小栗剛さんによるFのレポート

ストレンジ・フルーツ公演期間中に出演者兼脚本の小栗剛さんがTwitterでつぶやいてたFのレポートを一覧にまとめてみました  (小栗さん本人の了承はとってあります)   5月14日~27日 [Mレポ含む] *ストレンジ・フルーツのネタバレは含まれてません 東京公演期間中分をまとめてありますが大阪公演期間中に新たなレポートがあったら追加するかもしれないです。
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小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑤】 古山はすぐに愛用のガラケーで音楽をかけはじめました。プリンセスプリンセスの「ダイヤモンド」でした。昨晩の古山レポートが気に入ったらしく「ネタにしてくれ」と言わんばかりの笑顔でこちらを見てきます。まったくもってご機嫌そのものですが、はっきり言って迷惑です。

2013-05-22 00:06:37
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑥】私がメイクのため席を外し戻ってくると、古山は居ませんでした。古山レポートの驚き担当、川岡氏が深刻な顔をしていました。「古山が『M』聴いてた…。」『M』とはプリプリの名曲バラードです。また「いい曲」を聴いていた古山。むかつく。「小栗さん、それだけじゃないんだ。」

2013-05-22 00:08:17
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑦】「古山は俺たちの迷惑もかえりみずにフルコーラスで『M』を流した!聴ききった後にあいつ、なんて言ったと思う?」川岡氏は取り乱していました。私は川岡氏を抱きしめました。川岡氏は泣いていました。「あいつ、『よし!』て言ったんだ。なにが『よし!』なのかわからない…!」

2013-05-22 00:11:45
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑧】ここで『M』について少し。我々30代中盤世代にとって『M』は名曲中の名曲。失恋バラードです。イントロのピアノを聴いただけで思春期の淡い恋を思い出します。そして歌入りのファーストセンテンスは「いつも一緒にいたかった」ああ!泣ける!古山に聴いてほしくない曲です。

2013-05-22 00:15:14
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

古山が聴いていたM/Princess Princess → http://t.co/MDrjcg3d0G

2013-05-22 00:16:43
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑨】 古山のせいで錯乱してしまった川岡氏は、私がチョップで気絶させました。古山、許せない。どこまで俺たちをカオスに巻き込めば気が済むんだ。古山はいつの間にか歯を磨いていました。もう、「いつの間に?」とか突っ込んでる余裕も私達にはありません。

2013-05-22 00:19:54
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑩】 私は古山とのコンタクトを試みようと発想しました。「ふるさん、膝の具合どうですか?」そうです。昨日古山はスクワットのやりすぎで膝を痛めていたのです。奴が嫌なことを思い出せば、カオスを軽減できる。賭けでした。古山「はは(笑)全然大丈夫!」予想通りでした。

2013-05-22 00:21:46
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑪】 どこをどう切り取ってもコンディション最高の古山。歯磨きの仕上げとしてうがいを始めました。憎い。古山が憎い。川岡氏の亡骸を抱きしめながら私は歯を食いしばりました。その時です。「ボッ☆」………(長い沈黙)…………。「ボッ☆」……。なんの音だ? 

2013-05-22 00:23:15
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑬】みなさんは歯磨きの時に嗚咽することはありませんか?そうでない方も聞いた事はあるでしょう。嗚咽は「おえっ!」です。お食事中の方すみません。嗚咽は「おえっ!」です。しかし古山は「ボッ☆」でした。普段地獄の黙示録みたいな声なのに嗚咽は「ボッ☆」それはアニメ声でした。

2013-05-22 00:26:20
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑭】私はコンディション最高の古山に再度コンタクトを取ることにしました。「ふるさん、調子いいっすね?」古山は答えました。「俺?調子悪いよ。」え?この期に及んで?どの角度から見てもあんた絶好調だよ!つぶらな瞳でもう一度うがいを始める古山。「ボッ☆」やはりアニメ声でした。

2013-05-22 00:28:00
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑮】本番は、本日観ていただいたお客様はご存知だと思いますが、調子良かったです。俺のネクタイふよんふよんにされたし。コンディション調整は大切だというお話でした。奈央ちゃんも楽しみにしているという古山レポート。今夜はここで。

2013-05-22 00:28:37
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート①】 こんばんは。小栗です。ちょっと仕事していたので遅くなりましたが、古山レポートです。たとえば、人との別れ際の言葉。「おつかれ」「バイバイ」「またね」いろいろありますが、別れ際のわずかな言葉が人を愛す心の種になるという、お話です。

2013-05-24 02:30:08
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート②】 先日は休演日前と言うことでスタッフさんも一緒にみんなで呑んだ。「ストレンジ・フルーツ」はかなり体力も声帯も消耗する舞台なので調整の為あまり呑みに行かない。実は全員での呑みは初日以来だった。美味い料理と酒で多いに楽しんだ。もちろん酒好きの古山もご機嫌だった。

