『木苺は私と犬のもの』まとめ

冬木洋子＠『司書子さんとタンテイさん』発売中 @fuyukiyoko

３０過ぎても自分の小さな世界の中だけで満足して生きている司書子さんが、少し外界に目を向け、行動する勇気を持ち始めるという、司書子さんの小さな成長が、事件解決と絡めて描かれます（笑）

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ちなみにゼミの教授は司書子さんの在学中に事故死してます。だから想い出はより美しく、司書子さんは、恋はもう、その美しい想い出だけで十分。自分は一生それだけでいいと思ってた。

櫻井水都 @sakuraiminato

@fuyukiyoko うわあ、切ない。続きむっちゃ気になりますｗ

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さて、そんな司書子さんの小さく満たされた世界の鳴かで、何か、ささやかな事件が起こる、と。殺人事件とかじゃなく、無害な、ささやかな事件がいいですね。すわ殺人かと思ったけど、謎が解けてみたら、実はそうじゃなく無害なことだった……とかでも可。戦時中の悲恋とかが絡んでたりするのもいいな。

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で、ささやかな事件の解決に、たまたま居合わせた素人探偵が首を突っ込んでくる。素人探偵氏は、司書子さんが働いてる図書館の常連さんで、探偵小説の大ファン。で、実は密かに司書子さんのファンでもあった。近所の商店街の何か屋さん（笑）の次男？で、草野球とかやってるわりとアクティブな男性？

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性格はお節介で押しが強く、ちょっとガサツだけどお人よしみたいな感じ？　地元商店街のためにがんばってる良い人だけど、司書子さんから見たら、異性としては全く好みじゃないタイプ。

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司書子さんの事件にも、「町内会長（でも副会長でも）として、ご町内の事件はほっとけない！」みたいなノリで、強引にかかわってくる。でも、それだけじゃなく、実は司書子さんに好意もあるし、それ以上に、とにかく探偵小説好きなので探偵ごっこがやりたくてしょうかない！（笑）

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司書子さんも、最初は（探偵ごっこがやりたいだけでしょ、お節介でちょっと迷惑……）なんて思うんだけど、実はこの人案外頼りになり、良い人で、そのうち力を合わせて事件を探るようになり、その中で、司書子さんも徐々に彼に心をひらいていく。

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で、探偵氏が司書子さんの家に来るたびに庭先の木苺を摘んでぽいっと口に放り込むのを、司書子さんは、そのたび内心で、（あ、おばあちゃんの木苺を！　あれは私と犬のものなのに……(T-T)）と嘆いてる。でも、そのうち、心が通い合うようになると（まあいいか、◯◯さんなら）と思うようになる。

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で、これは島村さんのアイディアなんだけど、司書子さんが木苺を食べると、おばあちゃんの霊？が視える。で、事件解決のヒントをくれる。でも、ヒントといっても、具体的に事件に触れるわけじゃなく、生前に何か言った、その言葉が司書子さんの心に蘇るだけだから、単なる回想という解釈もできる。

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で、その、おばあちゃんの言葉から、事件解決のヒントに司書子さんが自力で気づく。だから、おばあちゃんのヒントは、単に、司書子さんのヒラメキなのかも。でも、司書子さんは「おばあちゃんた助けてくれた」と信じてる。で、そのうち、ある時、探偵氏もおばあちゃんの霊を見てヒントを授かる。

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司書子さんは、（◯◯さんがおばあちゃんに認められた）と思う。（←◯◯さんとおばあちゃんは、商店街の店主と客として親交があった）司書子さんは、ヒラメキがあるけど行動力がない。おっちょこちょいだけど腰の軽い探偵氏がそれを補う。その共同作業を通じて司書子さんも行動する勇気を持ち始める。

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で、どんな事件だったか知らないけど（笑）、事件は解決。司書子さんは、庭のキイチゴでジャムを作り、事件解決協力のお礼にと、探偵氏に届ける。きっとこの先、これをきっかけに二人は交際をはじめるんだな……という予想をさせて、本編終了（笑）

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で、エピローグで、約一年後。ふたりは結婚して、司書子さんの家に住み始めてる。司書子さんが、朝起きて、庭のキイチゴが今年も色づいてきたのに気づく。で、最後の一文。「今年からは、この木苺は、私と犬と◯◯さんのもの。」（笑）

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ラストの一文まで想像しおわった！（笑）　でも、ミステリーは読まないし、頭悪くてトリックとか考えられないので、どんな事件が起こり、どうやって解決するのかという、お話の大筋は不明のまま……（笑）

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@sakuraiminato えへへ、歳の差恋愛です！　しかも相手は大学教授です。きっと知的でダンディなおじさまなのです！　いや、必ずしもダンディじゃなくて、ちょっとくたびれた感じだったり、研究一筋で世知に疎い感じの身なりに構わない人でもいいかもですねv

冬木洋子＠『司書子さんとタンテイさん』発売中 @fuyukiyoko

あ、この、『木苺は私と犬のもの』には、ひとつ、大きな問題点が……。このキイチゴって日本在来種のカジイチゴだと思うんだけど（←うちのがそう）、カジイチゴってジャムにはしないよね……。少なくとも私はしたことない。できるのかな。あんまり美味しくなさそう。かなり大量に必要だし。

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キイチゴの品種は明記しないで、色とかの描写もしないか、じゃなきゃ、ラズベリーとかボイソンベリーに変えておくかかな。お祖母ちゃんがハイカラ好みの園芸好きで、古くからラズベリーとかの外来種をコレクションしていたという設定で。

冬木洋子＠『司書子さんとタンテイさん』発売中 @fuyukiyoko

司書子さんはぜひとも探偵氏にジャムを届けないければいけないので、ジャムになる種類のキイチゴが必要（笑）

冬木洋子＠『司書子さんとタンテイさん』発売中 @fuyukiyoko

もっと大きな問題点は、とにかく事件とかトリックとかの本筋は全く何一つ想像できないってところだった（笑）

櫻井水都 @sakuraiminato

@fuyukiyoko くたびれたおじさんいいですね！　せっかく仕立てのいいスーツなのにそれを着たきりでクリーニングに出すのも億劫がるから全然パリッとした印象にならなくてもったいない感じのｗ　仕立てがいいってことすら本人は知らないぐらいでもいいかもしれないですｗ

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@sakuraiminato そうそう、スーツは奥さんがすべて手配してて、本人は掛けてあるのを着てくるだけ……という。クリーニングは、奥さんが時々強制的に出してるけど、いつも同じ服を着てるから、なかなかクリーニングに出す隙がないとか？

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@sakuraiminato スーツは他にもあるのに、それが気に入った（見た目じゃなく着心地とか、単にいつも同じだと安心するとか）となると、そればっかり着るんですね。時々、奥さんが業を煮やして強制的にそのスーツを取り上げて他のを着てけというと、ちょっとショボンとするとか。

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@fuyukiyoko カジイチゴでジャムを作っている方、いらっしゃいましたよ！　http://t.co/3kwL4YFB1x

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@simamura 島村さんの『タイトルみたい』という一言から、妄想が広がりまくりました……。おかげで楽しかったです！　島村さん、書きませんか？　何かオカルトがらみの事件（でも、おどろおどろしくない、ほのぼの系？）に持って行っても面白いんじゃ……？