黒猫の真相

ハルに伝えた全て。黒猫について、俺の目的。
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かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 女子寮の前。入り口付近で腕を組み、壁に背を預けるようにして訓練後のハルを待っていた。暫くして聞こえてきた後輩らの声。その姿勢のまま顔を上げると、夕日を背にして近付いてくるハルの姿があった。目が合い、手を小さく振る。

2013-07-05 16:44:23
かく@TRPG @enoniiii

@sousakuTL せーのっ! \セイトくんマジストーカー2000%!!/

2013-07-05 16:45:44
ぱる @pulsar29

@enoniiii 訓練の帰り、女子寮の入り口にいたセイトさんと目が合い、軽く顔をこわばらせた後、すぐに笑顔になって手を振り返します。やや片足を引きずり気味でぱたぱたと走り寄り、声をかけます。「こんな所で何されてるんですか?先輩。」

2013-07-05 17:01:00
かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 「よう。足、如何かしたのか?」背中を壁から離し、ハルに近付く。一瞬強張った表情に感情が沈むのを感じた。「件のことで話があってな。後でもいいんだが…ハルの部屋に邪魔してもいいか?」ああ、俺の部屋でもいいけれど。と付け足した。

2013-07-05 17:41:35
ぱる @pulsar29

@enoniiii 「少し痛めただけです。」近づくセイトさんに答えます。問いを聞いて一瞬真顔になってからにっこりと笑顔に戻り、「これからでもよろしいですか?」と返します。「ちょうどいま同室の子が食事当番でいないんです。」とは小声で。

2013-07-05 18:09:24
かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 「そうか。なら今からお邪魔させて貰うとしよう。」女子寮に入るのは久々だ。綺麗な廊下を見て(兵長がいなくてもこの綺麗さを保てるのはやはり女子だな)と思った。(感想)ハルの部屋の前に立つ。「…ハル。」

2013-07-05 18:28:08
ぱる @pulsar29

@enoniiii 「はい、お願いします。」と部屋に向かいながら、隣を歩くセイトさんをこそりと伺います。顔を見ると少し胸が痛い。自室について呼び掛けに、「あ、はい。」と返して扉を開けます。

2013-07-05 18:44:48
かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 「…あ……い…のか?」ぼそぼそと問う。いや、聞こえなかったかもしれない。(俺らしくもない…)俺にしては珍しく葛藤する思いを自己完結させた。「や、なんでもない。邪魔するぞ。」いやー、女子の部屋っていうのは違うな!と茶化した。

2013-07-05 21:34:27
ぱる @pulsar29

@enoniiii ドアを開けているときに微かに耳を震わせた音を聞き取れなくて、横をすり抜けたセイトさんのジャケットの裾を咄嗟に掴んで、「いま、何ておっしゃったんですか。」と問います。(本当に、空気が読めない。)という自己嫌悪には目を瞑って。

2013-07-05 21:49:49
かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 「………いや、あー。如何でもいいことなんだ。」鼻の頭を人差し指でかく。頬に熱が集まる気がした。「俺、部屋に上がってもいいのか…って」ちらりと伺うように視線をハルに向けた。(だってお前は好きな男が…噂とか、たつだろ)

2013-07-05 22:14:40
ぱる @pulsar29

@enoniiii セイトさんから常にない態度と気遣いを感じて、つい笑ってしまいます。(先輩の部屋ではあんな事言ってたのに)「私の壁になって下さるんじゃなかったんですか?部屋に入って頂けないと、お話も聞いてもらえません。」と、くすくす笑いながらベッドと椅子の方を手の平で示します。

2013-07-05 22:36:19
かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 「お、おう。」指された方へ歩を進める体がギクシャクしているのは仕様だ。おい、急に緊張してきたぞ。こんなの聞いてない。「椅子借りる。…一応鍵閉めとくか。」咳払いを一つして、居心地の悪さを打ち消す。足を組んで座った。

2013-07-05 22:47:52
ぱる @pulsar29

@enoniiii 今の件で、妙に気持ちが落ち着いてしまって少し安心します。「はい。」と返してドアの鍵を閉めて、椅子に座ったセイトさんの正面になるよう、ベッドに腰を下ろして背筋を伸ばします。セイトさんの顔を見て、「聞いてこられた…んですよね?」と真剣な顔で問います。

2013-07-05 22:57:21
かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 「おう。酔いどれでな。」腕を組み、ふんっと偉そうに鼻を鳴らす。

2013-07-05 23:03:40
ぱる @pulsar29

@enoniiii その言葉にはつい半眼になって、「内容…覚えてらっしゃいます?」と聞き返します。

2013-07-05 23:09:47
かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 「ああ、もちろん覚えている!忘れられないほど月見酒の味は格別だった…。」うん、うんと頷く。…これではいつもと一緒じゃないか。「ま、真面目に話すな?」アハハハ、と肩を竦めた。

2013-07-05 23:12:05
ぱる @pulsar29

@enoniiii 妙に態度が不審に思えて、「もしかして、すごく話しづらい事なんですか…?」と問いかけます。(だからと言って、話さなくていいですよ、とは言えないのだけれど。)

2013-07-05 23:22:37
かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 「いや、違う。ええと…俺の問題だ。」組んだ足を外し、きちりと座り直した。「そうだな、本題に入ろう。俺が温泉を掘ったその日、クオーレと腹割って話し合ってきた。」

2013-07-05 23:24:52
ぱる @pulsar29

@enoniiii 顔に分からない、と貼り付けながらも、『本題』の言葉に気を引き締めます。「はい。レイチェルさんの件ですよね?」

2013-07-05 23:31:13
かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 「レイチェル……全体の話をするのなら、ティーリオ、カメリアの安全が主題かもしれないな。」思考を巡らせつつ口元を手で覆う。「結論としては、現状では二人の安全は保証されている。また、レイチェルは限りなく黒に近いグレーである。クオーレにも詳細はわからないそうだ。」

2013-07-05 23:35:45
ぱる @pulsar29

@enoniiii セイトさんの言葉に顔をしかめます。「すみません、分かりません…。詳細が分からない状況で、二人の安全が保証されている、というのはどういう事でしょうか?」

2013-07-05 23:42:01
かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 「クオーレは『黒猫』の噂を知っていて、かつレイチェルを疑っていた。現状では、クオーレに何かが起こらない限り一番安全なのでは無いか、ということ。」クオーレが嘘を吐いているとしたら全てが覆るだろうが…俺が見たあの瞳に偽りは無い。

2013-07-05 23:44:29
ぱる @pulsar29

@enoniiii 「クオーレさんがレイチェルさんを監視していた…という事ですか。それで、レイチェルさんをほぼ黒と思っていて…。それは逆に言えば、何か起こるなら、クオーレさんがまず危険という事ですか。」

2013-07-05 23:55:10
かく@TRPG @enoniiii

@pulsar29 「互いに監視し合っている状況とみてほぼ間違いない。」頷く。ハルの言葉に「ああ、そうだろうな。」と肯定した。

2013-07-05 23:56:23
ぱる @pulsar29

@enoniiii 想定していた対象とは違う人物の危険に動揺します。いつもお世話になっているクオーレさん。「それは…どうしたらいいんでしょう。今まで拮抗していた事で安全だったなら下手につつけない…でもクオーレさんを危険なままには…出来ない。」下を向いて唇を噛み、呟きます。

2013-07-06 00:33:33
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