mahisan8181さん連続Tweet:マレーシアの英語、教育などについて、等。

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のもきょう「東南アジア式 『まあいっか』で楽に生きる本」(文藝春秋) @mahisan8181

今日はなぜか学校の寮にいる高校生のトラブル解決のため、頼まれて学校に行き、話をすることになった。最近、毎月のように新入生が入るのだけど、マレーシアでは結構ビックリするようなトラブルが起きる。そして日本人怒る。

2013-06-17 08:38:13
のもきょう「東南アジア式 『まあいっか』で楽に生きる本」(文藝春秋) @mahisan8181

トラブルの中にはもう少し学校側とコミュニケーションしたほうがいいんじゃないかってのもある。最近、英語ができないママ+英語ができない子の組み合わせが多いのだけど、英語話しませんって言ってないで、親も先生とお話ししたほうがいい。片言英語でもアジアなのでぜんぜんOK

2013-06-17 08:44:19
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昨日のStar紙にも、「マレーシア人の英語力をアップするのには従来型のドリルでの勉強が有効。なぜ「boys are」であって「boys is」って言ってはダメなのかわかる」って記事があった。英語できないって言ってる日本人ママの多くはそんな間違いしないと思うんだけど。

2013-06-17 08:48:36
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ここの英語ってマレー語、中国語、タミル語をお互い母国語として持つみんなの共通語というか、何かを伝えるための言葉だと思う。もちろん公用語はマレー語なんだけど、外国人も多いしお互い意思を伝えるためには英語は便利なんだろう

2013-06-17 08:50:49
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アメリカに留学してたって友達が「Buy one, free one(一個買ったら一個ただ)」って英語に驚愕してたけど、通じればいいって感じだ。「レッツマカンラー(ご飯行こうの意味)」みたいにマレー語とまじっちゃってるのもある。マレー人は三単元のSも過去形/現在形も苦手だ

2013-06-17 08:53:06
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そんな適当な世界だけど通じるし、英語の読み書きはちゃんとした文法で勉強するし、まあいっか、って人にはおすすめだけど、お友達の英語がみんなちゃんとしてないと困る、って人は欧米行ったほうがいいと思う。マレーシア人教師の英語力不足が原因で理数系の英語教育が取りやめになったくらいだ

2013-06-17 08:56:56
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現地のママも外国人ママも、ほぼ全員がというくらい学校に文句を言いまくる。そして学校側もある程度対応してくれる。中華系ママの希望で学校の終業時間が突然2時間くらい伸びたこともある。「この子は英語できないから」などと学校や先生が察して配慮してくれることはあんまりない

2013-06-17 09:03:11
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だから親と学校のコミュニケーションは絶対必要だと思う。自分の子どもがハッピーじゃないなら、学校に行って対処してもらうのは当然、みたいな感じ。「英語が」って言うけど、みんな英語は五十歩百歩なので、ここでは下手でもOK。でも自分が話すと、他人の訛りにも寛容になってくると思う

2013-06-17 09:06:20
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英語を話さない!って決めてる親のストレスは相当だと思う。学校とトラブルがあったりすると余計大変だ(そしてたいていある)。もちろん、クラスにはいろんな子もいるし、日本からすると考えられない常識の人もいる。けど「常識外れだ!」って日本の基準で怒っててもしんどい

2013-06-17 09:09:38
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あと、英語が話せないママが早期英語教育してきた子を連れてくるケースも、不満が多いらしい。おそらくキレイな発音を身につけるために幼児教育してきているので、子どものほうが「ママ、先生や友達の発音が悪い」と不満に思い、教師との関係が悪くなり、ストレスがたまる。アジアではダメなんだろう

2013-06-17 09:15:53
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さらにこのパターンでは親の不満を学校に伝える役割を英語ができる子どもが担うことになる。これだと子どもはすごく生意気な子に思われちゃって損だと思う。やっぱり親の役割、子の役割ってあると思う。語学ができればいいってもんじゃないだろう

2013-06-17 09:17:58
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ある学校では英語のわからない韓国人ママたちが増えすぎて、不満に思った中華系マレーシア人たちは一斉に子どもたちを転校させてしまった。「エージェントがいるから仕方ないけど、母国語でひたすら固まっている姿は、あまり愉快ではない」とある中華系ママは言っていた。

2013-06-17 09:19:55
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そんなわけで英語を学ぶ目的で来た人の多くは不満を持っている。日本人は英語特定の学校に増える一方なので、いよいよ英語は上達しにくくなっている。けど異文化理解を目的に来た人たちはマレーシアに満足している。いろんな人種が射る上に、イスラムも学べ、中東のハブになっている

