クラムボンmito氏による「LOVER ALBUM 2」音源解説

クラムボンのベースmito氏による、カバーアルバム「LOVER ALBUM 2」の音源解説をまとめました。 アルバムを聞きながらどうぞ〜
音楽 mito クラムボン
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clammbon mito @micromicrophone
おまたせしました。もはや恒例となりましたが『LOVER ALBUM 2』、そして『えん。』発売記念と題しまして”全曲解説"やろうと思います!!引き続きTLを埋めてしまうことになります、煩わしいようでしたら一回フォローを外していただければ幸いです。よろしくお願いいたします!
clammbon mito @micromicrophone
まず1曲目「呼び声」。空気公団のカヴァー。個人的に空気公団楽曲ダントツ1位がこの曲。2位は「田中さん、愛善通りを行く」3位が「レモンを買おう」か な…青山スパイラルホールで彼女たちが映像イベントをやったのですが、その時に映像と一緒に観てから「この曲は絶対クラムボンで!」と。
clammbon mito @micromicrophone
彼女たちの楽曲が持つ「全てを語らずに、音で魅せる」というスピリットを決して崩さないようにと録音した、小淵沢レコーディング初録音がこの曲。この時点で前回のLA(LOVER ALBUM)の1曲目みたいな、収録アルバムラストから始まる1曲目というスタイルを偶然にも継承していました。
clammbon mito @micromicrophone
2曲目、「Goldwrap」by e.s.t.。2曲目にして大曲。この曲が一番時間がかかったかな。この曲はアレンジするとかは全く考えなかった。だってこれもう出来上がってるでしょ?最初から"リコントラクション"(再構築)という発想で僕ら3人が演奏したらという形で練り上げていきました
clammbon mito @micromicrophone
とにかく大変だったのがピアノの譜面起こし。オリジナル音源にMIDIでテンポマップ(クリック聞いてないセッションにあえて機械的に小節管理する)を作るところからスタートだったのでそれだけで1日つぶれました…そこからさらに原曲を1/2の早さにして一音でも間違いの無い形で音符を書く作業…
clammbon mito @micromicrophone
ただその間に「エスビョルン(このバンドのピアノ。残念ながら5年前に他界)だったらこの感じにしたかったんじゃないかな?」と郁子と話しながらミストーン的な和声を直しに入ったり、フレーズを修正して今回のピアノスコアが完成。多分、世界で一番忠実な譜面が僕らの手の中にあります。
clammbon mito @micromicrophone
3曲目、「NOTHING BRINGS ME DOWN 」 by Emiliana Torrini。もう結構あちこちでお話ししましたが、この曲を知ったのはライターの高橋健太郎さんのブログから。それからもうずーっと聴いてる曲です。この曲が好きな人は絶対アルバムを買うべき!!!
clammbon mito @micromicrophone
『Fisherman's Woman』は超名盤。ギターのフレーズはホセ・ゴンザレスやジョニー・グリーンウッドの様な繊細でエモーショナル。「Feelgood by Numbers」や「The Power is On」とか…僕のお気に入りは「Friendship Update」!!
clammbon mito @micromicrophone
4曲目、「U&I」by 放課後ティータイム。さあて、みんなこの曲の何が聞きたい?ええ?何が聞きたいんだい??
