小説の登場人物のように紹介してみる

🍮﹅ @13_it

OO-022【@00kate22】ゲージの職員。統制ラインに載せられる前の小鳥たちの管理を行っている。地上から離れた空中庭園での生活は気に入っているが、育てた小鳥の言葉や行動が対人間用に制限されることに不信感を持ち、地上への出張の際にこっそり任意の小鳥を持ち出し逃がすようになった

🍮﹅ @13_it

N-63【@kakesunemu】統制前に逃がされた小鳥。都市の立ち入り禁止区域の廃墟を住処にしている。廃墟の奥にある大きな扉にだいぶ古びてはいるが金で縁取られたきれいな画がびっしりと並んでいてお気に入り。野良鳥たちとも交流を持ち、廃墟がもとはなんのための建物だったかを探っている

🍮﹅ @13_it

C-44【@mizuki_cathy】小鳥。伝書用に出荷され都市の住人に飼われていたが、統制が完全でなかったのか脱走した。地下で他の野良鳥たちと暮らしつつ、頻繁に空中庭園に行ってお気に入りのゲージ職員を観察している。ゲージの周りには人工風の壁があるが強い羽を持つためものともしない

🍮﹅ @13_it

MI-357【@mkm_】地方の住人。製紙工場勤務。廃棄される紙を持って帰ってなんでもないことを書き付けてきた。それを束にすると本になると気づき、図書館に通って物語の研究をするようになった。自分で物語を生んでそれを本にしたい。筆記用の小鳥を飼って自室を物語工場にすることも検討中

🍮﹅ @13_it

Fl-32【@mihurami】図書館勤務の猫。図書館員に戯れに文字を教えられ、書庫で人間の目を盗んで書物を読むようになった。物語を知ってからそれまではなかった気持ちの動きのようなものがときどき現れるようになり、そのたびネズミ捕りに失敗するので困惑している。野良猫と交流してみたい

﹆ @bit_310

H-i-24【@Hitsuji163】アンドロイド。戦闘用に作られた個体だったがちょうど兵器の需要が少なく、図書館で雑務を担うようになった。深夜、無人の書庫で踊って身体を鈍らせないようにしている。戦闘用個体は自我を持つと危険とされ兆候があると普通すぐ処分されるが、うまくやっている

﹆ @bit_310

怪咲(あやさき)【@AyahSaki】薬売り。元は都市で教育を受ける学生だったが無理矢理に番号を捨て、名前を変えてまず地方で商売を始めた。幻覚作用があるとも言われている乾燥植物を売り歩いている。仕入れ先は「不明」。都市への侵入をもくろみ、最善の経路・計画と協力者を探している

﹆ @bit_310

UE-096【@graddyman】都市の地下生活者。元はそとの住人だったが、空き番号を不法に買い取り都市に入った。地下の野良鳥たちの会話から必要最低限の言葉を覚え、図書館に通うようになった。そこで仲良くなった図書館員に文字を習っている。都市に来た目的はまだ誰にも話していない

﹆ @bit_310

SK-105【@con_nichico】地方に暮らす義務教育中の学生。歌うこと踊ることを好み、それを職業にできるアンドロイドに生まれなかったことが悔しい。都市には人間の楽士が来ると知って、まずはとにかく都市に行こうと中央の図書館員を目指している。どんな手段を使ってでも夢を叶えたい

﹆ @bit_310

AC-250【@asa_co】地方に暮らす義務教育中の学生。植物工場の近所に住み、自分もそこで働くことになるだろうと思ってきた。工場から飛んできた種を自室で密かに育てている。見たこともない花が咲くこともある。育った植物は乾燥させ、図書館の本に挟むなどして遊び、書庫を植物図鑑と呼ぶ

﹆ @bit_310

M-12【@mist_chr】ゲージで統制を受けている小鳥。筆記用に教育されており、専用の植物の茎を嘴にくわえてインクに浸し、文字を書くことができる。いまのところ日本語・ドイツ語・英語を習得。ただ口述筆記をしているはずがいつのまにか勝手な文章を書いているということがたびたびある

﹆ @bit_310

MR-010【@23_take】新人図書館員。中央図書館に配属され、地方から都市にやって来た。各部署をまわって研修を受けている。雨や川、海など水に関わる書物を集めた書庫を気に入り、だいたいの休憩はそこでとる。図書館員のなかに遊び心を持ったひとがいることに気付き、驚きつつも楽しい

