藤田直哉による東浩紀批判『ゼロ年代批評の政治旋回――東浩紀論』をめぐっての議論

真正面からの批判に対する、真正面からの再反論に期待したい 7/9 ゲンロンカフェで東浩紀氏による反論のようなもの?があったような感じっぽいなんかアレなので追記しました
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たけくら @tachesan

「動物化するポストモダン」原理主義だから「日本2.0」で裏切られた!……って言ってもそれってどうなの…? まぁ自分も入りは動ポモだったけど。それでもデビュー作「存在論的、郵便的」から「一般意志2.0」に至る流れを抑えればむしろオタク批評こそ東思想の一部でしかないのには気付くはず。

2013-07-04 23:42:13
たけくら @tachesan

なんか批判全体が「政治旋回」というマジックワードに絡めて、言葉遊びしてるだけに読めてしまい、あまり説得力が感じられなかった。「データベース消費」が捨てられたか?というと全然そんなことはないと思う。

2013-07-04 23:43:33
たけくら @tachesan

まぁ、どうせ最近のゲンロンスクールとかの話は抑えてない、というか抑えようとする気もないんだろうということが読み取れる文章だけど。それでも、褒める人がいるのにイラッとしてここまで書いてしまったw

2013-07-04 23:47:16
たけくら @tachesan

一般意志2.0にしろチェルノブイリ本にしろ、オタク的な人間、弱い人間でもなんとなくのうちに「社会」を変える、コミットできるというところを打ち出しているように思える。そもそもオタクといっても、昼の時間は普通に働いている人が多いだろうし、「社会」の部分を切り捨てるのは返って不自然。

2013-07-04 23:44:38
蔓葉信博🌿 @tsuruba

藤田くんに惜しみない喝采を。素晴らしい原稿でした。多くの人々に読んでいただきたい。この原稿は『虚構内存在』の補論と思うので、関心を持たれた方は当該書籍を手にとっていただきたいです。【Link】ゼロ年代批評の政治旋回――東浩紀論 - http://t.co/bKVj5e1qT6

2013-07-04 23:57:45
蔓葉信博🌿 @tsuruba

かっこいいフレーズは他の人がコメントしているので、身近な人間のひとりとして、具体的には言及しません。ただ、いやぁ、しびれましたですよ。でも、僕は東さんの旋回は思想の敗北だとはちょっと思えないのです(そもそも転回ではなく「旋回」という用語にしたのは何かわけがあるのかな)。

2013-07-05 00:19:35
蔓葉信博🌿 @tsuruba

現在の東さんが提示する「現実」が「現実というひとつの虚構」という藤田くんの見解には賛同します。ただ、そうするとそんなに強く否定することもないような気がしているのです。

2013-07-05 00:20:05
蔓葉信博🌿 @tsuruba

というのも「福島第一原発観光地化計画」は、素朴な現実というには、決定的に日常的な現実を逸脱していて、虚構を帯びた「現実」であることは明らかだと思うからです(藤田くんもそのような見解かと)。

2013-07-05 00:20:57
蔓葉信博🌿 @tsuruba

東さん以外のどこのだれが、このような虚構的な行為を実現化しようと考えたでしょうか。確かに言説はかなりシンプルになっていますが、そうした転回はむしろデリダが『法の力』あたりで行った転回と重なりあうような気がするのです(誰かすでに言っていそう)。

2013-07-05 00:21:21
蔓葉信博🌿 @tsuruba

言説はシンプルだけど、行動という結果はねじれている。これもひとつのポストモダン的なパフォーマティヴなものなんじゃないかと思っているわけです。

2013-07-05 00:21:37
蔓葉信博🌿 @tsuruba

このあたりは藤田くんも批判的に言及していますが、それはそんなに批判されることなのかしら。もちろん重厚で複雑で魅惑的だった『存在論的、郵便的』を愛読していた身としては、藤田くんの批判に首肯できるところがあるのは事実です。

2013-07-05 00:23:20
蔓葉信博🌿 @tsuruba

藤田くんは「今こそ、この多重に捻れた「現実」の欺瞞性を撃たれなければならない」というけれど、真の現実なんてものを取り出すことができるのでしょうか(検証が足りないままでいうのですが、藤田くんの論は前半と後半でちょっと軸足がずれているような気がするのです)。

