早大ウェブと政治

「ジャーナリズム論1」(2013年05月25日)の演習にまつわるまとめです。
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和久田賴男 @Bokutou_House

東浩紀『一般意志2.0』、中沢新一・國分功一郎『哲学の自然』、小熊英二『社会を変えるには』など、参考文献への目配りもきいていたけど、肝心の、津田大介『動員の革命 ソーシャルメディアは何を変えたのか』『ウェブで政治を動かす!』がリストされていなかったので推薦図書に指定。

2013-05-27 01:14:27
和久田賴男 @Bokutou_House

複数の学生のアンケートからも指摘があったが、チュニジアのジャスミン革命に端を発する「アラブの春」についても言及されていれば、より深い考察になったかと思う。SNSが日常に浸透していることを、グローカルな目線で。

2013-05-27 01:14:43
和久田賴男 @Bokutou_House

twitterの威力は、『一般意志2.0』で語られているように、リツイートという行為の「暴力性」にある。良くも悪しくも「キャラの濃い」政治家にとって、twitterは自分を演出するための格好のメディアだ。

2013-05-27 01:15:13
和久田賴男 @Bokutou_House

twitterの魅力は「編集されていないダダ漏れ加減」にあるはずなのだが、学生アンケートによると、TV番組のtwitterのメッセージ紹介には「編集=作為」が感じられるから不快とあって納得。新しいことやってます的な意匠になってしまっているということですね。

2013-05-27 01:15:21
和久田賴男 @Bokutou_House

ちなみに、授業の参加者30人のうち、新聞をとってる学生が16人もいたのには感心。TVのない学生は3人、SNSをやってない学生が1人。

2013-05-27 01:15:38
和久田賴男 @Bokutou_House

政治家をtwitterでフォローしている学生が少なかった理由として、学生アンケートに、〈特定の政治家をフォローしていると、その政治家を「支持」しているようなニュアンスを友人たちにあたえてしまうことになるから〉とあって、その打開策として提案されていたのは→

2013-05-27 01:16:22
和久田賴男 @Bokutou_House

→〈「フォローする」というワードではなく、「監視する」というワードにすれば、政治家をフォローする人が増えると思います。〉とのことで、唸らされた。政治家だけリストに集めることはできるけど、そういうボタンがほしいということか。

2013-05-27 01:16:27
和久田賴男 @Bokutou_House

春香クリスティーンさんを例に挙げ、政治家をポケモンみたいに楽しむ方法について語ったところ、学生の反応はよかった。「キャラクラシー」(キャラクター民主主義)という考え方についても解説すればよかったか。

2013-05-27 01:16:50
和久田賴男 @Bokutou_House

やはりSNSというテーマには、学生たちの食いつきがよかった。たぶん自分たちの世代のメディアという認識があるのだろう。その愛着は、はたして40年以上先の未来、たとえば64歳になっても、続いているものなのか。ゲーム感覚はどこまで進化し、どこまで継承されてゆくのか。

2013-05-27 01:17:13
和久田賴男 @Bokutou_House

ウェブと政治をテーマにした本ということで参院選前に刊行する『海賊党の思想 フリーダウンロードと液体民主主義』は宣伝したものの、民主主義を考える際に必読の書としてルソーの『社会契約論』 http://t.co/2eNHiGy86e を言及しそびれたことがくやまれるところ。

2013-05-27 01:17:31
和久田賴男 @Bokutou_House

長文連投、すみません。学生にうざがられないよう、深夜便にしてみました。

2013-05-27 01:18:13
和久田賴男 @Bokutou_House

今後の各班の発表順は以下の通り確定 6/1→B(文学・電子書籍) 6/8→F(フード) 6/15→E(スポーツ・野球) 6/22→特別ゲスト講師(大谷能生) 6/29→G(声優・ボカロ) 7/6→C(コメディ・笑い) 7/13→D(映画) 7/27→J(ジョジョ・ジャーナリズム)

2013-05-27 01:19:39
和久田賴男 @Bokutou_House

6/22(土)の授業は、特別ゲスト講師として、大谷能生さんを招聘します。

2013-05-27 01:21:41