東浩紀擁護の一人とは完璧に対話が成り立たない恐怖を味わっている

藤田直哉による東浩紀批判『ゼロ年代批評の政治旋回――東浩紀論』をめぐっての議論 http://togetter.com/li/529517 こっちのまとめに収録するにはちょっと無関係かつ無意味っぽかったので別口で
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森山 仁 @neoaca

藤田直哉のこの文章を擁護する人たちも、その多くは東日本大震災を現実のものとしてあまり実感できていないのかもしれない。その重要性が分かっていない。重要性というと語弊があるか。悲惨な現実を突きつけられた衝撃と言えばいいか。一見、難解な文章で取り繕ってはいるが分かる人には分かるからね。

2013-07-06 10:11:42
森山 仁 @neoaca

藤田直哉の文章は一見難解な文章で取り繕ってはいるが、結局、書いているのは悪口レベルの話であって、内容はあまり実のある話ではない。本来、批評というのは悪口ではなくて批判の中に実のある思想や哲学が込められていなければ意味が無い。対象を批評することでその思想や哲学が浮かび上がるものだ。

2013-07-06 10:17:24
森山 仁 @neoaca

ところが、藤田直哉にはそれがない。むしろ、浮かび上がってくるのは他者を貶めてやろうという彼自身の醜悪な心性だ。その証拠に彼の文章は東浩紀に対して「支離滅裂で幼稚で不誠実な文章である」と締めくくってある。対象を深く分析することをせずにただ単に貶めるためだけに書くからこうなるのだ。

2013-07-06 10:26:13
森山 仁 @neoaca

藤田直哉の話は以上です。本当はあまりこういった批判は書きたくなかったのだが、ツイッターで話しかけられたから行きがかり上、書かざるを得なくなってしまった。本来、こういう他者を貶めるためだけで書かれた駄文は批評するのに値しないということで無視することが多いのだけどね。

2013-07-06 10:29:43
森山 仁 @neoaca

ただ、ちょっと今回は『情況』という雑誌(別冊)に掲載されたというからね。一応、名前は聞いたことがある雑誌だから、まあ、なんか酷い文章を載せるなあということと難解に書くことによって読者を煙に巻くことであたかも正しいことが書いてあるかのように錯覚する人も出てしまうと思ったから。

2013-07-06 10:33:49
森山 仁 @neoaca

まあ、ゼロ年代以降、本当に酷い文章が平気で名のある人文系の雑誌に載るようになったからね。書店に並んでいる雑誌だからといって、あまり内容を鵜呑みにしちゃいけないと思うようになったし、編集が機能しなくなったんだとも思うようになった。わけもわからず載せてるんじゃないかという感じがする。

2013-07-06 10:36:28
森山 仁 @neoaca

それでまたさ、変な文章を書いた本人が堂々としてたりするんだよね(笑)。読めてない人は著者があまりに堂々としているから、あたかも書いてあることがマトモだと思っちゃうんだろうね。まあ、若い読者はマトモな文章に触れる機会が無かったから、そうなるのも仕方ないのかもしれないね。

2013-07-06 10:38:39
森山 仁 @neoaca

でも、年季が入った読者からすると「はあ?」という感じが否めない。本人が堂々としているから、表立ってバカにはできないけれど、頭の中では「おいおい、そりゃあ、どう考えても間違ってるだろう(笑)」と思ってしまう。・・・しかし、こういうのが本当に多くなってしまった。情けない現状だ。

2013-07-06 10:41:58
森山 仁 @neoaca

まあ、若い読者は、今、流行っているものに飛びつきたくなるのは分かる。流行には弱いし、何より時代とシンクロする感覚、時代にドライブする感覚は楽しいのだろう。でも、本当にちゃんと意味が分かっているのかい?と問いたくなる。もう少しちゃんとした文章を読んで基本を身につけた方がいいと思う。

2013-07-06 10:46:45
森山 仁 @neoaca

じゃあ、ちゃんとした文章って何と問われるかもしれない。その場合は少し古い時代の文章を読むことを勧める。とりあえず、20世紀のもので定評のある文献がいいんじゃないかなあ。21世紀で薦めできるテキストってちと自信がないなあ。20世紀だと時代背景が違うからそこも勘案する必要があるけど。

2013-07-06 10:50:15
森山 仁 @neoaca

あ~あ、年寄りにありがちな説教臭い話をしてしまった(悲)。軽く聞き流してくれれば幸いである。ではでは。

2013-07-06 10:52:31