2013-05-24 02:30:31
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート③】 終電の時間が迫り、ひとりふたりと席を立つ。劇場から住まいが近い古山と僕は終電を気にする必要はない。最後まで残り、タクシー組を見送った。まあ、近所同士なんだから普通は一緒に帰るつもりでいた。しかし、それは一瞬だった。僕がじゅりに手を振り、振り返った時…。

2013-05-24 02:30:51
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート④】 すでに古山の姿は無かった。神隠しにあったのかと思った。その間はまさに刹那。遠くに大久保通りをものすごいスピードで疾走する古山が見えた。停車している車の間を縫って幻のように消えた。みなさん「古山に何があったのか」とお思いでしょう。何もありません。習性です。

2013-05-24 02:32:48
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑤】 僕は一度も古山と一緒に帰ったことが無い。以前、古山とじゅりと僕の3人で呑んだ時のことです。何か嫌なことがあった古山は僕らに2時間、憤りを叫んでいました。近いのに。キャッチャーがナインを鼓舞する時の声量でした。店員さんが心配してサービスの品をくれたほどです。

2013-05-24 02:32:58
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのレポート⑥】 「小栗さんクソだよ!あんたは!」絡み酒でした。「じゅりちゃんもクソ!」明らかに巻き添えを食ったじゅりが可哀想でした。長くなりそうだなと思った矢先「俺もクソ!」と言って突然寝てしまいました。そりゃないよ。すっきりしたのか。口元に笑みを浮かべていました。

2013-05-24 02:33:37
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのリポート⑦】 そんなだったので家までちゃんと送ろうと思いましたが、店を出た古山は急に復活し、「小栗さん、バカ!バカだからね!」と言って家とは逆方向に疾走していきました。もうほっときましたけど。誰かと一緒に帰るのが苦手なんだな、というのが先日確信に変わりました。

2013-05-24 02:33:52
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fのリポート⑧】 なつかしさを感じます。36歳にもなって37歳の男に「バカ!」って言って去られるなんて、逆に貴重な体験です。何度も忠告しますが、古山に「どうして?」なんて考えてはいけません。つぶらな瞳のカオスに飲み込まれてしまいます。本日は以上です。

2013-05-24 02:34:39
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fレポ①】 こんばんは。小栗です。例えば、夫婦は顔が似てくる、なんてよく言われます。同じ時間を過ごすということはイコール、その顔をずっと見ていると言う事です。顔を見る。目を見る。それを何度も繰り返すうちに脳が錯覚を起こす。今日はそんな話です。

2013-05-24 23:18:59
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fレポ②】 本日男子楽屋はサウナの話題で盛り上がりました。各々のサウナの流儀を熱く語り合いました。フィンランドのサウナ、スチームサウナ、銭湯のサウナ。中でも川岡氏のサウナ熱は高く「自宅にサウナ作るのが夢なんすよ!」と語りました。「いったい幾らぐらいかかるんでしょうかね!」

2013-05-24 23:19:40
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fレポ③】 「三千万。」古山は鏡で自分の顔を眺めながら呟きました。「三千万だ。」経験者のような口ぶりです。古山は自宅にサウナ作った。そう確信させる程重みのある響きでした。自宅でサウナ?舐めるな。そのために俺がどれだけの犠牲を払ってきたと思っているんだ。軽々しく夢を語るな!と。

2013-05-24 23:20:11
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fレポ④】 鏡越しの古山はそう言わんばかりの表情でひたすらに自分だけをにらんでいました。 「三千万もかかりますかね?」川岡氏がおそるおそる聞きましたが、古山はお気に入りのガラケーで自分の写真を撮りはじめました。ブログに載せる用の自分撮りです。今日の古山も絶好調です。

2013-05-24 23:20:40
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fレポ⑤】 この辺の会話の噛み合わなさはこっちだって折込み済みです。満足のいくショットが撮れるまで何度も撮り直ししている古山を尻目にサウナ話を再開しました。川岡氏の話にドクターK(加藤啓)がノる。水風呂の気持ちよさ。血管の収縮する快感。話を聞きながらこちらも追体験。楽しい!

2013-05-24 23:21:46
小栗剛( qui-co. ) @oguri_utd

【Fレポ⑥】 川岡氏がとっておきの「ろうりゅう」を紹介しました。ああ!サウナ行きたくてたまらない!私もドクターも感極まった瞬間でした。「「いいなあ…」」…。…?何が起きた?そうです。いつの間にか会話に戻っていた古山とドクターが同時に言葉を発したのです!「ドクター!あぶない!」

2013-05-24 23:22:57