【なつのロケットと】 「３６０００キロの瞳」を巡る魂の叫び 【花火と僕と夏休み】

加藤AZUKI @azukiglg

#竹の子書房 ●【３６０００キロの瞳】楠原笑美（epub/250円/ラノベ） http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT 宇宙を目指す全てのお父さんと、僕と花火とロケットの夏を描いた物語。

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#竹の子書房 の今月の新刊は、宇宙でしたヽ(´∇｀)ノ 宇宙というかロケット。ロケットの夏。戦争（終戦）と小学生とロケットは、そろそろ夏の季語に入れてもいいんじゃないかという気がする http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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で、この「36000キロの瞳」は1992年に書かれたもので、20代前半の初々しい……というか、まだ実話怪談作家デビューした直後くらいの頃。もしかしたらラノベ作家になってたかもしれないｗ http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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当時、よくつるんでいた作家さんと、「我々は文系なので宇宙開発とかに寄与する事はあまりないんだけど、せめて理系の人達が元気出るものを作ろう！」と意気投合した流れの中で生まれた作品で http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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小学生で夏休みでロケットで――と言ったら、あさりよしとお先生の名作「なつのロケット」http://t.co/fr4NdNwpyQ がある。これは小学生５人組がモデルロケットを飛ばす話 http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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なつのロケット団と言えば「宇宙に本当に行きたい人のためのロケット開発入門: なつのロケット団 活動まとめ」http://t.co/YAh1RIs78l も、８月の終わりには出るらしい。 http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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「なつのロケット」はあさり先生で、もうひとつ「夏のロケット」http://t.co/vKf2x4kz4y というのがある。こちらは川端裕人先生。タイトルは似てますが別の話です。 http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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本作「36000キロの瞳」は小学生がロケットを作る、という話ではないです。どちらかというと、ロケットを作っているお父さんの息子さんのお話。 http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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夏休み、じりじりと宿題をやりながら、仕事で忙しいお父さんと花火大会に行けるのを楽しみにしている小学三年生が主人公。宿題のテーマは僕のお父さん。http://t.co/or5zgAfB4l http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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物語はこの書きかけて放りだした夏休みの宿題から始まる。主人公・松下桃郷のお父さんは「ロケットを作ってる人」で、それを仕事にしている人。http://t.co/or5zgAfB4l http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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CAMUIロケットの永田晴紀先生@nagataharunori や植松電気の植松努専務 https://t.co/Q0QNYlrz7x 辺りにお子さんがいるとしたら、みたいな感じ。 http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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大人がやっている事を子供にも見せたい、背中を追いかけてきて貰いたいという願望はどんな分野の人にもあるんじゃないかと思うんだけど、そのためにはかっこいい背中を見せなきゃね、と。 http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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原理がとか、理念がとか、技術がとか、意義がとか、そういうのはたぶん小学生に専門用語使って真顔で説明してもたぶん通じないｗんじゃあ、どういうのだったら通じるだろうか http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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てなことを考えていて「お父さんスゲー！カッケー！」と、小学生に尊敬して貰えるような「お父さんの仕事」を描いてみたくて、1992年に書いたのが本作「36000キロの瞳」です。 http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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初出時、27年後の未来を舞台にしたんだけど、あれから20年以上経って当時想定してた時代まであと数年、ってところまで来た。27年経っても軌道エレベータはまだ遠く、ロケットは今も作ってる。 http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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今もロケット作りを現在進行形で頑張ってるお父さん達はいるわけで、あの頃「27年後くらいには小学生でも月着陸船を自作できてる！」とか書かなくて本当に良かったな、と今は胸を撫で下ろしていますｗ http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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この話を書くときに色々参考にさせていただいた宇宙開発の先人というのは、たぶんもう現役を離れて久しいか下手すると亡くなってる(´Д`)ので、その人達に「どうですか！」と見て頂くことは叶わない http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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ただ、今は現在進行系で「ロケットを作ってるお父さん達」がいっぱいいる。ので、そういうお父さん達へのささやかなエールになればいいな、と真剣に思っています http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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そんなわけで「子供に背中を見せられる仕事をしていますか？」っていうのと、「お父さんの背中を見たことはありますか？」っていうのが、たぶん本作のテーマです。 http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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まあ、宇宙開発、ロケット作り、それに限らず世の中には色々な「頑張らないと回らない仕事」があり、何をどう頑張ってるのかは門外漢にはほとんど伝わらない(´Д`)ﾉ http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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そうなんだけど、「実は結構凄いことやってたんだよ」とか「俺の父ちゃん凄かったんだな」とか、そういうのをどうにかして父ちゃん達に伝えたかったし、ちゃんと伝わってる、というのを見せてみたかった http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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ロケットに限らず原発の中の人達とか自衛隊の中の人達とか「こんなに頑張ってるのに」が伝わりにくい今の世の中だからこそ、「ちゃんと伝わってる」を描いた作品がひとつくらいあってもいいかな、と http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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そういうわけで、 #竹の子書房 の新刊「36000キロの瞳」はどうあっても読んでほしい7月イチオシの一冊です。 http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT

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これでAmazonに保存されて、もうちょっとしたら国会図書館にも恒久保存されるようになるかと思うと、それだけで胸熱です。よかったな、ガキだった頃の自分！と20ン年前の自分に伝えてやりたいｗ http://t.co/d2jOxDhrTv http://t.co/ubA8dEhpPT