2013-06-17 09:29:18
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というわけで、マレーシア留学はブームだけど、学校って英会話を学ぶところではなく、あくまで英語で論文書いたり、数学や科学を学んだりして、高等教育につなげるための場所。読み書きの量は低学年から半端ないし、日本の緩い教科書を見たあとだとホントびっくりするほど詰め込み式

2013-06-17 09:44:42
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低学年のクラスでも、英語だけで文法、スペリング、リーディング、詩、作文、と細かく時間が分かれている。さらにマレー語と中国語がある。歴史や地理、科学もやるし、宿題の量も多い。多いというか、考えて調べないとできない。日本では一ヵ月同じ文の朗読を毎日3回ずつ、計算カード毎日3回、だった

2013-06-17 09:48:03
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日本の宿題は朗読とかなのでやらなくてもまあバレない。しかしここでは宿題やってこないとインド人の先生から私に怒りの電話がかかってくる。学校からの電話は毎回ドキっとするけど「××持って来なかった!」「ノートの字が汚い!」「靴が汚れてる」とか、日本人よりずっと細かい、って思う。

2013-06-17 09:57:05
のもきょう「東南アジア式 『まあいっか』で楽に生きる本」(文藝春秋) @mahisan8181

でもこのインド人の先生、親にも子にも非常に厳しいけど褒めるときはメチャクチャ褒める。それもささいなことで。ただ「この子は誰にでもきちんと挨拶する」という理由だけで、クラス全員の前で褒められて拍手されたことがあった。子ども1人1人をよく見てて、いいところを褒める

2013-06-17 10:05:24
のもきょう「東南アジア式 『まあいっか』で楽に生きる本」(文藝春秋) @mahisan8181

@pahrnid @Matsuhiro はい。イスラムに囲まれていると、やはり自然に相手の文化を尊重するようになります。豚を共用レンジに入れたらみんなが迷惑するとかお友達にあげるランチはハラルにする、とか。マレーシア人が、相手の宗教を尊重する姿はいいですね

2013-06-17 10:09:40
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@pahrnid @Matsuhiro 敬虔なマレー人はお酒というと露骨に嫌な顔をします。缶をポイ捨てするし、飲酒運転するし、と愚痴が始まります。酔っぱらいは軽蔑の対象です。一方でこっそり飲んでるムスリムもいて、マレー人地区でもビールが売ってます。これを密告するムスリムもいます

2013-06-17 12:43:46
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昨日は学校に行って校長先生を含めて問題を話し合って来た。当事者の日本人の子は「学校に言ってもどうせ変わらないし仕方ない」と言っていた。日本の学校のシステムの中で育つうちに、「仕方ない」と諦めることを覚えたのだろうか。日本のシステムは強固で、そう簡単に変わらないから。

2013-06-18 09:03:12
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ところがここマレーシアでは違う。システムはころころ変わる。行事の予定も、「準備が間に合わない」という理由で1週間延びたりする。遠足の連絡が1週間前に来る。それどころか先生が突然辞めたり、校長先生ごと教師陣が別の学校に引き抜かれてしまったりすることがある。新興国なのだ

2013-06-18 09:06:22
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学校の終業時間がいきなり2時間延びたときには驚いたが、中華系の親が「もっと長く預かってくれ」と要望したようだ。ここでは「モンスターピアレント」などと言って、親の行動を牽制したりする人もいない。韓国人が「スペリングの問題が難しすぎる」と学校に文句をいいに言ったりする。

2013-06-18 09:08:58
のもきょう「東南アジア式 『まあいっか』で楽に生きる本」(文藝春秋) @mahisan8181

日本人同士で苛め事件が起きたときも、学校に行ったら即日クラスを替えてくれたので、いじめは解決した。みんな不満があれば子どもをさっさと転校させてしまうので、いじめが長期化したり固定化したりすることは少ないのだと思う。知り合いの中国人は長男を3回転校させている。

2013-06-18 09:11:07
のもきょう「東南アジア式 『まあいっか』で楽に生きる本」(文藝春秋) @mahisan8181

そんなわけで、当たり前のように毎月新しいクラスメートが増え、誰かが転校していく。マレーシア人は間違いは当たり前と思っているフシがある。「あれ間違えちゃった」って思ったらすぐに訂正する。右折路線に入るの忘れちゃった、と思ったらギリギリでも割り込む。クラクション鳴らして怒る人もいない

2013-06-18 09:16:54
のもきょう「東南アジア式 『まあいっか』で楽に生きる本」(文藝春秋) @mahisan8181

教科書だって制服だって、「アラマ、ありません」ってこともしょっちゅう。だから教科書がないまま授業に何ヵ月も参加してる子がいたりする。これに対して「いい加減だ」「許せない」とイチイチ腹が立つタイプの人は、マレーシアにはあんまり向いてないかも知れない。

2013-06-18 09:22:08