【新・問い直される県民健康管理調査②】

島薗進 @Shimazono

１【新・問い直される県民健康管理調査②】福島県が請負う体制は限界に「子の健康調査「国の責任で」　市民団体が請願」朝日6/8 http://t.co/LPX1iefh3t　「茨城県、千葉県北西部、埼玉県南東部に住む母親たちでつくる「放射能からこどもを守ろう関東ネット」（３６団体…」

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２【新・問い直される県民健康管理調査②】「「放射能からこどもを守ろう関東ネット」は７日、子どもたちの健康調査を国の責任で行うよう求める請願書を衆参両院１９人の国会議員に提出した。約７万３千人分の署名を添えた」「ネットには、東京電力福島第一原発事故で国の汚染状況重点調査地域に」

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３【新・問い直される県民健康管理調査②】「汚染状況重点調査地域に指定された３県の３１市町村を中心に、放射線量測定などを自発的に始めた市民が集まった。請願では、これらの地域について（１）子どもや妊婦を対象に甲状腺や血液検査など健康調査を継続して行い、結果を保護者に伝える」

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４【新・問い直される県民健康管理調査②】「（２）放射線量が 一定基準以上の地域に住んだ人を支援する「原発事故子ども・被災者支援法」の対象地域に含める、ことを求めている」。 （１）の実現は（２）に通じる。県外での甲状腺の検査の必要性を認めれば（２）にも大きな影響を及ぼすだろう。

島薗進 @Shimazono

５【新・問い直される県民健康管理調査②】ところで2012年3月29日にこんな報道。「公明など野党6党は29日、東京電力原子力事故に係る健康調査等事業の実施に関する法律案（議員立法）を参院に共同提出した。…同法案は、健康調査が長期にわたる上に、放射線の影響は広範囲に及ぶことから」

島薗進 @Shimazono

６【新・問い直される県民健康管理調査②】「健康調査などは地方任せにするのではなく、国の責任で対応すべきとの立場から提出した」。当時の野党6党のうちには現在の与党。自民党･公明党が入っている。https://t.co/NXTyqCU2GX　両党の現在の見解をぜひ聞きたい。

島薗進 @Shimazono

７【新・問い直される県民健康管理調査②】以下のニュースも過去の報道と照らし合わせる必要がある。朝日6.8「福島県外の子の甲状腺検査を継続　しこり見つかった４４人　環境省」。http://t.co/nXkZVLSIep しこり（結節）が見つかった対象者にどう対処するか調査前に想定？

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８【新・問い直される県民健康管理調査②】「昨年度実施した甲状腺検査を、５・１ミリ以上のしこりが見つかり、詳しい検査が必要とされた４４人の子については今年度も続ける方針を明らかにした。「今後も経過観察が必要」と判断したため」。一方、12年3/29には環境省はこう述べていた。

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９【新・問い直される県民健康管理調査②】「この調査で実施された甲状腺超音波検査は、スクリーニング検査であり、甲状腺がんの診断を目的とした検査ではありません」環境省3/29「福島県外３県における甲状腺有所見率調査結果について（お知らせ）」http://t.co/VLlv0PVL9Y

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１０【新・問い直される県民健康管理調査②】初めは嚢胞の数が問題ということで2次検査が必要となるとは考えていなかった。福島での甲状腺がん多数発見を予想していない段階での調査設計。しかし結節が見つかった場合、県外でもがん多発の可能性を否定できない現状で経過観察をせざるをえなくなった。

島薗進 @Shimazono

１１【新・問い直される県民健康管理調査②】これは長崎・青森・山梨の３県のスクリーニング対象者にはいい迷惑かもしれない。このようなことが起こりうるというインフォームド・コンセントを行ってから検査を行ったのか？スクリーニングが医療倫理として適切だったかどうか検討の余地がある。

島薗進 @Shimazono

１２【新・問い直される県民健康管理調査②】「公的医療保険を使って検査が受けられる」とも記されているが無料にすべきではないだろうか？また、少人数とはいえ遠い３県で検査を継続するのであれば、福島県以外の放射線被ばくが懸念される地域で検査を行わないことがますます理解しにくくなるだろう。