clammbon mito @micromicrophone
…で。この曲は一昨年の『ドコガイイデスカツアー』にて豊郷小学校の講堂で演奏する際にサプライズで演奏した曲です。クラムボンでHTTをカヴァーするならばこれが一番ハマるかな、と思ったのがきっかけ。他にも「カレーのちライス」とかやってみたかったけど、やっぱりアコースティックにしたかった
clammbon mito @micromicrophone
このアコギの3フィンガーは本当に大変でした。そもそもギター弾けない人が弾いちゃいけないアレンジだったなあと当時後悔…苦笑。でもおかげでギター巧くなって、その流れが豊崎愛生ちゃんの「music」に繋がるんですね。出だしの手拍子は、まさに豊郷で皆さんから自然にもらったあれをイメージ。
clammbon mito @micromicrophone
ちなみに愛生ちゃんに「今度HTTのカヴァーやるよ」って言ったら速攻で「えええ〜!!ゴーマニ(「GO!GO!MANIAC」)やるんですか?スゴい!」って言われてものスゴく困った思い出が…たまにドSな発言をさらっと言う愛生ちゃん、流石です。
clammbon mito @micromicrophone
5曲目、「The Postman」by The american analog set。なぜか男子チームに大人気のTAAS。『えん。』の監督の太田くんやストレイテナーのホリエ氏などなど、大体お洒落な男子さんがこぞってこの曲に反応してたのが面白い。でもこのアルバム、日本盤ないよね。
clammbon mito @micromicrophone
ちなみに僕がこのバンドを知ったのはお茶の水のユニオンで、店内にかかってた中古盤を速攻で「これください!」って言ったのが最初。もういまあそこのユニオン無くなっちゃったね。それからずっと好きで彼らとPinbackは2000年代の思い出がいっぱいです。
clammbon mito @micromicrophone
で、このバージョン。好きな人は気付いたかもしれませんが、実は音源に入ってない"3コーラス"が入ってますよね?実はこれ僕もそのとき知ったのですが、実はあの曲ってプリプロ段階をそのまま音源にしちゃったらしく、その後3コーラス目を作ったから現在これのオリジナルってこの世に無いんです
clammbon mito @micromicrophone
で、ライヴではこの3コーラスは唄われてたんですがその間にバンドは休止。歌詞やライヴ音源(その音源もかなり粗い)がネットを浮遊したままだった。これを僕らがカヴァーしちゃったってことになるんです。つまり、「オリジナルの無いカヴァー」を作っちゃった…まさに「わけがわからないよ」です。
clammbon mito @micromicrophone
6曲目、「DESIRE -情熱」by 中森明菜。これは原曲の印象をまるっきり変えてしまってますね。特別意識したつもりは無いんですが、なぜかすぐに歪みまくったジャズアレンジってのが思い浮かんで、その不良感みたいなのが一番僕らにフィットしてたんですね。でアレンジ、1時間くらいで完成。
clammbon mito @micromicrophone
この曲(というか明菜さんの唄い方)が、今考えるとスゴい。別に悪口を言うつもりでないのですが、とにかく平唄でめちゃめちゃ小さいレベルでブツブツしゃべるように唄い、サビでその10dBくらい振り切れる大きさで唄い上げる…このレベル差、今のアイドルにやったら絶対ぶん殴られます。笑
clammbon mito @micromicrophone
ちなみにもうちょっと時間あったらこの平唄から突然"私は泣いたことがない♪"って「飾りじゃないのよ涙は」をぶち込みたかったのですが、、、まあ、これはライヴで今度やってみようかな。ライヴでは盛り上がる曲ですね、もはや。
clammbon mito @micromicrophone
7曲目、「状態のハイウェイ /」 by TOKYO No.1 SOUL SET。2006年の野音でBIKKEさんがゲストで出てくれるって決まった時に、ソウルセットの曲でやりたい曲!って思って提案したのがこれ。いやー、この時のセッションは、はっきりって神です。
clammbon mito @micromicrophone
この音源は僕の持ってたポータブルのレコーダーでただPAの真ん中にぽつんと置いてあったもの。でももうこの音源が全てを伝えてる気がして、敢えて録音し直そうって気が全く起きなかった。構成とかも予定と大分違うし実はいくつもミスがあるのですが、そんなこと関係なくなるほどの白熱。ヤバいよね。
clammbon mito @micromicrophone
いつもBIKKEさんの「野音っっ〜!!!」の叫びで鳥肌立つ。いずれまた、このセッションはやりたいです。もしくは3人でアレンジするとかね。お、BIKKEさんのラップできるとか俺得過ぎる
clammbon mito @micromicrophone
8曲目、「Lady Madonna 」by The Beatles。僕にピアノを弾ける、ひいてはクラムボンというバンドで曲を作れると教えてくれた、まさに指標のような曲。実はあちこちでカヴァーしようと練習してたんですが、なかなか叶う事が無く。今回やっと陽の目を見ました。
clammbon mito @micromicrophone
もう録音終ってそのままプレイバックした状態から、もういまみなさんが聴いているように完成された音に。グルーヴ、和声感、3人との相性…どれを取っても理想型。カッコいいっすよね〜!!!、、、って自画自賛してしまうほど好きです。
clammbon mito @micromicrophone
ちなみにイントロの僕と郁子の会話…みたいになってますが、あれは郁子が咳払いをした音が「うん」って聴こえただけの偶然。だからお互い別のブースで「ヒ〜♪」ってチャックしてたタイミングが、あの「仲睦まじそうな寸劇」を生んでいます…奇跡は想像もしないところから起こる、です。
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