機械との競争

『機械との競争』の読書メモ
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『デジタル化は、一回限りの恩恵をもたらす単発のプロジェクトとは違う。それは創造的破壊の継続的なプロセスであり、新技術と既存技術を組合わせることによって、仕事、職業、ひいては企業のあり方そのものにも深い変化をもたらす。』 #機械との競争

2013-06-20 11:38:38
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1965年、NASAの報告書『人間は非線形処理のできる最も安価な汎用コンピュータ・システムである。しかも重量は70キロ程度しかなく、未熟練の状態から量産することができる』報告書にこんな記述をスラッと書いちゃうあたりはアメリカらしい... #機械との競争

2013-06-20 13:38:46
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『現在のコンピュータがさまざまな能力に秀でているとしても、人間らしさを備えているとはいえない...』人間らしさっていったい何なのだろう?曖昧さ、感情的、直感的... これらを表現できるアルゴリズムなど組めるのだろうか!? #機械との競争

2013-06-20 14:10:57
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『我々は今、新しい病に取り憑かれている。恐らくは読者が名前も聞いたことのないような病だが、今後数年のうちにいやというほど耳にすることになるだろう。それはテクノロジー失業という病気である。』 #機械との競争

2013-06-20 15:23:02
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『 それはテクノロジー失業という病気である。労働力を節約する手段がその労働力の新な活用先を見つけるペースを上回って次々に発見されることがこの病気の原因だ。』 #機械との競争

2013-06-20 15:24:00
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↓これは1930年のジョン・メイナード・ケインズの近未来予想だ.. 勿論、文中に出てくる『テクノロジー失業』はコンピュータによる技術の進化を意図しているものではない。おおよそ100年前から、現代と同じ懸念が存在していた。もしかしたら、100年後も同じかもしれない。 #機械との競争

2013-06-20 15:30:48
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ケインズの予測もしかり、経済学者の予測は昔から『同じ議論と予測の堂々巡り』なのかもしれない。デジャブ感がハンパじゃない... #機械との競争

2013-06-20 15:51:54
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ノーベル経済学賞、ロバート・ソロー『人々がより一生懸命働くから経済は成長するのではない、よりスマートに働くから成長するのだ』■ 生産性の向上は価値の創造に『レバレッジ効果』をもたらすということか... #機械との競争

2013-06-26 18:37:52
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政府部門の生産性向上は『非農業部門の生産性を計る統計』には含まれない。含まれるのは民間部門のみ。無料ウェブ・サービスを多くの人が多くの時間を費やし楽しんている。そして多くの価値を産み出し生産性向上にも貢献している。だがGDP等の統計には僅かしか反映されていない。 #機械との競争

2013-06-26 18:58:32
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ウェブ・サービスは無料が基本、ある種それはネットが持つ文化でもある。GDPは『その国で産み出された付加価値の合計』だが、無料ウェブ・サービスで産み出された多くの付加価値は『全て無料で取引される』ので統計には反映されていない。無料で産み出される価値の統計も必要。 #機械との競争

2013-06-26 19:12:45
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考えてみれば、無料ウェブ・サービスで生まれる付加価値だけでなく、ボランティア活動なども統計に表れない付加価値だ... 根本的に『付加価値の合計を指し示す統計』を見直す必要があるように感じる。もはやGDPは不完全過ぎる。 #機械との競争

2013-06-26 19:25:15
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統計に表れない『隠れた付加価値』の総量はIT革命以後、爆発的に増えている。 #機械との競争

2013-06-26 20:00:15
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『端的に言って、中間層の労働者はテクノロジーとの競争に負けつつある...』テクノロジーの進歩・生産性の向上が中間層の仕事を奪いつつある。それはIT化であり、オフショア化が原因。 #機械との競争

2013-06-26 20:18:22
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2000年~2010年のアメリカにおける雇用の伸びは、ほぼゼロ。《正直、驚きの統計結果》90年代ですら20%台であった。GDP《総額と1人あたり共に》は伸び、雇用と所得の中央値は横這い《もしくは減少》... この統計を見る限りIT革命との因果関係は深そうに思える。 #機械との競争

2013-06-26 20:35:31
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この結果を見ると先進国の中間層・ホワイトカラーは急速に競争力が失われていることが明白だ。要因は『IT化による生産性の向上』と競技者人口の増加《オフショア化が進行し、大勢の新興国の人達がゲームに参加しだした》により供給過多になった。競技場はフラットになったのだ。 #機械との競争

2013-06-26 20:47:52
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ムーアの法則が働くのは一回限りではなく、指数関数的に加速することを忘れてはいけない。 #機械との競争

2013-07-01 20:54:20
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技術革新がもたらす勝ち組と負け組の定義 ①スキルの高い者 vs スキルの低い者 ②スーパースター vs 普通の人 ③資本家 vs 労働者 #機械との競争

2013-07-01 21:05:29
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スキルの高い労働者に対する相対需要の増加は、技術の進歩とりわけデジタル技術の進歩と密接に相関すると報告されている。これが、『スキル偏重型技術革新・SBTC』と呼ばれる所以である。 #機械との競争

2013-07-02 23:15:01
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『1800年にはアメリカ人の約90%が農業に従事していた。1900年にはそれが41%に、2000年にはわずか2%になっている』この数字は労働生産性向上の結果であり、雇用の移転が進んだ結果。だけど、グローバル化とテクノロジー化で、労働者の新規移転問題が顕在化している。#機械との競争

2013-07-04 22:23:32
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ここ10年間、需要が最も落ち込んでいるのは、スキル分布の中間層なのである。最もスキルの高い労働者が高い報酬を得る一方で、意外なことに、最もスキルの低い労働者は、中間的なスキルの労働者ほど需要減に悩まされていない。この動向には、労働需要の二極化現象が反映されている。 #機械との競争

2013-07-04 22:37:04
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モラベックのパラドックス = 体の動きと知覚をうまく組み合わせる必要のある肉体労働は、基本的な情報処理よりはるかに自動化しにくい。 #機械との競争

2013-07-04 22:44:35
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労働人口のうち情報処理的な仕事に携わる60%に直接的影響を及ぼすだけでなく、残り40%も次第に浸食しつつある。チェス盤の残り半分を進むにつれて、テクノロジーのパワーは倍々ゲームで強化され、その用途は飛躍的に拡大し、職業や雇用に影響を与えずにはおかない。 #機械との競争

2013-07-04 23:09:32
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したがって、スキルの面でも、社会制度や産業の面でも、後れを取り戻すべく努力しなければならない。さもないと、この先もっと多くの労働者がテクノロジー失業に直面することになるだろう。 #機械との競争

2013-07-04 23:13:11
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テクノロジーの進歩は人々を不幸にする悪なのか?それとも、人々を労働から開放する善なのか? #機械との競争

2013-07-04 23:18:02
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文明がこれまでに成し遂げた最も偉大な功績は、機械を人間の主人ではなく奴隷にしたことである。ハブロック・エリス #機械との競争 ポップアップやノーティスが他の作業中にも関わらず、容赦なしに作業の邪魔をする... これって機械に命令されている気分になる... orz

2013-07-04 23:41:20