20130622 #ETV 特集「沖縄 所有者不明土地が語る戦後」
#ETV 特集。粟国島の伊佐さん。5月に胃ガンの手術をしていた。「手術後思うようになった。私が死んだら子どもたちは何もわからない。私が元気でいるうちに、ちゃんとした所有権を得て、子どもに引き継いで、残しておきたい」
2013-06-22 23:46:36#ETV 特集。4月15日。伊佐さんが沖縄本島に。沖縄県庁に向かう。普段は島から出ない伊佐さん、担当の窓口を探すのも一苦労。打ち合わせの部屋で管財課の担当者に相談。伊佐さん「地主として返してほしい」担当者「本当かどうか行政だけで判断するのはリスクがある。司法の場で」
2013-06-22 23:48:58#ETV 特集。裁判は伊佐さんにとって簡単ではない。粟国島には弁護士がいない。島から出て弁護士に相談しないといけない。高齢者には行ったり来たりは無理。担当者「いきなりルールを変えるのは厳しい」伊佐さん「ぜひ私の元気なうちに解決できる方法を」担当者「うちも慎重。ご理解を」
2013-06-22 23:50:47#ETV 特集。担当者「現行で法律がこれしかないというのが、やるせないというのが現状」NHKが国に尋ねたところ、管理の期限に定められた法律「復帰特別措置法」を示された。「当分の間」とある。所有者不明土地が存在する限りは管理をせよ、との意だと山田参事官。
2013-06-22 23:52:46#ETV 特集。所有者がわからないという異常事態が68年間続いている。その解決の道筋すら立てられないまま、置き去りにされている。仲地教授「当分の間管理せよといいながら、すっかり忘れられていた。40年間、解決の道を国は全く考えていなかった。放置の沖縄だった」
2013-06-22 23:54:13#ETV 特集。4月14日、普天間基地に住民の車が次々と。基地の中に墓がある親族たち。この時期、家族総出で墓参りをする「清明(しーみー)」が行われる。「自分の墓だけど、許可がないと入れない」基地の中には、今も数多くの所有者不明土地があり、今も持ち主を待ち続けている。
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