放射能リスクは交通事故リスクと比較するとわかりやすい
- HayakawaYukio
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100ミリシーベルトで0.5%がん死。国際機関ICRPがいう放射能リスクだ。このリスク評価を受け入れる人は多い。100ミリシーベルト浴びたひとを200人集めると、そのうち1人ががん死するということだ。
2013-05-25 11:41:17100ミリシーベルトは0.1シーベルトだ。これを200人が浴びるのだから、合計すると20シーベルト。つまり、1人で20シーベルト浴びると死ぬというわけだ。
2013-05-25 11:42:53郡山市の屋外はいま毎時1マイクロシーベルト程度だ。これを1年間浴び続けると、10ミリシーベルトになる。郡山市民を2000人集めると20シーベルトになるから、そのうち1人が死ぬ。郡山に1年住むと、2000人に1人が放射能のせいでがんになって死ぬ、というわけだ。
2013-05-25 11:45:38交通事故のリスクと比較してみよう。いまの日本では、毎年2万人に1人が交通事故で死亡している。郡山市の放射能リスクはこの交通事故リスクの10倍だ。
2013-05-25 11:46:47郡山市では、コンクリートの建物中で過ごしたり、除染をしたりして、被ばくを減らす試みをしている。どこまで減らせてるかよくわからないが、10分の1に減らせていれば、郡山の放射能リスクは交通事故リスクと同じ程度だ。
2013-05-25 11:50:29この放射能は、時間がたつと半減期にしたがって弱まっていく。5年たてば、当初の37%になる。建物で遮へいしても、除染しても、まだリスクが大きいと感じても、時間がそれを和らげてくれる。
2013-05-25 11:53:15以上、死亡するリスクで比較したが、放射能も交通事故も、死に至らない病気と死に至らないけがをそれぞれ数十倍伴っている点がよく似ている。
2013-05-25 11:55:56郡山市民2000人集めると、そのうち20人が1年以内に死ぬ。ひとの寿命がせいぜい100年だからだ。放射能のせいで死ぬ1人をこの20人から区別できるか。たぶんできないだろう。放射能による特別な病気で死ぬわけではないからだ。郡山市民の3分の1ががんで死ぬのだから。
2013-05-25 12:03:3510ミリを2000倍すれば20になります。RT @kurarakirakira: 「郡山市民を2000人集めると20シーベルト」というのは、意味が分からないのですが教えていただけますか。物理的に1カ所に2000人を集めるということですか?人間の体経由で線量がアップするんですか
2013-05-25 12:20:52これ、けっこうわかりやすく書けたと思ったのだが、ほとんど反応なかった。土曜日の午前、さらにわかりやすく連続ツイートしてみた。やっぱり、ほとんどの人にわかってもらえてないようだ。「フクシマ原発2011年3月事故のリスク評価 http://t.co/9xohZ8Bbgh
2013-05-25 12:27:36ミリが1000分の1だと、頭ではわかっているのだろうが、じっさいには桁の計算がむずかしいのだろうか。(計算尺世代には簡単なはずなのだが)
2013-05-25 12:30:43交通事故の10倍のリスクだと言われたらら、とっとと逃げた人もいただろうし、できるだけ掃除してそこで生活するのを決心した人もいただろうし、せいぜい気を付けようと思っただけの人もいただろうし、何も気にしないを決め込んだ人もいただろう。人それぞれでいい。
2013-05-25 12:39:12そういえば、「100ミリシーベルトまで安全です」の物言いをよく聞いたような気がする。2年前のちょうどいまごろだ。「年100ミリシーベルトは交通事故の100倍のリスクです」と言ってもらえたらよく伝わったし、よくわかっただろう。
2013-05-25 13:01:16@HayakawaYukio 外部被曝はざっくり同じで同意です。内部被曝は、計算そのものは同じになりました。(内部被曝は仮定に「if」が多いので難しいですがICRPより厳しめECRRよりは緩めに考えるとそのくらいなのでしょうか。) http://t.co/Lf37IVvNxn
2013-05-25 17:01:46@HayakawaYukio しかし、この計算の手法は、なかなか受け入れられないのかな?と思います。(LNT仮説に考えが基づき、かつ桁で考える。この両方を受け入れている人はわりと少ないかと。)
2013-05-25 17:08:34