﹆ @bit_310

Xi-97【@__phin_】雨の夜に現れる野良猫。番号は猫のためのものだが、視界のはっきりしない雨の夜にしか現れないので自分でも実態を判っていない。晴れの日や朝昼は眠ってすごしている。じっさいの雨の夜だけでなく、文章のなかの雨の夜にも行けることがわかって、ときどき書庫にも出向く

﹆ @bit_310

炎(えん)【@golden_wheat】地方の図書館の炉のなかで暮らす書物を燃やすための炎。最近じぶんのなかに紙の他に植物が放り込まれることがあることに気付き、そこから意識が始まった。ときどき都市から飛んでくる灰を通して中央図書館の炎や炉の感情を知る。誰かに切れ端を持ち出されたい

﹆ @bit_310

0(番号・名前なし)【@bibliophile00】都市を住処とするネズミ。ネズミは管理下の動物でないため番号がなく、ネズミ同士も名前を呼び合うことはない。肝試しとして訪れた図書館で不運にも猫に遭遇したが、なぜか狩られなかった。不思議な縁を感じて図書館に通うようになり、字を覚える

﹆ @bit_310

真刃(しんば)【@shinyojunkaraha】図書館に置かれる書類用の裁断機。新米図書館員がじぶんの指を切ったときの血を通して意識が移った。まだまわりのことはぼんやりとしかわからないが、じぶんを使う図書館員のだいたいの様子は把握している。言葉などの伝えるための手段が欲しい

﹆ @bit_310

MH-423【@423march】都市の住人。義務教育中の学生。職業適正審査が近づいているがどの職業にも興味を持てずに悶々としている。図書館にも選ばれるだろうと教育者からは言われているが、書物そのものにも、書かれた文字、文字による物語にも魅力を感じない。新しい楽しいことを始めたい

﹆ @bit_310

G-61【@g_m_d1】空中庭園で暮らす小鳥。統制の途中で羽に傷を負い飛ぶことができなくなったため、生産ラインを途中でおり、人間のもとに出荷されることなく暮らしている。放たれた友だちや脱走した友だちが遊びに来たり歌を送ってくるのが楽しみ。統制を終えた友だちの性質が変わるのが恐い

﹆ @bit_310

C-73【@nami0bara】図書館勤務の伝書用の小鳥。都市と地方の図書館のある種の文書の受け渡しを担っている。ゲージでは必要以上の言葉や文字を習わなかったが、地上に来てから他の鳥たちとの交流のなかで覚えていった。図書館には秘密で、室内飼いの鳥たちの通信手段としても活躍している

﹆ @bit_310

OP-102【@0pan2】地方の住人。義務教育終了後まず都市の中央図書館に勤めたが、遊び心が過ぎたために解任された。適正審査を受け直しパン工房に就職。変なかたちのパンを量産している。図書館への配達の際に中央図書館員の小さな遊びについて耳にし、面白くなりそうだとわくわくしている

﹆ @bit_310

ER-824【@eridanho】地方の図書館員。元は都市の図書館に勤めていたが厳しい監視に嫌気がさし適当な理由をつけて地方に来た。出張に来た人びとから中央図書館の情報を集め、最近はその監視もうまくいかなくなってきたようだと気づいている。本が好きで都市の本たちをもっと自由にしたい

﹆ @bit_310

IO-610【@10a_to】写本部署の役人。夢の聴取と記録を行う。役人仲間から関係のない人びとが同じ夢をみる現象についてきき興味を持つ。きいた夢をただ記録するだけではなく、そこに物語を感じ、脚色を加えたり絵を添えたりするようになった。勤務態度が悪くなったと責められるが気にしない

﹆ @bit_310

Y-84【@ayan0o_o0】ゲージで暮らす統制前の小鳥。統制を受けて自分の用途が決められるのを不快に思い、逃がしてくれる職員がいるとの噂をきいてそれが誰なのか探し中。ゲージのなかでは私語は制限されているため、ものをつついて音の長さで通信する手段を編み出した。鳥たちの団結を図る

﹆ @bit_310

My-38【@amamiyamayu】地下道に暮らす野良猫。猫たちのコミュニティーに満足して日々を過ごしていたが、地上に出た際に旅の楽士の演奏に遭遇し、いたく感動した。人間とも意思の伝達をできるようになりたいと思うようになり、野良鳥たちや知識の豊富な猫仲間に言葉を教わっている

﹆ @bit_310

II-810【@iida_ayano】都市の住人。義務教育中の学生。図書館に通いを始めて、同じく図書館通いの住人と交流を持つようになった。写本のミスなどについてきく。都市はきっぱりと管理され自分たちもそれに当然従うものと思っていたが、そうでないらしい。自分も本に落書きしようと思う