#架空職業 記録5(2期)
各キャラの設定は、記録4で確認どうぞ。2期からの新衣装や新キャラさんなども確認できます。
神威鴉魔は修復屋です。性別は男、緑色の髪で、押しに弱い性格です。武器は三節棍。よく一緒に仕事をしているのは掃除屋で、仲が悪いのは運び屋です。 http://t.co/ZdEv234Koj お人好し?(・ω・)
2013-06-09 00:30:12では、ヒロマルさんのお話の続きから。
【 #架空職業 『職能戦線』】ここは異能力を持った仕事屋達が蠢く首都・東京。情報屋、奪い屋、運び屋、監視屋、護り屋…彼らはその能力で時に敵、時に味方になりながら各々の職業の誇りを賭けて帝都の闇に闘っていた。今日、彼らの元に舞い込む依頼は天使の歌声か、はたまた悪魔の呪詛か……⁉
2013-06-11 23:26:13【護り屋ヒロマル】某国の暗号アルゴリズムを解析してしまった天才数学少女・那由他の護衛を請負ったヒロマル。敵の追撃を躱しながら辿り着いた高田馬場・高次数学研究所は既に敵の手に落ちていた。那由他の解析理論を狙う情報屋を退け、地下共同溝を使い上野・国立科学博物館を目指す二人だが…。
2013-06-11 23:36:00【♫〜】ヒロマル「アズサ、電話はよせ。位置を探知される!」アズサ「分かってる!でも緊急よ。某国はあなた達の追跡に最新のマシンビーストを投入するわ!」「動画で観た。ヨタヨタ四つ脚で歩くやかましい荷運びロボか?」「あんな玩具、ダミーのカバーに決まってるでしょ!…ザザ…」「アズサ…?」
2013-06-12 00:03:46アズサ「ザザ…注意…バスカビル…ザッ」ヒロマル「おい⁉アズサ、もしもし⁉」【ブツッ…ツー…】「バスカビルとは…一体…?」那由他「行こう…おじさん」「…おじさんはやめろ」「じゃ、なんて呼べば?」「護り屋さん、だ」
2013-06-12 00:07:52二つのピンク頭が揺れている。一つは地表からかなり高い場所でゆらゆらと。もう一つはそれよりだいぶ低い位置でぴょこぴょこと。「何処までイくンだ?」「もうちょい。疲れたの?意外と体力ないね」少し前を行くうりゅうは、後ろを振り返りつつそう告げた。 #架空職業
2013-06-12 01:14:42貶されたにも関わらず、ときおはいつもの笑顔を張り付けたままヒョイと肩を竦めただけだ。相変わらずワケわかんない奴、とうりゅうは心の中で舌打ちする。 #架空職業
2013-06-12 01:22:07奪い屋うりゅうと監視屋ときお。見るからにデコボコな二人が仲良く一緒に歩いている理由は、単純にうりゅうが誘ったからである。『おいしい紅茶が飲めるお店がある』と。ダメ元で声をかけたのだが、監視屋はあっさり承諾した。 #架空職業
2013-06-12 01:31:18うりゅうはチラリとときおの顔を覗き見る。そこにあるのはいつもの仮面のような笑顔だ。うりゅうとしてはこの万年笑顔野郎の事を、もっとしっかり把握しておきたかった。 #架空職業
2013-06-12 01:36:24何せ彼に関しての情報は殆ど無い。特に過去に関しては皆無と言って良かった。どんな情報屋に頼んでも結果が出ず、関わった奴は全員行方不明になってるだの、廃人と化してるだの、物騒な噂ばかり発掘される。 #架空職業
2013-06-12 01:42:28この『仕事屋関係』で過去の無い奴なんてそう珍しく無い。だが、彼は少々規格外過ぎる。弱みを握るとこまで行かなくてもせめて、自分の仕事に何か利用出来たらーーあるいはこれで餌付けでも出来たら、今後の仕事も楽になるかもしれない。 #架空職業
2013-06-12 01:51:04うりゅうはときおと無駄口を叩きながら(その大半は喧嘩腰で)、ある曲がり角までやってきた。そこでピタリとときおの足が止まる。「…?どうした?」「…」ときおは答えない。ゆっくりと円を書くように辺りを見回した後、何か考えているようだった。 #架空職業
2013-06-12 01:59:20うりゅうも彼の目線の先を追いかけて見たが、別段変わった所はない。「…このサキか?」「そうだけど」うりゅうの答えにそウか、とだけ応えると、ときおはいきなりスルリと天に手を伸ばした。そしてうりゅうが絶対に届かないであろう虚空を、ピンッと指で弾く。 #架空職業
2013-06-12 02:07:18「挨拶ぐラいは、しとカないとネぇ」「どういう事?」「コッチのハナシ」「?」「ほラ、行かねぇノか?」ときおがニッと笑う。それが馬鹿にするような笑みに見えて、うりゅうは大げさに 向き直ってみせた。 #架空職業
2013-06-12 02:17:58ゆったりと日が傾いたその頃。紫織は最近お気に入りのブレンド珈琲に口をつけようとして、ピタリと止まった。その不自然な動きに、店の主人が声をかける。「あら…どうかなさいました?」 #架空職業
2013-06-12 02:25:29やだわ、今日の媚薬はキツかった?バレたのかしら?ふと青髪の女主人は心配したが、紫織はそれを知ってか知らずか、ニコリと微笑みかけた。「あぁ、珈琲には何の問題もありませんよ。どうやら、珍しいお客さんがこちらに来るようで」 #架空職業
2013-06-12 02:35:45「まぁ…」とろりとした瞳の女主人は、その雰囲気にぴったりの仕草と表情で驚いてみせる。「新人ですの?」「…いえ、違うようですね。ああ、ほら、もうすぐ来ます」カランコロン。紫織が入り口を指差すのと同時に、ドアのベルが鳴った。 #架空職業
2013-06-12 02:48:22