いや、もっと単純に云ったほうがいいんだろうな 要するに、恋愛映画に食指が動かないのはなぜか、ってことなんだ… 僕の男イデオロギーがそうさせるのか、加齢によるオッサン性がそうさせるのか、なんなのか…
2011-01-07 06:45:25@mittsko 「恋愛→結婚、だけが恋愛でない、のに、そこからはみだしたものもはみださないものもはっとさせる形でうまく描けない」=「近代のラヴ・ロマンスの失効」と考えていいですか。しかし人間が人間を思う気持ちは今の時代にもあるわけだし、紋切り型のような関係だってあるわけだし…
2011-01-07 08:22:17@mittsko そして紋切り型だっていわれてもそこに切実さを感じる人もいるわけで…もすこし考えてみたいと思います。おはようございます。
2011-01-07 08:23:03紋切り型の恋愛映画には鼻白む、とかいいつつ見ればそれなりに心動かされるものはあるのだろうと思う。冬ソナだってツッコミどころはたくさんあったがただげらげら笑って見るのではすまされない何かがあった。だから今持っている原稿が終わったらノル森を見に行こう(ここはあえて原作を読んで)。
2011-01-07 08:40:36でも自分では恋愛映画を積極的に見るわけではないのだ。作家ものの恋愛映画はわりと見ようとしていた。ひねりがないと厭だとか言って。しかしいまは紋切り型にもそれなりの意義があると思うようになった。「それはあやしい!」「そーうじゃなーい!」とつっこむ楽しみも与えてくれる。
2011-01-07 08:46:59@akitter1985 でもかつては、20世紀前半ぐらいまでは 恋愛映画っていうのはむしろ大ジャンル中の大ジャンルだったわけですよねぇ…
2011-01-08 15:22:41@mittsko はい、その通りなんです。その理由は恐らく「文学」がまだ一番エラい芸術だったからでしょう。古今東西の文学のほとんどは「恋愛」を扱っているわけです。そして、それが2時間に上手くまとめられる題材というのは「悲恋」しかない。つまり、時間が足りないんですww
2011-01-08 15:26:55@akitter1985 尺の都合で「悲恋映画」しか出来ない、というのはよく分かります… 一方、恋愛藝術全般が地位低下していると仰ってるんでしょうか? だとすれば、なぜ?
2011-01-08 15:42:59@mittsko いえ、恋愛芸術全般が地位低下しているということじゃ無いと思います。チープになった分、むしろより強固になっている側面もあるでしょう。というより、「映画」というメディアが、(恋愛)文学の映画化、という仕事から抜け出したんじゃないかと。
2011-01-08 15:54:24@mittsko 補足:つまり、昔の映画は、原作を小説に依存していた側面と、人間ドラマと言えば恋愛しか描くことがなかった。昔の映画には、今で言う「ヒューマンドラマ」というのはほとんどありません。それは、題材がマイノリティでは商売にならなかったから…じゃないかと。
2011-01-08 15:58:29かなり得心がいったぞぉ RT @akitter1985: 補足:つまり、昔の映画は、原作を小説に依存していた側面と、人間ドラマと言えば恋愛しか描くことが[…]
2011-01-08 16:14:56そもそも恋愛というのはどこからどこまでを言うのだろう。私が誰かさんを好きになって、その人とくっついたり離れたりして、結婚するかお別れするまでの事?その間にもちろん普通の生活もある訳で、「ノルウェーの森」みたいに恋愛が人を縛り付けるようなお話自体にもう需要が無いのかもしれない。
2011-01-08 16:43:52毎日を豊かなものにしてくれる恋愛。逆にそういうものの需要が高まっているのかしらとも思う。リスクを負わず、多くを望まず、ただ私に潤いをくれるもの。でもそういうものはけしてドラマティックじゃない。私を傷つけないけれど、私を成長させたりもしない。
2011-01-08 16:49:25きっとそのうち、痛くて悲しくて美しくなくて、恋しくて恋しくて恋しくなるような恋愛のお話の需要も出てくるのかもしれない。そういうどうしようもないものから、人はたくさんの想像力を貰い受けるから。あなたが恋しくて、夕焼けを見ても涙が出ます。そうして星が語るのです。諦めれば楽になりますよ
2011-01-08 16:58:30恋愛の価値とお金の価値は違うのです。与えられれば何かを得られる。そういう価値に人が執着しすぎているのです。与えられることで傷つき、与えられることで考えさせられ、与えられることで縛られる価値。でも、そういう価値は私たちの心の糧になるのです。
2011-01-08 17:25:16なぁんて考えていたら、なんだか宗教みたいと思ってしまった。きっと、そういうことなんだろう。否定を肯定に変える力。宗教の価値。
2011-01-08 17:26:59そういうのが書きたい。RT @PONKICHI02: きっとそのうち、痛くて悲しくて美しくなくて、恋しくて恋しくて恋しくなるような恋愛のお話の需要も出てくるのかもしれない。そういうどうしようもないものから、人はたくさんの想像力を貰い受けるから。そうして星が語るのです。諦めれば楽に
2011-01-08 17:41:58