木村真三さん「福島原発事故2年目の現状と問題点」【その2】
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「福島原発事故2年目の現状と問題点」2013.06.09 主催:反核医師の会 【講 師・獨協医科大学・木村真三准教授】 抜粋の連投ツイートいたします。 その2
2013-07-01 14:15:01茶11. H23事故が起き半年くらいから、甲状腺ガンの調査を始めました。県民健康調査の一環とした県の調査で、38,114人の18歳以下が対象。 186人⇒B判定(B判定→5.1mm以上の結節、もしくは20.1mm以上ののう胞あり) この方達をさらに二次検査の為細胞診を行いました
2013-07-01 14:29:12茶12. その細胞診が2月の時点では、186人調べて結果が得られている部分は151人。 151人いた現状でその結果3人の方が明らかにガンであり、すでに手術を受けられたという報告がなされています。さらには、7人が偽陽性として非常に疑わしいと報告されており、これは県や国の発表だった…
2013-07-01 14:36:12茶13. その後3月アメリカの放射線防護の組織に招待講演として、長崎大学の山下俊一先生が呼ばれご講演なさいました。その際に山下先生が講演の途中、この10人の方々と言うのは、残り7人の方を含めて実は10人がガンであったというふうに講演なさいました。という事は…
2013-07-01 14:38:10茶14. という事は、結局38,114人中調べた結果10人がガンであったという事が明らかになった。これは、多いのか少ないのかというところ僕は疑問をもちました。これが皆今まで事故前ではきちんと調べた事があるのかと…これウクライナの御用学者が言うのです。
2013-07-01 14:39:42茶15. 調べられるわけがないじゃないと…こんな有事の事故が起きる前は、きちんとした事をやった事はなかったよと言いいました。 そうしたら、それは分からないのだから見つかったのはスクリーニング効果によって見つかったのであり【原発由来ではない】と言うのです。
2013-07-01 14:47:16茶16. ウクライナ被災三か国でも、4年以上たって初めて有意な差を呈した。4年間は潜伏期として考えられるから、今見つかったのは間違いなく明らかに原発由来ではないであろうという風に2月の時点で言われたわけです。
2013-07-01 14:51:40茶17. 我々日本人は海草を食べる事により、ヨウ素を補給しています。しかし、ウクライナや被災三か国は海から非常に遠く、海草を食べない国民ですのでヨウ素欠乏症ぎみであった。そのヨウ素欠乏症ぎみのところに放射性ヨウ素が降り注ぎ、スポンジが水を吸うが如く放射性ヨウ素を吸収しました。
2013-07-01 15:08:37茶18. そして甲状腺の周辺に放射線が溜り、ガンを呈し上昇してきたのが4年後。彼らは4年間は潜伏期だと言う。突っ込んだ話をしますが…人種も食生活も違う。白ロシア系ではなく我々はモンゴロイドだと。君たちはヨウ素欠乏症かもしれないが、日本はヨウ素過剰ぎみの傾向がある国なんだと言っ…
2013-07-01 17:23:10茶19. …言ったら、誰が調べた誰がそんな事を言っているのだと。 放医研のヨウ素の専門家だった元同僚・村松さんから直接話もしていると言ったら、黙って反論できない。最初から反論し否定しようと思っているのです。どこの国でも一緒で御用と言うのは本当に腹が立ち最後は怒鳴ってしまいました。
2013-07-01 17:31:42茶20. ウクライナの内分泌学代謝研究所、この機関ではティッシュバンク(組織バンク)があり3,000件以上の甲状腺ガンを凍結保存しています。 ティッシュバンクを持っている人達に「日本とウクライナ含む欧米諸国とは、甲状腺ガンの様相には相違が有るのか無いのか?」聞いてみました…
2013-07-01 17:36:44茶21. 実は2008年にアメリカの報告書・論文で、日本の甲状腺ガンと欧米諸国は違うと言う結果が出たと。◆欧米諸国やウクライナ含め被災三か国⇒大きなしこり→この1つのしこりがガン化。◆日本の子ども達(事故前)⇒米粒状の小さい物がいっぱい点在。組織学的には違いがあると言っていた。
2013-07-01 21:46:11茶22. 僕はそれを聞いてピンときたのは、同じ土俵で今回見つかった事が「大丈夫だ心配ない、スクリーニング効果だ」と散々言うけどそれ違うんじゃないのと?同じ物を比べているわけじゃないでしょ?あなた達の経験では言えない事もあり、違うと言われる筋合いはないと僕は言いました。
2013-07-01 21:52:21茶23. 組織学的にも違いを呈するさらには、ヨウ素の取り込み量が違う状況の元で日本人の発がん率についても聞かれたので、事故前の発がん率について今回持っていったのは◆2007年・国立がんセンターの表提示の甲状腺ガンのデーターです。
2013-07-01 21:57:13茶24. この罹患率◆0~9歳、約10歳まで→10万、100万人ともに0人◆10~14歳→0.1に上がり10万人に0.1人。100万人に対して1人という事◆15~19歳10万人中0.8756人。ざっくりと19歳以下の未成年→10万人に対して約1人の方が甲状腺ガンを呈する事になる。
2013-07-01 22:10:17茶25. 今回ウクライナの専門家達に聞いたのは、38,114人で10人発ガンしたと言うのは、これは今までの日本のデーターに比べても多いのでは?共通分母にすると約25倍に増えたのではないかと聞いたところ「これがスクリーニング効果の凄さなんだ」と、話にならない科学者ではない。
2013-07-01 22:13:13茶26. 僕はスクリーニング効果、検診によって出てくる潜在・内在時に含まれるガンの数を考えてみて下さいと。普通に考えても調べて3倍くらい上昇する事はあるかも?でも25倍上がってスクリーニング効果なんて胸張られた時には、何が見つかっても全部スクリーニング効果と締め付けられるのでは?
2013-07-01 22:18:06茶27. こんな事を許していいのかと…これを県や国があたかもスクリーニング効果と、ずっと死ぬまで言いますよ。100人くらい上昇して100倍になってもスクリーニング効果だと、国や県の言い分ですよ絶対。これは戦わないといけない、とにかく戦おうと。
2013-07-01 22:22:02茶28. 六甲医療生協の甲状腺ガンの調査結果を、桑野協立病院の情報から得てきました。これは静岡の菊間先生の調査だと思います。少数ですが102人の子ども達を調べ福島と六甲との差を比較した結果A2判定→ほぼ一緒・B判定→福島1人。102人→1人で0.98%になります。
2013-07-01 22:51:42茶29. 結論から何が言えるか?福島の親御さん達が心配していたのは、A2判定まで(結節やのう胞がわずかではあるけれど認められた)これが本当はガン化するのでは?と、すごく心配されているのです。これは菊間先生から坪井先生の所に電話がかかってきて言われたらしいですが…
2013-07-01 22:53:12茶30. 菊間先生曰く「気を付けていかねばならないのはこのA2判定ではなくB判定以降であり、わずか0.5%のこういった方々をきちんとこれから診ていかねばならない時代に入ったのだ」とおっしゃられました。
2013-07-01 22:57:13一連の連投ツイート、失礼いたしました。誤字脱字はお許し下さいませ(^_^;) その2として、まとめる予定でおります。 あくまで抜粋なので、アーカイブがありますので… 「反核医師の会」⇒ http://t.co/ntZoirmB3k
2013-07-01 23:03:10