昭和10年、世界各国から「算数教科書のモデル」と賞賛を受けた、通称「緑表紙教科書」の使用が開始される。そんな伝説の教科書の中身をちょっとだけご紹介。おれの本棚が炸裂する…ッ! http://t.co/elGFRApo7j
2013-07-06 21:04:001年生。まずは数を数えることからスタート。この頃から実は既に、ペスタロッチの数図が使われています。 http://t.co/IBoYjPmsBJ
2013-07-06 21:06:321年生では文字の習得もまだなので、多くは語られません。語るのは先生、教科書に載っているのは物語。求補と求減の引き算です。 http://t.co/posnr8iWZU
2013-07-06 21:08:332年生になると掛け算と割り算が登場します。が、途中でこんなパズルみたいなお遊び問題も。「考えるということ」を学ばせる。それが算数なのです。 http://t.co/CW6ySHnseZ
2013-07-06 21:10:052年生の掛け算。意外と一筋縄では行きません。パターンにはめて機械的に計算練習するのではなく、ちょっと頭をひねる問題も多く載っているのも特徴です。 http://t.co/m2f2zaQPfw
2013-07-06 21:11:473年生になると、算術から代数の考え方が登場します。文字式・方程式への入り口、プレイスホルダーの考え方です。 http://t.co/bUmoQecAaE
2013-07-06 21:14:41世界を唸らせた伝説の単元その1。 順列です。階乗の考え方を、小学校3年生で習います。 http://t.co/XK6bN0Rked
2013-07-06 21:16:244年生の空間幾何です。平面に垂直な直線。いわゆる三垂線の定理ですね。今のカリキュラムで学んで来た大人だと、知らない方も多いのではないでしょうか? http://t.co/vU2CDzz5hm
2013-07-06 21:18:354年生にもなると、計算も複雑になってきます。珠算が必要になりますね。一珠が4つの「四つ珠そろばん」は、この教科書から登場しました。それまでは、一珠が5つのそろばんを使ってたんですね。 http://t.co/NLgdQ5RyRf
2013-07-06 21:21:304年生にもなると、卒業したら働くということも意識されます。単位換算など、日常で使う算術も大事な単元です。 http://t.co/7QTImdQVTj
2013-07-06 21:23:455年生。とても大きな数を扱います。25+8に、 小さく「萬」と書いてあります。これは「25万+8万」ということ。今のカリキュラムからは消えてなくなった「バラ数」という単元です。 http://t.co/RgyyZaOENT
2013-07-06 21:25:485年生の幾何。不思議な問題。図形の面積ですが、辺の長さが書かれていません。これは「自分で測れ」ということ。測量に重点をおいた幾何です。ドイツなんかでは、面積を求める問題の主流はこの形式です。 http://t.co/gTTfK8xxxN
2013-07-06 21:27:585年生、影の計算。影の幾何学は射影概念の導入。6年生になると並行光線じゃない光源も登場します。 http://t.co/5VW0wNLVnA
2013-07-06 21:29:33いよいよ6年生。最後の学年はこれから社会に出る生徒へ向けた内容。ネジなど、工業的な話も登場します。 http://t.co/rsrV9ydh5e
2013-07-06 21:31:14世界を唸らせた伝説の単元その2。 木はどこまで伸びるでしょう。そう、極限です。くどいようですが、小6です。 http://t.co/o5DwElAv3v
2013-07-06 21:33:18今から思えばかなり高度な内容まで、日常的なストーリーになぞらえて学ぶ、そんな伝説の緑表紙教科書。 この表紙のイラストに、ご注目。 http://t.co/DiMrk55T4t
2013-07-06 21:34:586年下巻の最後のページ。 表紙のイラストを題材にした極限の話題、そしてこれは今でいうフラクタルの話。この問題で、緑表紙教科書は締めくくられています。 最後までニクい演出を決めてくる、そんな伝説の教科書でした。 http://t.co/VcKId9d1RH
2013-07-06 21:37:10