榊一郎@ichiro_sakaki氏、作家のデビューについて語る

カワカミン/Let's貢献！ @kawakamin

@ichiro_sakaki まだ気持ちが落ち着かないでしょうが、創作に関する質問よろしいでしょうか？

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin ipadからで微妙に反応が遅いと思いますが、それでよければ。なんでしょう？

カワカミン/Let's貢献！ @kawakamin

@ichiro_sakaki ありがとうございます。各出版社の賞に応募する際、やはりその会社ごとの特徴に合わせた作品を応募したほうがいいのでしょうか？(例えば、電撃文庫だと現実世界をベースにした世界観が、富士見だとファンタジー色の強い世界観の作品が多いなど

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin それは特徴の定義にもよります。例えば富士見ファンタジアの様に「ファンタジーにつよいぜ！」的な部分をレーベルの基本姿勢として持っている処はファンタジーを送るのも歓迎される傾向にはあるでしょうが、当然、求められる水準はあがります。

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin その一方で電撃はむしろ「面白ければジャンルにこだわらない」姿勢をレーベルの当初から示していますから、ファンタジーだと不利ということはないはずです。むしろ現代ものの場合、主力作品にその手のものが多い以上、富士見のファンタジーと同じく、要求水準は上がります。

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin レーベルのカラーというのも実は曖昧で、たとえばga文庫は今、ニャル子さんが売れていますが、まだレーベルカラーを決定付けてしまう程ではありません(これは単に時間とか刊行点数の問題です。ニャル子さんが十数巻続いたりするとそうなるかも)。

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin つまり、編集部が自覚していてその方向性を強める意思で動いている場合と、「たまたまその作品が売れているだけだが、結果的に後追い企画が増えた場合の特徴があるわけで。

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin いずれにせよ、編集部はこれから一緒に作品を売って行く上でのビジネスパートナーを求めている訳ですから、特徴を合わせた作品を送る場合、「うちにはもうあれとあれがあるから、もうファンタジーはいらんよ」という可能性もあるわけで、

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin 既存の人気作に比肩するか、それ以上のポテンシャルを持った作品の場合は、受賞した後に強烈なプッシュを受けられる可能性が高く、作家デビューとしては有利ですが、その要求水準はとにかく高くなりがち。

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@kawakamin つまりは読者からみた特徴と、編集部の方針が異なる場合があるので、その辺り、気を付けられた方が いいでしょう。ただ、明らかにカテゴリエラーな作品でもない限り、出来が良ければどこの編集部でも歓迎しますし、逆にそれで「うちの特徴に合わない 」と落とす編集部は、

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin むしろ受賞してからが大変だと思うので、無理に特徴を合わせる必要はないと思います。

カワカミン/Let's貢献！ @kawakamin

@ichiro_sakaki 割りと無茶なまとめ方をしてしまうと、「自分の書きたいものを書いて、出版したいところに応募するのが一番！」といった所でしょうか

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin うーん、とりとめないかな。まあ、本当に各社違うんですよ、姿勢が。私が内側をみている限り、gaもebも富士見もhjもmfも全く方針が違います。なので具体的な事が言いにくいんですけどね。

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin プロットや、原稿の文章レベルをみて、直截にならば、割とこう、と言いやすいのですが。

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin まあ、単純に受賞するしないよりも、その後プッシュしてもらいやすいかどうか、みたいな見方をしてみるのはよいかも。

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin ごめん、本当に一概にいいにくいんですよ。レーベルの姿勢も時期によっても変わるし。イマイチわかりにくい内容になってしまいましたが、ご勘弁を。

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin 一例を挙げると、hjが創刊された時、結構、プラモデルネタを考えた作家が多かったみたいですが、「いや、無理にそっちに持って行ってもらわなくとも…」と編集さんが困惑したりしてましたね。この場合は私を含め、定まってないカラーを読み間違えた、とw

カワカミン/Let's貢献！ @kawakamin

@ichiro_sakaki いえ、とても参考になりました。答えにくい質問に丁寧に回答して頂き、凄く嬉しかったです。サイン会が無くなったのは残念ですが、無理せずこれからも頑張ってください！新刊を楽しみに待ってます！

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin それはその通りです @qt 自分の書きたいものを〜

カワカミン/Let's貢献！ @kawakamin

ああ、ああ、榊さんが割りと砕けた文体で返事してくれるけど、こっちからも砕けた文体で返すのは失礼なような気も。でも、堅苦しいままだと、それはそれで失礼な気も・・・・・（おろおろ

カワカミン/Let's貢献！ @kawakamin

@ichiro_sakaki やはりプロの方でもその辺は読み辛い物なんですねw

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

@kawakamin ぶっちゃけ、編集長の考え方一つでも変わったりするもんでして。流石に新人さんに各社の人事まで見ろとも言えないw

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

個展云々はもうどうしようもないので、取り敢えず一日分執筆の時間が増えたと考えて仕事しまする。原稿にかまけて企画者に逐一チェックを入れなかった私にも非はあります。楽しみにしてくださった方々には本当に申し訳ありませんでした。