくる」ものだから、細かい部分で差がある。
2013-05-21 23:46:35でまぁ、本質としてはさっき誰かが書いてたけど 「うっわあいつきったね!汚れが浄化されてねぇ!」みたいなノリ で大体あってる。これが宗教的裏づけと精神面などなどを含めた概念になったものが「穢れ」ですわいな。
2013-05-21 23:47:46ちなみに穢れを語るなら「祓い・禊」もセットになるんだが、これが不思議と東西共通で「水」。東洋では基本的に川の流れなどに流し込んだりするし、西洋だと聖水や香油使うよね。ただ東洋の場合は祓う側やその場などにも清浄さが求められたり。その系の理由で過去に祓いの儀式が停止された事もあるよ。
2013-05-21 23:50:37関連補足
関連補足、「ハレとケ」について。柳田國男が見出した概念で、時間論を巻き込んだ日本の世界観の一つ。細かく書けば、ハレは「晴れ舞台」とかの意味で非日常を、ケは一般日常の事。今の考え方はこれにケガレ(穢れ)を足しこんで、「ハレにケガレを片付けて、ケにはケガレを持ち込まない」と考える。
2013-05-21 23:54:02(2) 秘密結社の具体的な信仰について
結論から言うと「その団体による」。例えばフリーメイソンは宗教と成り立ちが全く関係ないどころか、そもそもキリスト教とは対立関係にすらあった。今は別に気にしてないっぽい(ただしカトリックの公式見解ではフリーメイソンを警戒している)。
2013-05-22 00:00:06同じように、黄金の夜明け団(ゴールデンドーン)も神智学・カバラ・錬金術などが主軸になってるため宗教は個々人に委ねられてたりなど。割と秘密結社ってそういうもんが多いのよね。だから結社=宗教(主神が存在する)って考え方がちょっと違う。
2013-05-22 00:02:29じゃあ宗教系の秘密結社はないのかっつーと、まぁそれはそれで大量にある。最近話題になったのはやっぱりイルミナティかな、あれはグノーシス要素・テンプル騎士団・シオン修道会などをベースに宗教活動まで手を広げてるから宗教系になるだろうし。
2013-05-22 00:04:21またドイツ・ゲルマン系の陰謀論が好きな人・またはサタスペPLなら「トゥーレ協会」も聞いた事があると思う。神智学をベースにしたアーリア主義を主軸にいろいろやった結果、最終的にナチ党の母体の一つになった団体。何気に行動がいわゆる「秘密結社」と全く同じなのでここに分類できる。
2013-05-22 00:06:52とまぁ、3つくらい挙げたけど、基本的なベースが「何でできてるのか」によって全然違うんだ。一応共通してるものとして、宗教系はその宗教の主神(か、それに該当する代わりの何か)、魔術系は「チベットの高僧orグランドマスターと言われている存在」が大体存在してる。全部には該当せぬけどの。
2013-05-22 00:09:01あー秘密結社について1こだけ忘れてた。日本には「結社の自由」っていう自由権の一つがあって、基本的に誰でも団体や結社(秘密結社を【含む】)に所属できるんだわ。このせいで日本にはちょいちょい海外の結社やカルト団体が来るよ。この自由の範疇外にあるのは公務員で、明確に禁止&違法になる。
2013-05-22 01:37:26