2013-07-05 00:24:52
蔓葉信博🌿 @tsuruba

常に「現実」は隠蔽され、排除され、視野の外に消えてしまうもののはずです(現象学!)。それは『虚構内存在』でも書かれていたような気がします。現実と虚構のない交ぜの状態こそが、真の現実に一番近い「現実」なんじゃなかろうかしらん。

2013-07-05 00:25:52
蔓葉信博🌿 @tsuruba

そう考える僕には、「「日本2.0」の巻頭言は、書かれた瞬間にその文章そのものを裏切り、過去の東浩紀の思想も裏切り、読者も裏切ってしまっている」という批判が賞賛の言葉にしか読めないのです。これって脱構築なんじゃないかなぁと思うのでした。

2013-07-05 00:26:57
蔓葉信博🌿 @tsuruba

東さんは「言説+行動」のセットで論及しないと行けない存在になっているので、藤田くんもその行動を問われることとなるに違いなく(言説は『虚構内存在』があるので)、それで楽しみではあるのでした。この議論が生産的になるといいなと思っております。おしまい。

2013-07-05 00:32:12
白江幸司 @ttt_cellule

東批判記事見て、あちこちの箇所でコケそうになった(これでもうコメいいよね)

2013-07-04 21:26:26
白江幸司 @ttt_cellule

一言、「大澤真幸論法の導入が粗雑さを招き、また近年の「現実」回帰の震源になってる」でいいんじゃねえのと思うんだが、どうなんだろう。

2013-07-04 21:34:49
白江幸司 @ttt_cellule

大澤経由の「虚構」をはじめとする概念運用がまずいという立場かと思って読んでたら、筆者が丸々その運用方法に載っかかってて、批判になってねえ…

2013-07-04 21:37:44
白江幸司 @ttt_cellule

データベース理論の「消費」(使用)は、箔付けだったのだよ! な第二節で、ズコーッとなったが、著者を離れた使用にかんして見ていくならば、歴史性や戦後トラウマと無関係化されて作品読解や作品分析の一アプローチとしても吸収されていた局面もまたさまざま使用として汲み取るべきなのでは、とか。

2013-07-04 21:40:32
白江幸司 @ttt_cellule

まあ現在、(便利だからか何なのか)頻発している「現実」云々のイディオム使用と、かつて大澤真幸論法を導入したのも、同じメンタリティ、思考に拠っているとは思うんだが、東は良くも悪くとも、それを前口上に置いて展開した議論が、前口上と分離可能な別の見所のある場合が多いというのもある。

2013-07-04 21:53:30
白江幸司 @ttt_cellule

やばいのは、現実/虚構にかんして、筆者がほとんど思考を練りあげてるように見えないことだな。ここはうまく使えばアピールポイントになるはずなのに。むしろのこの記事によって、あ、筒井論読む必要無さそうだなと見きれてしまうというか…。

2013-07-04 22:01:03
白江幸司 @ttt_cellule

「東が「現実」vs「虚構」の対立図式で処理してしまっている議論は、議論対象にとってはあまり良い手ではなく、いろんな罠があるよね」+「データベース理論等は、かれの「現実」vs「虚構」対立図式と切り離し可能だし、実際そう読まれたための射程もあるよね」で済む話じゃないかな。

2013-07-04 22:15:43
白江幸司 @ttt_cellule

残るは個別的に議論対象と適切なアプローチの検討だが、筆者の粗雑な語り方では「現実」vs「虚構」の、同程度か一層悲惨な繰り返しじみているので、記事から汲み取れるものが殆どない

2013-07-04 22:17:12
白江幸司 @ttt_cellule

大澤真幸と戦うのを回避するのはやめましょう。きちんと、大澤論法はこれこれの点で良くないよ、と突いたほうがいいでしょう。大澤運用者に対して回避術を取る人がなんか多い気がするな…。

2013-07-04 22:19:30
白江幸司 @ttt_cellule

どういう読者を獲得するのかが、悪い意味で見え透いてしまう記事だったな。これで溜飲を下げられても、もろもろの論点に対してアプローチや議論を重ねている人が困るのではないだろうか。

2013-07-04 22:30:23
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