低線量被曝に対する一考

apodemus @tenteisama

自然放射線量が高い地域（インド、ケララ、年間 10〜12 mSv）のミトコンドリアゲノムの変異を調べた論文を見つけた。PNAS, 2002 http://t.co/9TpzAgamk5

apodemus @tenteisama

ケララに住んでいる人のミトコンドリアゲノムは、他の地域に比べて、有意に多く点変異が存在していたらしい。ミトコンドリアは母系遺伝で、子供にも遺伝する。

apodemus @tenteisama

ミトコンドリアは細胞にとってエネルギープラントであり、ミトコンドリアゲノム（設計図）に変異が入ると、エネルギーの産生量が減ることがある。

apodemus @tenteisama

細胞のエネルギー産生のバランスが崩れると、ガンが発生することが最近分かってきていて、変異が入るミトコンドリアゲノム上の遺伝子によって、ガンの種類も変わってくるらしい。http://t.co/kgWZMn1u1k

apodemus @tenteisama

「直ちに健康に影響がない」と言うが、子供、孫のことを考えると、やはり放射性物質には気をつけた方が良いと思う。政府の基準は近視的ではないか。「年間 20 ミリシーベルトの基準について」http://t.co/BP0d7k5PR8

apodemus @tenteisama

ミトコンドリアゲノムの塩基配列の変異は、糖尿病、心筋梗塞をも引き起こすことが解明されつつある。そういえば、チェルノブイリ事故以降、地域住民の心筋梗塞が増えた感があるという現地の医者の証言もあった。（「チェルノブイリの惨事」ベラ・ベルオーク/ロジェ・ベルオーク著）

apodemus @tenteisama

いずれにせよ、枝野氏が「直ちに影響がない」と言っていたように、晩発性の疾患ばかりだから、厄介だ。

apodemus @tenteisama

http://t.co/UMa68wIDA7インド、ケララ地方の年間自然放射線量はＣＴの1shot分くらい。