286日目 (6/17/2013)、結婚式その後

まりか＠午後卓民、新規卓は来年１月〜。 @MaricaYM_zs

今日のMaricaYM_zs：【アクシデント】原因不明の高熱に苦しむ。１０のダメージ！　だが免疫の作用なのか、もしゾンビ化しつつある状態かハーフゾンビ状態なら両方が完治する。食糧：－２ 　えっと、式の後ということで、よろしい？

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@ZS_tl ユウリさんが手際良くグラスを皆に回していく。あらかた回ったのを確認して、『では合図を取らせていただきます。新郎新婦のこれからの末永い幸せを祈って、乾杯！』と言い自分のグラスを高く掲げた。

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@ononono_zs @ZS_tl 「乾杯」とグラスを掲げてまず冬海とグラスを合わせる。目をお互い合わせて微笑んだ後、さらにイッチさん、ユウリさん、来てくれた他の人たちとグラスを合わせた。

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@MaricaYM_zs @ZS_tl 「乾杯」紫苑さんとグラスを合わせた後は、紫苑さんが合わせた順に続く形で合わせさせてもらった。本当に、思っていたよりも沢山の人が来てくれているということに驚く。

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@null 「本当にたくさんの人が来てくれたね」と会場を見回してひと言。「ところで、このドレスどう思う？」と小声で気にしていたことを聞いてみた。@ononono_zs

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@null 「本当に有難いですね…」しみじみと言って、紫苑さんの質問には「え？とても良く似合ってますよ。人目がなければずっと紫苑さんを眺めていたいくらいです」と正直な気持ちを小声で。@MaricaYM_zs

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@null 「それならいいけど…」と小声で答える。「冬海も意外とスーツが似合うんだね」と言ったところで、頬が熱くなっていることに気がついた。シャンパンを調子に乗って飲み過ぎただろうか。@ononono_zs

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@null 「そ、そうですか？そう言って頂けるとまあ有難いですが」と言ったところで、紫苑さんの頬に赤みがさしていることに気づく。「額、触らせて貰いますよ」そう言い置いて、触るとかなり熱い。「…控え室、戻りましょう？」 @MaricaYM_zs

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@null 「そう？疲れているところに、お酒を飲んだからじゃない？」と冬海に答える。なんとなく今会場から去るのは気が引けたのだ。「そんなに熱いかな？別に気分が悪いというわけではないし」　@ononono_zs

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@null 「うん、熱いですよ…。でも、紫苑さんがもう少しこの場にいたいのなら…けど、お酒はもう飲まないで下さいね」一応、すぐ教会の中に入れそうな場所に、すこしだけ移動した。 @MaricaYM_zs

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@null 「うん、お酒はもう飲まない」そう冬海に頷いて、教会のドアのすぐ近くの椅子にいったん腰掛けた。全く風邪の症状はないのだ。ただの飲み過ぎだったら良いのだが、実際シャンパン１杯しか飲んでいないのだ。嫌な予感が胸をかすめる。@ononono_zs

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@null 「ちょっとでもおかしいと思ったらちゃんと言って下さいよ。とりあえず、冷たい水貰って来ます。すぐ戻りますからね」マックスに頼むよ、と声を掛けて足早に歩いていく。@MaricaYM_zs

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@null 少し冷静になって症状を観察してみる。酒の飲み過ぎで冬海が気がつくほど体温が上がることなどないはずなのだ。これはやはりあの恐れていた熱の前兆だろうか。何もこんな日に起こらなくても、と悔しさに唇を噛む。@ononono_zs

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@null 「紫苑さん？」水を持って戻ると、悔しそうな顔をしているのが目に入った。「…本当に、もう少ししたら申し訳ないですけど抜けましょう？」小声で言う。@MaricaYM_zs

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@null 「そうしよう。もう控え室に下がって着替えるか」水を飲み干してからため息をつく。水を飲み干した刺激で、かすかな痛みがあちこちに走る気がしたのだ。気のせいだといいのだが。「紙とペン、ないかな？」@ononono_zs

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@null 「紙とペンですね」入口の方にあった。早足で歩き、直ぐに戻ると紫苑さんに差し出す。@MaricaYM_zs

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@null ささっとその紙に処方箋を走り書き、自分のサインをする。「今すぐ着替えて塒に帰るから、申し訳ないけど帰り着いたらすぐ病院に薬を取りにいってくれないかな。私からだということは、君が行けばすぐわかると思うから」@ononono_zs

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@null 処方箋を受けとり、大事に畳む。おじさんに野暮用で先に戻ります、と告げて(察してはくれたようだ)二人先に新婦控室に引っ込む。極力見ないようにしつつ、ドレスを脱がすのを手伝った。@MaricaYM_zs

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@null 徐々に熱で頭が朦朧としてくる中、なんとか元の服に着替え、冬海が彼の控え室で着替えて戻ってくるのを待った。なんでよりにもよって今日、とそれだけが頭の中がぐるぐる駆け巡る。まあ昨日この熱を出すよりはましだったのかもしれない。@ononono_zs

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@null 急いで着替え、新婦控え室へ。紫苑さんの動きが心許ない。やはり熱が出ているのだろう。「肩に捕まってください」本当は抱きかかえていければいいのだけども。マックスを先に行かせ、裏口から出て塒への道を足早になるのを抑えながらも歩いていく。 @MaricaYM_zs

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@null 熱と徐々に襲って来る痛みに意識が遠のきそうになりながら、冬海の肩に捕まりつつ、なんとか塒へたどり着いた。実にひどい状況だ。ソファーに倒れ込む。メイクぐらい落とさなければとぼんやり思う。@ononono_zs

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@null 本当はベッドまで連れていきたかったけれど、そこが紫苑さんの限界だったようだ。押し入れからタオルケットを持ってきて掛ける。「じゃ、病院行ってきますから。マックス、紫苑さんを頼んだよ」そう言って部屋を出ると、全力で病院まで走り始めた。 @MaricaYM_zs