居上蜂花略奪戦「振りほどかれた/握りしめた手の行方」
氷の槍が彼を貫いた時も直ぐに異能を発動出来るように準備しつつ、蜂花さんの出方を伺ってみたり。光の異能が何処まで出来るか知っていたこともあるだろうけど、彼女の意思が見たくて。
2013-05-30 19:54:50おじさんが消えた後は異捜の方々が来るのを足音で察知して、もう大丈夫だなってその場から逃げる。他の異捜がいたら厄介なことになるし、蜂花さんを受け止める場所も、傷だらけの彼を介抱してやる人間も、自分じゃ駄目だと分かってるから。
2013-05-30 19:59:09しかしテレポートしたおじさんをつけることは出来んのだろうか……殺したい訳じゃないけれど、彼の今後の動きは気になる所だし、能力や彼の関係者についても情報はあった方がいいに決まっていて。まあボスの関係者だものね……相当なテレポート使いよね……音途切れるよなぁそりゃ´`
2013-05-30 20:03:53「いやあ恋か、イイねぇ恋。思い出すわー潤と初めて会った日のこと。目が合った瞬間『こいつウゼェ殺す』ってピンときたもんだよ、今思えばあれは恋だったのかもしんないよねェ!いやーん♥俺ってチョー健気じゃねー?」「みっちゃんのそれは間違いなく恋とは別もんのアレやから安心してくださーい」
2013-05-30 20:24:09@heretic392 ほのぼの見守る鳩羽は時々茶々いれるわwww「好き勝手ケツ掘られたとか報告された時は、コイツ女遊びし過ぎてとうとう趣旨変えしたのかと思った」「鳩羽ひでぇ!そんなこと思ってたのかよ!」「割りとまんま言った気がするけど?」
2013-05-30 20:31:13ばつん、と捕らえていたはずの対象の気配が消えた。行き場を失った異能がうねるのを感じ、掛けていた重圧を解く。回収したところで重傷者ばかりだ、次に動くまで大分時間があるだろう。「…こちらB班鳩羽、被害報告」部下の返事を聞きながら、軽微で済んだことに胸を撫で下ろす。「A班、そちらは」
2013-05-30 20:25:05『この程度も付いて来れねー奴は俺の下にいらねェよ』「死傷者」『腕に穴空いてる奴がいるけど死にゃあしねェわ』「上出来」珍しくこちらの被害が少ない。あとは、彼か。「各班班長は指揮を一人に任せて対象の保護及び残党処理に当たれ。残りは速やかに撤退の準備を」指揮権を移し、窓から飛び降りる。
2013-05-30 20:25:23「萩さん」『桜、終わった?』「はい。恐らく良くて瀕死だと思うので輸血と治癒の準備をお願いします」『誰に言ってるの?』「えぇ、戯れ言です」異研から無理を言って引っ張り出した治癒の純血の先輩と連絡を取りながら別ルートから高嗣くんを追う。「すぐに回収しますから、そのまま待機して下さい」
2013-05-30 20:25:43正式に庶務課の一員になって、もう情報流すだのなんだのしなくてもよくなって、今までのあれこれに申し訳なさは感じるものの現在進行形の後ろめたさはなくなってうれしいです。先輩に懐ける! わーい!
2013-05-30 20:40:14「ちが、血がいっぱい」顔面蒼白で、こんなに感情を露にしている彼女は始めてみる。宥める二人とは同じではいけないから。ぱしん、と軽く頬を叩く。深國の口笛。後でシバく。「落ち着きなさい、現場を説明できるのはあなただけなの。大丈夫だから。彼を死なせたくないなら、落ち着いて。頑張ったわ」
2013-05-30 20:47:00ぱしん、と頬を叩かれ、一度口を閉じる。涙はとっくに止まっているのに、呼吸は勝手に、しゃくりあげるみたいに震えていた。「……は、い、落ち着き、ます」彼を死なせたくない。大丈夫。大丈夫。繰り返して、深く息を吐く。ああ違う、言わなければならないことがある。
2013-05-30 21:01:05すぐに治癒すれば消えるけれど、時間が経てば痕になる。これぐらいなら治してやれるケドどうする?ってわざと訊くわんこ。痕を、あえて残そうとする蜂花ちゃん、とか?
2013-05-30 21:19:07@heretic392 あえて残そうとするざわり……「自分でやったことですから」って、二重の意味を込めて言うと思います。このくらい、残らないと。
2013-05-30 21:22:33「自分でやったことですから」目を伏せると思っていたが、意外にも彼女はまっすぐにこちらを見つめてそう言った。嫋やかな姿とは似つかぬ辣腕の目だ。…気に入った。「殊勝だねェ。俺はその方が断然好きだぜ」赤く焼けた手を掴み、爛れた傷口に唇を寄せる。組織を繋ぐだけの痛み止め。「後悔するなよ」
2013-05-30 21:43:34色恋の沙汰に疎いので周りからのあたたかな眼差しに落ち着かなくなるのはそーじさんだけである。でもそわそわしているのはわかるのでどうしたんだろうと思ってる。「……痛みますか」「え?」「…………傷」「あー、大丈夫っす」
2013-05-30 21:19:57「ごめんなさい」目が覚めた病室で、開口一番に彼女は言った。「ごめんなさい。ごめんなさい。そーじさん」言葉を重ねるごとに彼女はうつむいて、どんな感情が蓄積されていっているのかその両手が握りしめられていく。その包帯が巻かれた手が気になった。でも今はそれよりも。「なんか、ちげーっすわ」
2013-05-30 22:30:50出した声はひどくかすれていた。 傷は痛まないが、頭がぼんやりする。 多分、麻酔か痛み止めでも効いているのだろう。「俺が奪うっつーか、戻ってきて欲しかったのはそんなこと言ってほしいからじゃなくて」そこまで言ってから少し考える。「こっち向いてもらっていいっすかね。蜂花さん」
2013-05-30 22:31:46