ルーミアちゃんが拗ねてしまうおはなし

だめだこいつ話聞いてくれねえ…
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ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

霊夢「へぇ、あんたもルーミア飼い始めたのね」 幼いルーミア「そーなのかー」 魔理沙「ああ、わりとイカれてるけど可愛いヤツだぜ」 狂ったルーミア「そーなのかー?」 ルーミア「…何この…何?」

2013-05-20 15:18:07
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

ル「まずさ! 『飼う』って何よ!」 幼「飼われてるのかー?」 狂「そーなのかー」 霊「あんたはともかく…」 魔「こっちの2人は小動物みたいなんだよなぁ」 ル「しょ、小動物…」 幼「小動物なのかー?」 狂「そーなのかー」 ル「…はあ」

2013-05-20 15:19:36
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

ル「で、こっちのはそーなのかーしかいえないの?」 狂「そーなのかー」 魔「ああ、だが意外な事に頭は良いし射撃能力も高いんだ。 もうちょっとで殺される所だったんだぜ?」 狂「そーなのかー」 ル「なんでそんなヤツ飼うの…」 魔「意外と可愛いんだぜ?」 狂「そーなのかー?」

2013-05-20 15:21:13
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

霊「ま、可愛さならウチのルーミアにはかなわないわね」 幼「そ、そんなことないのだー…」 霊「ふふっ、照れない照れない。 もっと素直に受け取っていいのよ?」 幼「そーなのかー?」 ル「って言うか…『壁』越えすぎでしょ… 私もう何がなんだかわかんなくなってきた」

2013-05-20 15:22:33
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

魔「まあ、確かに異常だな。 小悪魔は別として、普通は紛れ込んできても1人ぐらいなんだが…」 狂「そーなのかー?」 霊「異変かしらね?」 幼「異変なのかー?」 ル「いちいち相槌…いや、まあいいや。 異変だとしたら地味ね…私が増える異変なんて…」

2013-05-20 15:24:09
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

霊「となると…紫ー?」 ル「ゆかり…?」 霊「…あれ、紫ー? いつもは呼んだら出てくるのになぁ。 やっぱりアイツが主犯か…」 幼「主犯なのかー」 魔「ああ、まあ、なんかそういう事出来そうだしな」 狂「そーなのかー」 . 紫(酷いわ、霊夢ったら…出て行けない理由があるのに)

2013-05-20 15:27:18
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

ル「その…ゆかり、ってどんな人なの?」 霊「ああ…なんか常に私の事を監視してるんじゃないかってレベルのストーカーで、神出鬼没のスキマ妖怪よ。 境界を操る程度の能力を使って好き勝手する事が多いわ」 ル「へ、へぇ…そーなのかー」 . 紫(くっ…好き勝手言ってくれてるわね…)

2013-05-20 15:29:18
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

藍「…どうされました、紫様」 紫「あ、あぁ…ちょっとね。 霊夢のやつが余計な事ばっかり言うものだから」 藍「なら、止めに参りましょうか?」 紫「…いや、いいわ。 私が直接…でなくとも、接触は避けたいの」 藍「……。」 藍「…あの、ルーミアとか言う妖怪…ですか」

2013-05-20 15:31:51
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

紫「あら、藍…私とあの子の関係を知っているなら、そういう言い方は謹むべきじゃない?」 藍「…そうですね、失礼致しました」 藍(ルーミア…) 藍(…事情が事情とはいえ、紫様はあの妖怪に入れ込み過ぎだ… いずれ、どうにかしなければならないな…)

2013-05-20 15:34:11
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

. ル「はぁ…」 ル(霊夢は幼い奴、魔理沙は狂った奴に入れ込んでて私が入り込む余地がない…) ル「って、違う違う…何で妹に母親取られたお姉ちゃんみたいな事になってるの、もう」 ル(…でも、ちょっと寂しいのは確かかなぁ) ル「…いやいやいや! 何考えてるのもう…」

2013-05-20 15:43:31
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

ル「大体、私は元々特に誰ともつるまない妖怪で――」 妖夢「…見つけましたよ、こんな処に居たんですか」 ル「へ?」 妖「あの時より少し小さい気がしますが、この妖気は紛れも無くあの時の妖怪… ずっと探していたんです。 覚悟して頂きましょう!」 ル「…えぇーっ!?」

2013-05-20 15:45:10
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

ル(まずいまずいまずい… あの時はEX化してたから余裕だったけど、この状態で勝てる相手じゃない…!) 妖「さあ、どうしました? 剣を抜きなさい!」 ル(いやいや無理! あの剣は力と一緒に封印されてる訳で、この姿じゃ剣どころか棒っきれすら出せないよ…!)

2013-05-20 15:46:58
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

ル「あー…その、なんだ… ちょっとこのリボンほどいてくれないかなー」 妖「そのぐらいご自分でなされては如何ですか? それとも、罠ですか?」 ル「まあ普通はそういう反応になるよねー…」 妖「さあ、早く剣を抜きなさい!」 ル(だめだこいつ話聞いてくれねえ…)

2013-06-03 10:45:45
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

ル「あー、い、今調子が悪くて小さくなってるの! 剣士なら手負いの相手をいじめるのは恥でしょ!?」 妖「…ふむ… 確かにそうですね、では日を改めるとします」 . ル「はあ…」 ル(…私、誰かとつるんでないとなんにも出来ないじゃん…)

2013-06-03 10:48:22
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

ル(自分は強いと思って調子に乗ってたけど、それもこれも霊夢が丁度良いタイミングでリボンを外してくれてただけ…) ル(自分は弄る側の存在だと思ってたけど、魔理沙が気前良く乗ってくれてただけ…) ル(2人が別々の私を可愛がりはじめて、私の居場所が無くなって… 私はどうしたら)

2013-06-03 10:49:54
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

霊「…ったく、こんな処に居たのね」 ル「へ?」 幼「探してたのだー」 魔「急にどっか行っちゃうから心配したんだぜー?」 ル「し、心配? 私を…?」 狂「そーなのかー?」 霊「…ほら、帰るわよ」 魔「あ、こら! 今日は私が連れて帰るんだぞ!」 ル「……。」

2013-06-03 10:51:46
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

ル「何よ…別にいいじゃない、ルーミアならそれぞれ1人ずつ居るでしょ」 霊「あんたはあんた、この子はこの子」 魔「こいつらはお前みたいに憎たらしい事しないし言わないからなぁ」 ル「何それ…ばっかみたい」 霊「…ま、そうかもね」 魔「ちょっと位バカな方が楽しいもんだぜ?」

2013-06-03 10:53:39
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

ル「ふーんだ! 今日はアリスん家に泊まるから!」 魔「あっ、なんだそりゃ!」 霊「…よし、じゃあ皆でアリスの家に転がり込みましょうか」 魔「いいなそれ! あいつの家なら6人ぐらい入るだろうしな!」 ル「…す、好きにすれば! 追い出されても知らないからね!」 .

2013-06-03 10:57:54
ルーミアちゃんが強いおはなし @strong_rumia

. ?「…フン、どんなものかと思って見に来たが」 ?「あれがこの世界の私か…随分のうのうと暮らしているものだな」 ?「そして…」 ?「…あれがこの世界の…」 . ?「霧雨魔理沙か…!」 ~つづく~

2013-06-03 10:59:50