『リスボン@ペソア』観光案内

ペソアの詩集を片手にリスボン市街を散策します。不定期更新。
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重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

【リスボン@ペソア】サンタ・ジェスタのエレベーター。ロシオ広場の南側、路地を歩いていると突如現れる鉄製リフト。高さは45m。最上部は展望台で、リスボン市街が一望できます。またこのエレベーターからはカルモ教会に続く陸橋が延びています。 http://t.co/cbCMX7Ikd1

2013-05-25 00:29:16
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“ああ 青い空―子どものころとおんなじだ―”

2013-05-25 00:30:12
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【リスボン@ペソア】サンタ・ジェスタのエレベーター。ロシオ広場の南側、路地を歩いていると突如現れる鉄製リフト。高さは45m。最上部は展望台で、リスボン市街が一望できます。またこのエレベーターからはカルモ教会に続く陸橋が延びています。 http://t.co/TJkbp1pml5

2013-05-27 00:11:14
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【リスボン@ペソア】カルモ教会。サンタ・ジェスタのエレベーターから延びる橋を渡っていくと、この修道院の脇に出ます。中世にゴシック様式で建てられた典型的な托鉢修道会の建造物で、当時はリスボン最大の教会でした。1755年の大地震のため崩壊。現在も再建されずに廃墟のまま残されています。

2013-05-27 00:11:57
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“私が過ごす時間は、宗教に帰依したときに得られるものに似ている。とはいえ、 至高の存在に私を惹きつけるものはなにもない、もちろん底辺へと惹きつけるものもなに もない。自分が自由だと感じる、あたかも存在することを止めながらも、意識だけはある かのように。”

2013-05-27 00:16:54
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【リスボン@ペソア】サン・ジョルジェ城。市街の東の丘に聳える城。 古代ローマ時代の要塞に起源し、中世には歴代ポルトガル王の城でした。この場所に宮殿が建っていたなんて、中世のリスボンは童話に出てくるような街だったのでしょうね。 http://t.co/XqlvHeO8R7

2013-05-28 00:55:44
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“幸せなものは哀し! 生きているとはいえ 惰性に過ぎぬ 魂が叫ぶのは 根源の教えばかり 自らの墓のうちで生きるのだと  何世紀にもわたる時間のうちで 次から次へと世紀は引き継がれるが 満足しないのが 人間だ 神の啓示によって 盲目の力が 支配されますように” 

2013-05-28 01:00:08
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【リスボン@ペソア】今日から6月ですね。先日「不穏の書、断章」を駅のベンチに置き去りにしてしまいました。現在ペソアは警察に保護されているとのことなので、飯田橋まで向かいに行ってきます。

2013-06-01 12:58:07
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【リスボン@ペソア】ドウラドーレス街。繁華街が多いバイシャ地区にありながらも、比較的細くて静かな通り。『不穏の書』の作者ソアレスの住居と彼の勤務先である繊維輸入会社ヴァスケス商会はこの通りにありました。街灯がお洒落です。 http://t.co/ICMgQyn3Ki

2013-06-02 00:11:13
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“ドウラドーレス街にある会社が私にとって人生の体現であるとすれば、この同じドウラドーレス街の三階、私の住んでいる場所は、芸術を体現している。そうだ。芸術と人生が同じ通りに住んでいるのだ。”

2013-06-02 00:13:01
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【ペソアの異名紹介】ベルナルド•ソアレス。リスボン市在住の会計助手。ペソア自身と最も外見や生活上共通点が多いとされている。『不穏の書』は彼が余暇に書いていた端書き。

2013-06-02 00:16:26
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ペソアとは、ソアレス氏の自宅近くのカフェで出会ったそうです。

2013-06-02 00:25:09
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【リスボン@ペソア】フィゲイラ広場。ドウラドーレス街の北に、かつてペソアが「リスボンの胃袋」と称した広場があります。この場所には1949年までリスボン中央市場があり、解体に4年かかる程広大だったとか。写真の騎馬像はジョアン一世です。 http://t.co/VhV20oALCh

2013-06-03 01:12:07
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【リスボン@ペソア】アズレージョ。ポルトガル建築の特徴である装飾タイル。リスボンはアズレージョの生きた美術館と表現されるほど、教会、宮殿、噴水などあらゆるところに用いられています。日光を拾い、白と青にひっそりと輝くアズレージョは、 ずっと眺め続けてしまう、情緒があります。

2013-06-04 00:09:19
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“わたしは 石をじっと眺めることがある 石に感覚があるだろうかなどと自問しているのではない 石に わが妹よ と呼びかけるような 世迷いごとは言わない そうではなくて 石が石であることが好きなのだ 石が何も感じないから好きなのだ 石と私がまるで関係ないから好きなのだ”

2013-06-04 00:14:04
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【リスボン@ペソア】バイロ・アルト。小道が入り組む坂の地域で、リスボンで最も古い地区です。夜になると沢山の酒場のランプが灯り、ファドの演奏が聞こえてきます。バイシャ地区が銀座なら、神楽坂といったところでしょうか。(少し違う?) http://t.co/7mlbn6ONVp

2013-06-05 00:42:56
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“夜をこんなにも暗くしているのはこの灯されたランプのような気がする。私が眠らずに、闇のなかで夢を見ながらここにいるから、あのランプは灯されているような気がする。”

2013-06-05 00:44:26
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【リスボン@ペソア】ファド。リスボンの下町で生まれ歌い継がれる、ポルトガル人の魂に根付く伝統歌謡。生活の中から湧きあがった感情を音楽にしたもので、語の意味は「運命/宿命」。現在もリスボンにはファドが聞けるレストランが多くあります。 http://t.co/aKOp5UD7zT

2013-06-07 00:47:00
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“どんな音楽でもいい ああ どんなものでも 魂からこの不安を 取り去ってくれさえするならば あらゆる不可能な平穏を要求するこの不安を(・・・) なんでもいい人生以外ならなんでも ホタでも ファドでも 人生の最後のダンスの 大混乱でも・・・ もうこれ以上 心を感じたくない!”

2013-06-07 00:53:17
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ポルトガルに〈サウダーデ〉という言葉があります。「郷愁」「憧憬」「悔恨」「懐旧の情」「愛惜」「ノスタルジー」「孤愁」等様々な言葉があてられますが、丁度良い日本語は存在しません。

2013-06-12 08:55:56
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ポルトガル人の心が揺れたとき、この〈サウダーデ〉は使われます。愛する人やものそして時間など、失われたものに対して抱く郷愁や哀しみ、そして懐かしさをもいい表す言葉が<サウダーデ>なのです。 私は日本人ですが、海を見たときの感覚がサウダーデに一番近い気がします。

2013-06-12 08:59:26
重力/Note | Jyuuryoku/Note @Note1069

『リスボン@ペソア』 ≪海≫を前に立ち現れた複数の≪私≫たちが繰りひろげる永遠のお喋り。 明日からです。

2013-06-12 09:22:20