イクメンて無理じゃね？

百笑＠常識知らずの悪魔 @hundred_smile

我が家の暴君も現在お休み中なので、以前から気になっていたことについてつぶやいてみる。お題は「イクメンて無理じゃね？」

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「イクメンて無理じゃね？（1）」（以下「イク無理」）イクメンについてのイメージ・認識って、人によって差が大きいような気がする。とくに夫婦間でのずれが大きい。ようするに男性の育児で女性はたいてい「不足」と感じているんじゃなかろうかと感じる。

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「イク無理（２）」まず出産の時点から時間が経てば経つほど、女性の側は育児のスキルが上がっていく。他の誰かに気軽に預けられる環境を持つひとは多くないと思う。逃げられないんだからそりゃ上達するよね。専業主婦なら特に。

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「イク無理（3）」一方男性はというと状況やもともとのスキルにもよるけど、育児（及び家事）が上達するほどの時間を確保できない人が多いように感じる。本人のせいというより普通に仕事してたら特別ブラックでなくたって難しくなるよね。

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「イク無理（４）」で、不慣れな男性がおっかなびっくり「イクメン」してる姿をみて、同じことをテキパキこなせる女性が「ああ、うちの旦那イクメンだなあ」と思えるかどうか。オムツ代えにビビり、ちょっと泣いては右往左往し、何をするにも手際がよくない。そんな姿を見て。

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「イク無理（5）」最初はともかく、日が経つにつれ「あーもう見てられない！私がやったほうが早い！」てなことにならないだろうか。ベテランと新人なみのレベル差があるわけだし。結果、「手伝ってはくれるけど大して役に立たない」「イクメンとまでは言えない」という評価に落ち着く。

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「イク無理（6）」ところが男性の視点からすると、「育児に参加すればイクメン」「手伝えばイクメン」という認識の人が多いと思うので、それ以上のレベルアップが必要とは思っていないのではなかろうか。あるいは必要と感じても自分には無理と思っているか。

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「イク無理（7）」ここまでをまとめると、男性にとっての「イクメン」は女性にとっての「イクメンっぽい見習い」なんではなかろうか。どっちが悪いというより認識の差として。

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「イク無理（8）」この認識の差の何が問題かというと、「イクメン」という言葉があることで男性は「自分はイクメンだからこれ以上はがんばらなくていい」、女性は「旦那はイクメンに届いていないからもっとがんばれ」という食い違いが発生することだと思う。

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「イク無理（9）」「イクメン」という言葉の定義のずれから女性に不満がたまり、あるいは女性からの「もっとがんばれ」によって男性の不満がたまる。心当たりのある人もいるのではないだろうか。

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「イク無理（10）」ここからは提案として、まず男性は最終目標を「シングルファーザーでもやっていける」くらいに設定し、日々精進してみてはいかがだろう。ただしけっして無理の無いペースで。目標は高く、歩みはゆっくりで。

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「イク無理（11）」一方女性は男性の現在のスキルを把握し、苦手だとわかっている分野については長い目で見て欲しい。そして少しでも上達したら感謝の言葉をかけて欲しい。「褒める」ではなく「感謝する」がポイント。そしてさらなるレベルアップを信じていると伝えて欲しい。

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「イク無理（12）」そして男女共に「イクメン」という言葉ににこだわるのはやめたほうがいい。家庭ごとの事情の違いや個人の得手不得手もあるのだし、「お互いが納得できるスタイル」を話し合うことで見つけられると思う。

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「イク無理（13）」「イクメン」という言葉は男性の育児参加を呼びかけるための言葉だったと思うが、その役割は男性の育児参加意識の高まりによって薄くなりつつあると思う。なのでもう廃れていってもかまわないんじゃないか。そう思う。（了）